有価証券報告書-第47期(2023/04/01-2024/03/31)

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2024/06/26 10:41
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155項目

(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が解除されたことを背景に社会経済活動の正常化が進み、緩やかな回復基調で推移しました。
しかしながら、日本銀行の金融緩和政策の変更による金利上昇や為替相場の変動、エネルギー・原材料価格の高騰を背景とした物価上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
消費者金融業界におきましては、引き続き大手各社における新規成約件数が前年同期比で増加し、営業貸付金残高が拡大しております。また、利息返還請求については、外部環境の変化等の影響を受けやすく、一定の留意は必要なものの、着実に減少しております。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、効率性を重視した広告宣伝費の投下や、お客様視点でのUI/UXの追求により、営業債権残高及びトップラインの成長を目指しております。また、引き続きIT人材への投資によるDX及び内製化の推進により、コストの最適化と利益水準の向上に努めてまいります。
(金額単位:百万円)
前連結
会計年度
当連結
会計年度
前期比
増減額増減率(%)
営業収益144,152163,10918,95713.2
営業貸付金利息83,23095,40012,16914.6
信用購入あっせん収益23,15826,2903,13213.5
信用保証収益17,03019,4082,37814.0
その他の営業収益20,73222,0101,2776.2
営業費用120,427142,04521,61818.0
営業利益23,72421,064△2,660△11.2
経常利益24,42822,067△2,360△9.7
親会社株主に帰属する当期純利益22,34321,818△524△2.3
総資産経常利益率(ROA)2.4%1.9%△0.5pt
自己資本当期純利益率(ROE)13.5%11.7%△1.8pt

