四半期報告書-第56期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

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2014/08/08 15:37
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、4月は消費増税に伴う駆け込み需要の反動により一時的に減速感が見られたものの、5月以降は持ち直しの兆しが見られ、消費の下げ止まり感とともに消費増税に伴う経済対策が景気を下支えすることが期待されています。
国内では、円安によるコストの上昇や需給改善が消費者物価を押し上げこれが購買力の低下を一部で招いているものの、一方では良好な雇用情勢が所得環境の改善を促し、個人消費を支えることが期待されています。
外需の動向は、中国やASEAN諸国向けの輸出が後退しているものの、景気回復傾向がみられる先進国向けの輸出が堅調であり、緩やかな円安傾向とともに、その相乗効果が発揮される見通しです。
こうした環境の中、6月に行われた日銀金融政策決定会合では、国内景気の先行きについて、基調的には緩やかな回復が続くとして、前月の判断が維持されました。日本の異次元緩和の継続、高止まりしている公共投資、また、米国をはじめとする先進国の景気回復が日本の景気を後押しすることが期待されています。
外国為替市場は、ドル円相場が狭いレンジ内での取引となりました。米国の利上げ見通しが不透明な中、欧州圏では一般の銀行が欧州中央銀行に預託する際の金利をマイナス金利にするなど、各国が緩和策を継続しており、膠着状態が続きました。中でも6月のドル円相場は高値と安値の差が1.54円と2011年12月以来の狭いレンジとなりました。
株式市場は、米国の良好な経済指標に支えられた円安傾向や、6月上旬の少額投資非課税制度(NISA)の非課税枠拡大の検討の報道などにより5月中旬以降、日経平均は堅調に推移しました。
このような経済状況のもとで、当社グループの当第1四半期連結累計期間の営業収益は5億2百万円(前年同四半期比34.1%)、純営業収益は5億2百万円(同34.1%)となりました。
また、当第1四半期連結累計期間において、当社が保有する投資有価証券の一部売却を行ったことにより、5億25百万円の投資有価証券売却益を特別利益として計上しております。
こうして、販売費・一般管理費は全体で10億16百万円(同95.2%)、純営業収益から販売費・一般管理費を差し引いた営業損失は5億13百万円(前年同四半期は4億7百万円の営業利益)、経常損失は4億95百万円(前年同四半期は4億46百万円の経常利益)、四半期純損失は9百万円(前年同四半期は4億31百万円の四半期純利益)となりました。
なお、当社単体での営業損失は3億97百万円(前年同四半期は4億17百万円の営業利益)、経常損失は3億75百万円(前年同四半期は4億57百万円の経常利益)、四半期純利益は1億9百万円(同24.9%)となりました。
セグメントの業績概況は次のとおりであります。各セグメントにおける純営業収益は、取引所清算手数料等の取引関係費と相殺表示しております。詳細は、「注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
セグメント名称事業の内容会社
報告
セグメント
取引所FX取引「くりっく365」インヴァスト証券㈱
店頭FX取引「FX24」、「シストレ24」、
「トライオート」
インヴァスト証券㈱
海外金融事業店頭FX、店頭CFDInvast Financial Services Pty Ltd.
その他「くりっく株365」インヴァスト証券㈱