当連結会計年度における当社グループの営業収益は163,109百万円(前期比13.2%増)となりました。その主な内訳といたしましては、無担保ローンを中心に営業貸付金残高が増加したことにより営業貸付金利息が95,400百万円(前期比14.6%増)となったほか、包括信用購入あっせん収益が21,625百万円(前期比5.4%増)、信用保証収益が19,408百万円(前期比14.0%増)となっております。
営業費用につきましては、21,618百万円増加の142,045百万円(前期比18.0%増)となりました。その主な要因といたしましては、新規成約件数の増加に起因して、広告宣伝費が912百万円増加の17,788百万円(前期比5.4%増)、貸倒引当金繰入額が52,546百万円(前期比45.9%増)となったことなどによるものであります。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの営業利益は21,064百万円(前期比11.2%減)、経常利益は、22,067百万円(前期比9.7%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、非支配株主に帰属する当期純損失316百万円計上した結果、21,818百万円(前期比2.3%減)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
(アイフル株式会社)
[ローン事業]
ローン事業につきましては、テレビCMやWEB広告を活用した効果的かつ効率的な広告戦略のほか、デジタル分野の内製化を通じて公式サイトやスマホアプリ、申込フォームの改善等にスピーディに対応するなど、UI/UXの強化と顧客満足度の向上に継続的に取り組み、新規成約件数や営業貸付金残高の増加に努めております。
その結果、当連結会計年度における当社の無担保ローン新規成約件数は、33万8千件(前期比12.4%増)、成約率は35.9%(前期比4.0ポイント増)となりました。
また、当連結会計年度末における無担保ローンの営業貸付金残高は548,554百万円(前期末比11.9%増)、有担保ローンの営業貸付金残高は1,836百万円(前期末比26.6%減)、事業者ローンの営業貸付金残高は12,522百万円(前期末比21.9%増)、ローン事業全体の営業貸付金残高は562,913百万円(前期末比11.9%増)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金5,126百万円が含まれております。)。
[信用保証事業]
信用保証事業につきましては、個人及び事業者の与信ノウハウや独立系の強みを活かし、保証残高拡大に向けた商品の多様化や新規保証提携の推進に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度末における個人向けローンの支払承諾見返残高は162,266百万円(前期末比14.1%増)、事業者向けローンの支払承諾見返残高は56,193百万円(前期末比32.6%増)となりました。
なお、事業者向けローンの支払承諾見返残高のうち1,415百万円はAGビジネスサポート株式会社への保証によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度における当社の営業収益は103,867百万円(前期比17.4%増)、営業利益は24,339百万円(前期比27.2%増)、経常利益は27,147百万円(前期比15.7%減)、当期純利益は24,998百万円(前期比19.4%減)となりました。
(ライフカード株式会社)
[包括信用購入あっせん事業]
包括信用購入あっせん事業につきましては、新規提携・タイアップカードの発行やプロパーカードのデザイン刷新、お客様のニーズに応じたアプリ機能の追加や特典のリニューアル、積極的な広告展開により新規会員の獲得及び稼働会員数の向上に努めております。
その結果、当連結会計年度における取扱高は741,515百万円(前期比4.0%増)、当連結会計年度末における包括信用購入あっせん事業に係る割賦売掛金残高は111,725百万円(前期末比4.2%増)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった割賦売掛金6,036百万円が含まれております。)。
[カードキャッシング事業]
カードキャッシング事業における、当連結会計年度末の営業貸付金残高は22,708百万円(前期末比2.5%減)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金1,751百万円が含まれております。)。
[信用保証事業]
信用保証事業につきましては、個人及び事業者の与信ノウハウや独立系の強みを活かし、保証残高拡大に向けた商品の多様化や新規保証提携の推進に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度末における個人向けローンの支払承諾見返残高は28,034百万円(前期末比1.0%増)、事業者向けローンの支払承諾見返残高は1,534百万円(前期末比21.6%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度におけるライフカード株式会社の営業収益は37,669百万円(前期比5.5%増)、営業利益は816百万円(前期比35.9%減)、経常利益は947百万円(前期比33.3%減)、当期純利益は363百万円(前期比60.1%減)となりました。
(その他)
当連結会計年度における報告セグメントに含まれない連結子会社6社(AIRA & AIFUL Public Company Limited、AGビジネスサポート株式会社、AG債権回収株式会社、AGキャピタル株式会社、AGペイメントサービス株式会社、AGメディカル株式会社)の営業収益は26,869百万円(前期比30.6%増)、営業損失は1,716百万円(前期は1,976百万円の営業利益)、経常損失は1,686百万円(前期は2,044百万円の経常利益)、当期純損失は2,377百万円(前期は1,958百万円の当期純利益)となりました。
なお、2024年1月1日付でAGミライバライ株式会社は、AGギャランティー株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅しております。また、同日にAGギャランティー株式会社はAGペイメントサービス株式会社に商号変更しております。
(2) 財政状態
当連結会計年度末における資産は、前期末に比べ195,888百万円増加の1,266,374百万円(前期末比18.3%増)となりました。増加の主な要因は、営業貸付金94,907百万円、割賦売掛金31,194百万円増加などの営業債権が増加したことなどによるものであります。
負債につきましては、前期末に比べ174,070百万円増加の1,064,962百万円(前期末比19.5%増)となりました。増加の主な要因は、社債及び借入金などの資金調達関連が103,669百万円増加したことなどによるものであります。
純資産につきましては、前期末に比べ21,818百万円増加の201,412百万円(前期末比12.1%増)となりました。増加の主な要因は、利益剰余金の増加などによるものであります。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
(アイフル株式会社)
当連結会計年度末における資産は、営業貸付金残高の増加を主な要因として前期末に比べ150,435百万円増加の985,303百万円(前期末比18.0%増)となりました。負債につきましては、社債及び借入金などの資金調達関連の増加により前期末に比べ125,872百万円増加の820,080百万円(前期末比18.1%増)、純資産につきましては、前期末に比べ24,562百万円増加の165,222百万円(前期末比17.5%増)となりました。
(ライフカード株式会社)
当連結会計年度末における資産は、前期末に比べ28,991百万円増加の245,296百万円(前期末13.4%増)となりました。負債につきましては、前期末に比べ38,502百万円増加の203,324百万円(前期末比23.4%増)、純資産につきましては、前期末に比べ9,510百万円減少の41,972百万円(前期末比18.5%減)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前期末に比べ、14,048百万円増加の51,934百万円(前期末比37.1%増)となりました。当連結会計年度における、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
当連結会計年度における、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは74,208百万円の支出(前期比5.1%増)となりました。これは主に、営業貸付金や割賦売掛金などの債権の増加による資金の減少などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは12,762百万円の支出(前期比42.6%増)となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは100,929百万円の収入(前期比29.1%増)となりました。これは主に、社債の発行及び借入金などによる収入が返済による支出を上回ったことなどによるものであります。
③営業実績
ア.当社グループの営業実績
(ア) 営業店舗数及びATM台数
区分前連結会計年度
(2023年3月31日)
当連結会計年度
(2024年3月31日)
店舗数(店)890851
営業店舗(有人)7375
営業店舗(無人)817776
ATM台数(台)188,115196,020
当社グループ分269
提携分187,846196,020

(イ) 営業収益の内訳
セグメント
の 名 称
項目前連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
アイフル
株式会社
営業貸付金利息無担保ローン66,27446.074,75345.8
有担保ローン2810.22100.1
事業者ローン1,0400.71,3590.9
67,59646.976,32346.8
包括信用購入あっせん収益20.020.0
個別信用購入あっせん収益10.010.0
信用保証収益12,4478.714,3978.8
その他の金融収益00.000.0
その他の営業収益償却債権取立益6,3574.46,1283.8
その他1,8881.32,3771.4
8,2465.78,5055.2
小計88,29461.399,23160.8
ラ イ フ
カ ー ド
株式会社
営業貸付金利息無担保ローン3,5342.43,5672.2
有担保ローン00.000.0
事業者ローン1190.11540.1
3,6532.53,7212.3
包括信用購入あっせん収益20,50614.221,62213.2
個別信用購入あっせん収益00.000.0
信用保証収益1,8421.31,9081.2
その他の金融収益10.010.0
その他の営業収益償却債権取立益5170.45630.3
その他8,8286.19,2535.7
9,3456.59,8176.0
小計35,34924.537,07122.7

セグメント
の 名 称
項目前連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
そ の 他営業貸付金利息無担保ローン6,3354.47,4014.5
有担保ローン1,6671.22,4111.5
事業者ローン3,9772.75,5423.4
11,9808.315,3559.4
個別信用購入あっせん収益2,6481.84,6632.9
信用保証収益2,7411.93,1021.9
その他の金融収益30.060.0
その他の営業収益営業投資有価証券売上高1790.12720.2
買取債権回収益1,0940.81,3410.8
償却債権取立益6130.47360.5
その他1,2470.91,3270.8
3,1352.23,6782.3
小計20,50814.226,80616.5
合計144,152100.0163,109100.0

(注)1.セグメント区分は、セグメント情報の区分と同一であります。
2.ライフカード株式会社における「その他の営業収益」の「その他」は、カード会費収入等であります。
イ.当社グループの「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」に基づく記載項目
(ア) 営業貸付金残高の内訳
a.貸付金種別残高
貸付種別前連結会計年度
(2023年3月31日)
当連結会計年度
(2024年3月31日)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
平均約定
金利(%)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
平均約定
金利(%)
消費者向
無担保
(住宅向を除く)
1,582,58897.3550,64784.915.701,666,57497.1614,13183.115.61
有担保
(住宅向を除く)
1,3810.12,0310.36.769890.11,4590.26.90
住宅向
小計1,583,96997.4552,67885.215.671,667,56397.2615,59183.315.59
事業者向
貸付41,9062.696,08114.813.2748,8262.8123,08516.713.06
手形割引
小計41,9062.696,08114.813.2748,8262.8123,08516.713.06
合計1,625,875100.0648,760100.015.311,716,389100.0738,676100.015.17

(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前連結会計年度34,531百万円、当連結会計年度29,539百万円)を含めて記載しております。
b.業種別貸付金残高
業種別前連結会計年度
(2023年3月31日)
当連結会計年度
(2024年3月31日)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
製造業2,4930.25,9370.92,7190.16,8200.9
建設業12,8920.823,0723.615,2100.929,2494.0
電気・ガス・熱供給・
水道業
5160.01,3390.25780.01,6920.2
運輸・通信業2,6570.25,4970.93,1650.27,0881.0
卸売・小売業・飲食店7,2690.417,0572.68,0880.520,2942.8
金融・保険業720.0740.0970.01460.0
不動産業1,3040.15,3030.81,5870.17,9331.1
サービス業6,0620.413,1142.06,9690.415,8632.1
個人1,583,96997.4552,67885.21,667,56397.2615,59183.3
その他8,6410.524,6833.810,4130.633,9954.6
合計1,625,875100.0648,760100.01,716,389100.0738,676100.0