① 取引所FX取引
取引所FX取引は、東京金融取引所におけるFX取引サービス「くりっく365」の提供を行っております。
当第1四半期連結累計期間においては、市況の変動が乏しく、売買を手控える動きがみられたこと等により、前年同四半期と比べ出来高が大幅に減少しました。
そのため、取引所FX取引による純営業収益は1億52百万円(前年同四半期比34.9%)となり、セグメント損失は70百万円(前年同四半期は2億51百万円のセグメント利益)となりました。
② 店頭FX取引
店頭FX取引は、「FX24」、「シストレ24」及び「トライオート」の提供を行っております。
当第1四半期連結累計期間においては、3月よりサービスを開始している相場の方向はトレーダーが決め、後はオートパイロットが自動売買をするという新しいFXサービス「トライオート」の出来高等が順調に推移し、総口座数はサービス開始後、約2ヶ月半で1万件を突破いたしました。
その一方で、「FX24」及び「シストレ24」は、取引所FX取引と同様に市況の影響を受け、前年同四半期と比べて出来高が伸び悩みました。
こうして、店頭FX取引(FX24・シストレ24・トライオート)による純営業収益は2億70百万円(前年同四半期比30.6%)となり、セグメント損失は3億26百万円(前年同四半期は1億49百万円のセグメント利益)となりました。
③ 海外金融事業
海外金融事業においては、オーストラリアの子会社Invast Financial Services Pty Ltd.(以下「IFS」といいます。)が店頭FX取引及び店頭CFD取引を行っております。
昨年2月に設立したIFSの決算日は12月31日となっているため、連結決算への数値の反映は発生から3ヶ月後となります。
そのため、当第1四半期連結累計期間においては、IFSの平成26年1月から3月までの実績を反映しております。IFSは、世界的に支持する投資家が多いMT4システムとプロの投資家に人気があるcTraderを中心とした店頭FX取引を提供しているほか、店頭CFD取引として、MT4のシステムを通じたメタルや株価指数などのサービスを提供しております。
IFSは昨年7月下旬より営業を開始しておりますが、現在の顧客層は、東南アジアではシンガポールやマレーシア、ユーロ圏ではフランスやドイツなど、多岐に渡ります。
こうして、海外金融事業の純営業収益は26百万円(前年同四半期は計上なし)となりましたが、人員の増強や今後の成長戦略に必要な先行投資として、1億42百万円の販売費・一般管理費を計上した結果、セグメント損失は1億15百万円(前年同四半期は10百万円のセグメント損失)となりました。
④ その他
その他の事業「くりっく株365」による純営業収益は6百万円(前年同四半期比20.4%)となり、セグメント損失は1百万円(前年同四半期は17百万円のセグメント利益)となりました。
主要な収益・費用等の状況は次のとおりであります。
① 受入手数料
当第1四半期連結累計期間の受入手数料の合計は1億12百万円(前年同四半期比19.6%)となりました。
内訳は以下のとおりであります。
・委託手数料 5百万円(同14.9%)
・取引所為替証拠金取引に係る受取手数料 1億1百万円(同18.8%)
・投資顧問料 5百万円(前年同四半期は計上なし)
・その他の受入手数料 0百万円(同2.2%)
② トレーディング損益
当第1四半期連結累計期間におけるトレーディング損益は、2億95百万円(前年同四半期比33.1%)の利益となりました。これは店頭FX取引等によるものであります。
③ 金融収支
当第1四半期連結累計期間における金融収益は、5百万円(前年同四半期比130.3%)となりました。
主な発生要因は預金利息によるものであります。
④ 販売費・一般管理費
当第1四半期連結累計期間における販売費・一般管理費は、10億16百万円(前年同四半期比95.2%)となりました。主な内訳は以下のとおりであります。
・取引関係費 4億2百万円(同97.1%)
・人件費 2億11百万円(同92.0%)
・不動産関係費 2億45百万円(同84.7%)
・事務費 10百万円(同80.4%)
・減価償却費 1億11百万円(同121.7%)
・租税公課 24百万円(同205.5%)
・その他 10百万円(同62.1%)
⑤ 営業外収益
当第1四半期連結累計期間においては21百万円の営業外収益を計上しており、その内訳は以下のとおりであります。
・受取配当金 17百万円
・為替差益 2百万円
・その他 0百万円
⑥ 営業外費用
当第1四半期連結累計期間においては2百万円の営業外費用を計上しており、その内訳は以下のとおりであります。
・自己株式取得費用 0百万円
・株式公開費用 0百万円
・その他 1百万円
⑦ 特別利益
当第1四半期連結累計期間においては5億45百万円の特別利益を計上しており、その主な内訳は以下のとおりであります。
・投資有価証券売却益 5億25百万円
・金融商品取引責任準備金戻入 19百万円
⑧ 特別損失
当第1四半期連結累計期間においては3百万円の特別損失を計上しており、その内訳は以下のとおりであります。
・投資有価証券売却損 3百万円
なお、当第1四半期連結会計期間末の資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して11億78百万円減少し963億36百万円となりました。
流動資産は18億78百万円減少し925億40百万円となりました。
流動資産の主な減少項目は、配当金の支払いや投資有価証券の取得による現預金の減少11億21百万円のほか、顧客分別金信託の減少10億円、短期差入保証金の減少19億87百万円であります。
一方、増加項目は、外為取引未収入金の増加17億71百万円、顧客区分管理信託の増加2億88百万円であります。また、固定資産は前連結会計年度末に比べ6億99百万円増加し、37億95百万円となりました。
これは投資有価証券の取得等により投資その他の資産が7億20百万円増加した一方で、ソフトウェア等の事業用資産について1億11百万円の減価償却費を計上したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は846億84百万円となり、前連結会計年度末に比べ、4億8百万円増加しました。流動負債は、5億73百万円増加し842億90百万円となりました。
主な増加項目は、外為取引未払金の増加17億38百万円であります。
一方、主な減少項目は、受入保証金の減少5億66百万円、法人税等の納付による未払法人税等の減少3億52百万円、賞与支給により役員賞与引当金、賞与引当金がそれぞれ、42百万円、49百万円減少しております。
固定負債は主に繰延税金負債が1億99百万円減少したことにより、前連結会計年度末に比べ1億44百万円減少し3億64百万円となりました。
特別法上の準備金においては、金融商品取引責任準備金の洗い替えによる戻入を行ったことにより19百万円減少し、29百万円となりました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は116億52百万円となり、前連結会計年度末と比較して15億87百万円減少しました。
主な減少項目は配当金の支払いにより利益剰余金が11億37百万円減少したことに加え、投資有価証券の評価差額金の減少により、その他の包括利益累計額が4億24百万円減少したことであります。
この結果、自己資本比率は12.1%(前連結会計年度末は13.6%)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループは、お客様にとって真に価値のあるサービス、お客様が抱える問題を解決するような付加価値のあるサービスを生み出すことで、「驚きと感動」を感じていただけるようなサービスラインナップを整えてまいります。
具体的には、取引所FX「くりっく365」の最大手として取引所FXのトップブランドを構築するほか、店頭FXにおいては、選択型FX自動売買「シストレ24」を中心とする差別化されたサービスの品質向上を目指してまいります。平成26年3月には新たなサービスとして、オートパイロット型裁量FX「トライオート」を開始しており、こちらも早期に事業拡大を図り、安定的な収益体制の構築を進めてまいります。
また、平成25年2月には当社初となる海外子会社をオーストラリアに設立しており、同年7月下旬より事業を開しております。
今後は世界最高品質のFXサービスを海外で提供することで、当社のグローバル化を進めてまいります。
同時に、「お客様が安心して資産を託すことができる」企業として認知されるよう、コンプライアンス体制の維持及び継続的な改善、顧客の視点に立った商品・サービスの提供に努めてまいります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の運転資金は自己資本で賄っており、今後の設備及び有価証券等への投資を考慮しても十分な流動性を有していると考えております。
また、運転資金の効率的な調達を行うため、取引金融機関2社との間で当座貸越契約(極度融資枠5億円)を締結しております。なお、当第1四半期連結会計期間における借入実績はありません。

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