(注)1.無担保ローン及び消費者向けの有担保ローンにつきましては、「個人」に含めて記載しております。
2.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前連結会計年度34,531百万円、当連結会計年度29,539百万円)を含めて記載しております。
c.担保種類別残高
担保種類別前連結会計年度
(2023年3月31日)
当連結会計年度
(2024年3月31日)
残高(百万円)構成比(%)残高(百万円)構成比(%)
有価証券
(うち株式)

(―)

(―)

(―)

(―)
債権
(うち預金)
13,654
(1)
2.1
(0.0)
19,319
(1)
2.6
( 0.0)
商品
不動産12,3251.916,0802.2
財団
その他
25,9794.035,3994.8
保証39,0596.049,8026.7
無担保583,72190.0653,47488.5
合計648,760100.0738,676100.0

(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前連結会計年度34,531百万円、当連結会計年度29,539百万円)を含めて記載しております。
d.期間別貸付金残高
期間別前連結会計年度
(2023年3月31日)
当連結会計年度
(2024年3月31日)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
リボルビング1,542,56794.9553,76985.41,632,33195.1632,55485.6
1年以下1,3320.14,7890.71,0930.14,1500.6
1年超5年以下20,9361.325,5473.920,9091.233,0874.5
5年超10年以下60,7023.760,9119.461,6393.663,7528.6
10年超15年以下1840.01,3730.22590.02,5100.4
15年超20年以下960.01,1960.21010.01,4340.2
20年超25年以下390.08910.1380.08850.1
25年超190.02800.1190.03020.0
合計1,625,875100.0648,760100.01,716,389100.0738,676100.0
1件当たりの平均期間6.82年6.98年

(注)1.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前連結会計年度34,531百万円、当連結会計年度29,539百万円)を含めて記載しております。
2.1件当たりの平均期間にはリボルビング契約を含んでおりません。
(イ) 信販事業における部門別取扱高
部門別前連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
金額(百万円)金額(百万円)
包括信用購入あっせん713,038
(711,463)
741,515
(739,996)

(注)1.取扱高の主な内容及び範囲は、次のとおりであります。
包括信用購入あっせん………………クレジットカードによるあっせん取引
(範囲)アドオン方式:クレジット対象額+顧客手数料
リボルビング方式:クレジット対象額
2.( )内は、元本取扱高であります。
3.取扱高には消費税等が含まれております。
(ウ) 信販事業におけるクレジットカード発行枚数
区分前連結会計年度
(2023年3月31日)
当連結会計年度
(2024年3月31日)
クレジットカード(発行枚数)(枚)5,141,8225,051,771

(注) 発行枚数は、連結会計年度末における有効会員数であります。
(エ) 信販事業における部門別信用供与件数
部門別前連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
包括信用購入あっせん(件)478,373465,110

(注) 包括信用購入あっせんにおける「信用供与件数」は、クレジットカードの期中新規発行枚数であります。
(オ) 資金調達の内訳
借入先等前連結会計年度
(2023年3月31日)
当連結会計年度
(2024年3月31日)
残高
(百万円)
平均調達金利
(%)
残高
(百万円)
平均調達金利
(%)
金融機関等からの借入404,7591.27485,7361.20
その他156,4760.74179,1690.84
社債・CP57,0000.8280,0000.93
合計561,2361.12664,9051.10
自己資本274,247303,517
資本金・出資額94,02894,028

(注)1.「自己資本」は、資産の合計額より負債及び非支配株主持分の合計額並びに配当金の予定額を控除し、引当金(特別法上の引当金を含む)の合計額を加えた額を記載しております。
2.「平均調達金利」は、連結会計年度末の借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
ウ.当社の営業実績
(ア) 営業店舗数及びATM台数
区分前事業年度
(2023年3月31日)
当事業年度
(2024年3月31日)
店舗数(店)840801
営業店舗(有人)2325
営業店舗(無人)817776
ATM台数(台)100,232101,219
自社分249
提携分99,983101,219

(イ) 営業収益の内訳
項目前事業年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
当事業年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
営業貸付金利息無担保ローン66,27474.974,75372.0
有担保ローン2810.32100.2
事業者ローン1,0401.21,3591.3
小計67,59676.476,32373.5
その他の金融収益00.000.0
その他の営業収益償却債権取立益6,3577.26,1285.9
信用保証収益12,44714.114,39713.9
その他2,0482.37,0176.7
小計20,85223.627,54326.5
合計88,449100.0103,867100.0


エ.当社の「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」に基づく記載項目
(ア) 営業貸付金増減額及び残高
項目前事業年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
当事業年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
件数(件)金額(百万円)件数(件)金額(百万円)
期首残高980,330461,8841,115,186502,874
期中貸付6,048,251235,0577,012,561275,780
期中回収10,822,820175,38012,734,428195,656
破産更生債権等振替額1,5157221,606779
貸倒損失額53,39617,96367,57219,305
期末残高1,115,186502,8741,256,048562,913

(注)1.期中貸付及び期中回収の件数は取引件数を示しているため、件数の加減算の結果は期末残高の件数と一致いたしません。
2.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度7,427百万円、当事業年度5,126百万円)を含めて記載しております。
(イ) 営業貸付金残高の内訳
a.貸付金種別残高
貸付種別前事業年度
(2023年3月31日)
当事業年度
(2024年3月31日)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
平均約定
金利(%)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
平均約定
金利(%)
消費者向
無担保
(住宅向を除く)
1,103,54599.0490,09697.515.111,243,59799.0548,55497.414.96
有担保
(住宅向を除く)
1,3400.12,0300.46.769520.11,4580.36.89
住宅向
小計1,104,88599.1492,12697.915.071,244,54999.1550,01397.714.94
事業者向
貸付10,3010.910,7482.113.8211,4990.912,8992.313.75
手形割引
小計10,3010.910,7482.113.8211,4990.912,8992.313.75
合計1,115,186100.0502,874100.015.051,256,048100.0562,913100.014.92

(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度7,427百万円、当事業年度5,126百万円)を含めて記載しております。

b.業種別貸付金残高
業種別前事業年度
(2023年3月31日)
当事業年度
(2024年3月31日)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
製造業3230.03340.13420.03790.1
建設業4,9750.55,2681.15,5740.56,4181.1
電気・ガス・熱供給・水道業10.000.010.000.0
運輸・通信業7660.17330.18910.19540.2
卸売・小売業・飲食店500.01410.0400.01230.0
金融・保険業640.0550.0850.0880.0
不動産業1660.02970.11660.02810.1
サービス業1860.01980.01930.02150.0
個人1,104,88599.1492,12697.91,244,54999.1550,01397.7
その他3,7700.33,7170.74,2070.34,4370.8
合計1,115,186100.0502,874100.01,256,048100.0562,913100.0

(注)1.無担保ローン及び消費者向けの有担保ローンにつきましては、「個人」に含めて記載しております。
2.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度7,427百万円、当事業年度5,126百万円)を含めて記載しております。
c.男女別・年齢別消費者向無担保ローン残高
男女別・年齢別前事業年度
(2023年3月31日)
当事業年度
(2024年3月31日)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
男性20才~29才229,84320.879,79016.3250,02120.184,51215.4
30才~39才186,70816.996,20319.6207,74716.7106,78419.4
40才~49才144,99513.190,37018.4161,23913.0100,14018.3
50才~59才117,66310.775,18615.4132,50810.784,00015.3
60才以上66,6836.131,9236.573,6495.934,9996.4
小計745,89267.6373,47476.2825,16466.4410,43874.8
女性20才~29才115,09910.433,3926.8133,21810.738,6647.1
30才~39才74,8606.824,5055.089,9847.230,0895.5
40才~49才73,5206.725,9965.384,5796.830,3005.5
50才~59才63,0895.722,9534.774,4046.027,5935.0
60才以上31,0852.89,7732.036,2482.911,4692.1
小計357,65332.4116,62223.8418,43333.6138,11625.2
合計1,103,545100.0490,096100.01,243,597100.0548,554100.0

(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度6,017百万円、当事業年度4,147百万円)を含めて記載しております。
d.担保種類別残高
担保種類別前事業年度
(2023年3月31日)
当事業年度
(2024年3月31日)
残高(百万円)構成比(%)残高(百万円)構成比(%)
有価証券
(うち株式)

(―)

(―)

(―)

(―)
債権
(うち預金)

(―)

(―)

(―)

(―)
商品
不動産2,5020.51,8360.3
財団
その他
2,5020.51,8360.3
保証4760.14720.1
無担保499,89499.4560,60499.6
合計502,874100.0562,913100.0

(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度7,427百万円、当事業年度5,126百万円)を含めて記載しております。
e.貸付金額別残高
貸付金額別前事業年度
(2023年3月31日)
当事業年度
(2024年3月31日)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
無担保
ローン
10万円以下247,89822.211,1922.2278,17822.112,2812.2
10万円超
20万円以下
127,61811.519,5423.9145,34611.622,3103.9
20万円超
30万円以下
137,51112.335,3187.0157,86112.640,6107.2
30万円超
40万円以下
107,1789.637,7697.5120,5729.642,4367.5
40万円超
50万円以下
214,51019.3100,23619.9250,33919.9117,04420.8
50万円超
100万円以下
159,79914.3120,87824.1171,10213.6129,31923.0
100万円超109,0319.8165,15832.9120,1999.6184,55232.8
小計1,103,54599.0490,09697.51,243,59799.0548,55497.4
有担保
ローン
100万円以下7420.13140.05290.12260.0
100万円超
500万円以下
6250.01,4130.34430.09920.2
500万円超
1,000万円以下
630.04260.1480.03240.1
1,000万円超
5,000万円以下
200.03480.1170.02930.1
5,000万円超
1億円以下
1億円超
小計1,4500.12,5020.51,0370.11,8360.4
事業者
ローン
100万円以下6,6530.63,8130.76,9430.54,0990.7
100万円超
200万円以下
2,8120.24,3730.93,4490.35,4701.0
200万円超7260.12,0880.41,0220.12,9510.5
小計10,1910.910,2752.011,4140.912,5222.2
合計1,115,186100.0502,874100.01,256,048100.0562,913100.0

(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度7,427百万円、当事業年度5,126百万円)を含めて記載しております。

f.期間別貸付金残高
期間別前事業年度
(2023年3月31日)
当事業年度
(2024年3月31日)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
リボルビング1,043,54393.6437,47887.01,183,32994.2495,74488.1
1年以下4050.01740.04640.01570.0
1年超5年以下13,7551.28,7131.713,7061.18,9161.6
5年超10年以下57,3175.255,87311.158,4124.757,55910.2
10年超15年以下930.02660.1780.02160.1
15年超20年以下560.02230.1420.01840.0
20年超25年以下50.0240.050.0230.0
25年超120.01190.0120.01110.0
合計1,115,186100.0502,874100.01,256,048100.0562,913100.0
1件当たりの平均期間7.36年7.40年

(注)1.1件当たりの平均期間にはリボルビング契約を含んでおりません。
2.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度7,427百万円、当事業年度5,126百万円)を含めて記載しております。
g.貸付金利別残高
貸付金利別前事業年度
(2023年3月31日)
当事業年度
(2024年3月31日)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
件数
(件)
構成比
(%)
残高
(百万円)
構成比
(%)
無担保
ローン
年利15.0%以下290,81226.1240,80347.9325,34025.9269,08547.8
年利15.0%超16.0%以下3,7780.42,0910.44,0110.42,4000.5
年利16.0%超17.0%以下7,4890.74,5340.97,7990.64,5340.8
年利17.0%超18.0%以下795,54771.3240,19047.8901,60771.8270,51048.1
年利18.0%超19.0%以下330.0440.0280.0370.0
年利19.0%超20.0%以下470.0580.0370.0460.0
年利20.0%超21.0%以下260.0400.0240.0350.0
年利21.0%超22.0%以下2050.02260.11650.01810.0
年利22.0%超23.0%以下1310.01160.01050.0920.0
年利23.0%超24.0%以下1990.01530.01760.01300.0
年利24.0%超25.0%以下3620.02640.12950.02170.0
年利25.0%超4,9160.51,5720.34,0100.31,2810.2
小計1,103,54599.0490,09697.51,243,59799.0548,55497.4
有担保
ローン
年利13.0%以下1,2270.12,1210.48870.11,5540.3
年利13.0%超14.0%以下220.0940.0170.0830.0
年利14.0%超15.0%以下1520.01940.11030.01410.1
年利15.0%超16.0%以下50.0210.040.0140.0
年利16.0%超17.0%以下10.010.010.010.0
年利17.0%超18.0%以下40.050.030.030.0
年利18.0%超390.0640.0220.0390.0
小計1,4500.12,5020.51,0370.11,8360.4
事業者
ローン
年利15.0%以下6,5920.68,4871.77,9990.610,8281.9
年利15.0%超28.0%以下3,5990.31,7870.33,4150.31,6930.3
年利28.0%超29.0%以下
年利29.0%超
小計10,1910.910,2752.011,4140.912,5222.2
合計1,115,186100.0502,874100.01,256,048100.0562,913100.0

(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度7,427百万円、当事業年度5,126百万円)を含めて記載しております。
(ウ) 資金調達の内訳
借入先等前事業年度
(2023年3月31日)
当事業年度
(2024年3月31日)
残高
(百万円)
平均調達金利
(%)
残高
(百万円)
平均調達金利
(%)
金融機関等からの借入325,3091.06397,8150.97
その他156,4760.74179,1690.84
社債・CP57,0000.8280,0000.93
合計481,7860.95576,9840.93
自己資本206,978228,705
資本金・出資額94,02894,028

(注)1.「自己資本」は、資産の合計額より負債の合計額並びに配当金の予定額を控除し、引当金(特別法上の引当金を含む)の合計額を加えた額を記載しております。
2.「平均調達金利」は、事業年度末の借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
ア.貸倒引当金
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。
イ.利息返還損失引当金
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が解除されたことを背景に社会経済活動の正常化が進み、緩やかな回復基調で推移しました。
しかしながら、日本銀行の金融緩和政策の変更による金利上昇や為替相場の変動、エネルギー・原材料価格の高騰を背景とした物価上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
消費者金融業界におきましては、引き続き大手各社における新規成約件数が前年同期比で増加し、営業貸付金残高が拡大しております。また、利息返還請求については、外部環境の変化等の影響を受けやすく、一定の留意は必要なものの、着実に減少しております。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、効率性を重視した広告宣伝費の投下や、お客様視点でのUI/UXの追求により、営業債権残高及びトップラインの成長を目指しております。また、引き続きIT人材への投資によるDX及び内製化の推進により、コストの最適化と利益水準の向上に努めてまいります。
当連結会計年度における当社グループの財政状況、経営成績の状況は、「(1) 経営成績」及び「(2) 財政状況」に記載のとおり、営業収益が163,109百万円(前期比13.2%増)、営業利益が21,064百万円(前期比11.2%減)、経常利益が、22,067百万円(前期比9.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が21,818百万円(前期比2.3%減)となり、資産が1,266,374百万円(前期末比18.3%増)、負債が1,064,962百万円(前期末比19.5%増)、純資産が201,412百万円(前期末比12.1%増)となりました。
(営業収益)
当連結会計年度における当社グループの営業収益は163,109百万円(前期比13.2%増)となりました。その主な内訳といたしましては、無担保ローンを中心に営業貸付金残高が増加したことにより営業貸付金利息が95,400百万円(前期比14.6%増)となったほか、包括信用購入あっせん収益が21,625百万円(前期比5.4%増)、信用保証収益が19,408百万円(前期比14.0%増)となっております。
(営業費用)
営業費用につきましては、21,618百万円増加の142,045百万円(前期比18.0%増)となりました。その主な要因といたしましては、新規成約件数の増加に起因して、広告宣伝費が912百万円増加の17,788百万円(前期比5.4%増)、貸倒引当金繰入額が52,546百万円(前期比45.9%増)となったことなどによるものであります。
(営業利益)
以上の結果、当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ、2,660百万円減少の21,064百万円(前期比11.2%減)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ、2,360百万円減少の22,067百万円(前期比9.7%減)となりました。減少の主な要因は営業利益が2,660百万円減少したほか、為替差益347百万円増加したことなどによります。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ、524百万円減少の21,818百万円(前期比2.3%減)となりました。減少の主な要因は、経常利益が減少したことによります。
(財政状況)
当連結会計年度末における資産は、前期末に比べ195,888百万円増加の1,266,374百万円(前期末比18.3%増)となりました。増加の主な要因は、営業貸付金94,907百万円、割賦売掛金31,194百万円増加などの営業債権が増加したことなどによるものであります。
負債につきましては、前期末に比べ174,070百万円増加の1,064,962百万円(前期末比19.5%増)となりました。増加の主な要因は、社債及び借入金などの資金調達関連が103,669百万円増加したことなどによるものであります。
純資産につきましては、前期末に比べ21,818百万円増加の201,412百万円(前期末比12.1%増)となりました。増加の主な要因は、利益剰余金の増加などによるものであります。
(総資産経常利益率(ROA))
当社グループは、経営における収益性と安定性の観点から、総資産経常利益率(ROA)の向上を重要な指標の一つとして掲げております。当連結会計年度における期中平均の総資産は、営業貸付金及び支払承諾見返の増加を主な要因として165,365百万円増加の1,168,430百万円となった一方で、経常利益においては、営業利益の減少等によって22,067百万円となりました。その結果、当連結会計年度における総資産経常利益率は前期末に比べ0.5ポイント減少の1.9%となりました。
(キャッシュ・フロー)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、社債の発行及び借入れによる財務活動における資金の増加が、営業貸付金及び割賦売掛金の増加による営業活動における資金の減少を上回った結果、前期末に比べ14,048百万円増加の51,934百万円(前期末比37.1%増)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
③キャッシュ・フロー
ア.キャッシュ・フローの状況
「(3) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
イ.資金調達及び流動性
財務ミッション「好条件での安定調達と盤石なバンクフォーメーションの構築、及び環境変化に対応した適切な調達手法の選択とリスク管理」を掲げ、調達残高の拡大と流動性の確保に向けて取り組んでまいりました。
資金調達の方法としては、金融機関からの間接調達をメインに位置づけ、社債等の直接調達を組み合わせて調達手法の多様化を図っております。その時々の調達環境を考慮したうえで当社グループにとって有利な調達手法を選択することで、営業債権残高の拡大に必要な資金の確保や、資本コストの引き下げに努めております。
また、ALM(資産と負債の総合的な管理)による短期・長期の資金流動性・金利リスクの管理を行っております。
当事業年度において、間接調達先は66先から69先(新規先5先)へ増加しており、盤石なバンクフォーメーション構築に向け取り組んでおります。また、直接調達は計350億円の社債を発行しており、営業債権残高増加による流動化可能な債権余力も拡大しております。
当社グループは、各事業における営業活動、新規事業・海外事業に対する投資及び債務の返済等に対応するため、手元現預金が必要であり、当連結会計年度末の決算日の資金、今後の事業活動によって確保されるであろう将来のキャッシュ・フローは、翌1年間の営業活動を維持するのに十分な水準にあるものと考えております。

ウ.契約債務
当社グループは、お客様へのご融資等の営業活動等に対して資金を必要としており、金融機関等からの借入れ(債権流動化含む)や社債の発行等により資金調達を行っております。
(ア) 短期有利子負債
当社グループの短期有利子負債は、金融機関等からの借入れであります。当連結会計年度末の短期有利子負債は102,587百万円であります。その平均利率は1.85%であります。
(イ) 長期有利子負債
当社グループの長期有利子負債は、金融機関等からの借入れ及び社債であります。当連結会計年度末における長期有利子負債(1年以内に返済又は償還が予定されている長期借入金及び社債を含みます。)は562,318百万円であります。長期有利子負債のうち、金融機関等からの借入れは482,318百万円であり、その平均利率は0.97%であります。また社債の発行による資金調達は80,000百万円であり、その平均利率は0.93%であります。社債に係る償還満期までの最長期間は2年10ヶ月(2027年1月)であります。