四半期報告書-第56期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

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2015/02/10 13:35
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、依然として力強い回復力に乏しく、回復速度も緩慢なものになりました。
12月8日に発表となった日本の7月―9月の実質GDP(確定値)は、-1.9%と、4月―6月の-1.8%に続き、2四半期連続のマイナス成長となりました。消費増税による駆け込み需要の反動や物価上昇に伴う購買力の低下により個人消費の低迷が長引いており、これが成長率を押し下げています。
しかし、一方では、円安や原油安が企業の収益力の拡大にゆっくりと寄与し始めていることに加え、海外の債権・債務から生じる第一次所得収支は、7月―9月で過去最高を更新し今後も増加することが期待される等、我が国経済が徐々に回復する兆しも随所に表れ始めています。
内需では、GDP下落の大きな要因となった個人消費に持ち直しの兆しが見え始めていることや、企業の設備投資の意欲も依然として旺盛であることから、内需の回復とともに景気は底堅さを取り戻すことが期待されています。
このような環境のなか、外国為替市場のドル円相場は、10月の初旬こそ世界経済の減速懸念やエボラ出血熱の拡大などにより軟調となる局面があったものの、10月31日の日銀金融政策決定会合で、黒田日銀総裁がサプライズとなる追加金融緩和を発表すると円安基調が再度強まりました。
ドル円相場は12月初旬には、2007年7月以来、約7年半ぶりに120円台に乗せました。
株式市場は、追加金融緩和の発表以降、上げ足を速め12月8日には7年4カ月ぶりに日経平均は18,000円台を回復する場面もありました。
このような経済状況のもとで、当社グループの当第3四半期連結累計期間の営業収益は23億43百万円(前年同四半期比70.9%)、純営業収益は23億43百万円(同70.9%)となりました。
また、当第3四半期連結累計期間において、当社が保有する投資有価証券の一部売却を行ったことにより、10億51百万円の投資有価証券売却益を特別利益として計上しております。
こうして、販売費・一般管理費は全体で26億52百万円(同88.8%)、純営業収益から販売費・一般管理費を差し引いた営業損失は3億8百万円(前年同四半期は3億17百万円の営業利益)、経常損失は2億84百万円(前年同四半期は3億89百万円の経常利益)、四半期純利益は3億33百万円(前年同四半期比9.0%)となりました。
なお、当社単体での営業損失は94百万円(前年同四半期は5億3百万円の営業利益)、経常損失は59百万円(前年同四半期は5億80百万円の経常利益)、四半期純利益は5億58百万円(前年同四半期比14.4%)となりました。
セグメントの業績概況は次のとおりであります。各セグメントにおける純営業収益は、取引所清算手数料等の取引関係費と相殺表示しております。詳細は、「注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
セグメント名称事業の内容会社
報告
セグメント
取引所FX取引「くりっく365」インヴァスト証券㈱
店頭FX取引「FX24」、「シストレ24」、
「トライオートFX」
インヴァスト証券㈱
海外金融事業店頭FX、店頭CFD、証券取引Invast Financial Services Pty Ltd.
その他「くりっく株365」インヴァスト証券㈱

① 取引所FX取引
取引所FX取引は、東京金融取引所におけるFX取引サービス「くりっく365」の提供を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、前半は市況の変動が乏しく、売買を手控える動きがみられたこと等により、前年と比べ出来高が大幅に減少したものの、秋以降は円安相場を受け為替相場は活況を取り戻し、出来高も増加しました。
こうして、取引所FX取引による純営業収益は7億41百万円(前年同四半期比84.6%)となり、セグメント利益は1億44百万円(同54.9%)となりました。
② 店頭FX取引
店頭FX取引は、「FX24」、「シストレ24」及び「トライオートFX」の提供を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、昨年3月からの新サービス「トライオートFX」の総口座数がサービス開始後、約2ヶ月半で1万件を突破し、9月には1万5千件となったほか、FX自動売買サービス「シストレ24」についても、7月に総口座数が7万件を突破いたしました。
秋以降には急速な円安進行を機に、ドル円を中心として取引が活発化したものの、前半の膠着した市況の影響を受け、前年同四半期と比較して出来高が大幅に伸び悩む結果となりました。
こうして、店頭FX取引(FX24・シストレ24・トライオートFX)による純営業収益は12億12百万円(前年同四半期比56.6%)となり、セグメント損失は2億38百万円(前年同四半期は2億29百万円のセグメント利益)となりました。
③ 海外金融事業
海外金融事業においては、オーストラリアの子会社Invast Financial Services Pty Ltd.(以下「IFS」といいます。)が店頭FX取引、店頭CFD取引及び証券取引を行っております。
平成25年2月に設立したIFSの決算日は12月31日となっているため、連結決算への数値の反映は発生から3ヶ月後となります。そのため、当第3四半期連結累計期間においては、IFSの平成26年1月から9月までの実績を反映しております。
IFSは、世界的に支持する投資家が多いMT4システムとプロの投資家に人気があるcTraderを中心とした店頭FX取引を提供しているほか、店頭CFD取引として、MT4のシステムを通じたメタルや株価指数などのサービスを提供しております。
IFSは平成25年7月下旬より営業を開始しておりますが、現在の顧客層は、オーストラリア以外にも、シンガポール、中国、マレーシア、イギリス等、多岐に渡ります。
こうして、海外金融事業の純営業収益は1億82百万円(前年同四半期は純営業収益4百万円)となりましたが、事業基盤の拡大に必要な先行投資としての販売費・一般管理費を計上した結果、セグメント損失は2億18百万円(前年同四半期は1億85百万円のセグメント損失)となりました。
④ その他
その他の事業「くりっく株365」による純営業収益は24百万円(前年同四半期比58.5%)となり、セグメント利益は3百万円(同34.8%)となりました。
主要な収益・費用等の状況は次のとおりであります。
① 受入手数料
当第3四半期連結累計期間の受入手数料の合計は5億87百万円(前年同四半期比52.8%)となりました。
内訳は以下のとおりであります。
・委託手数料 29百万円(同58.4%)
・取引所為替証拠金取引に係る受取手数料 5億32百万円(同54.4%)
・投資顧問料 23百万円(同29.9%)
・その他の受入手数料 0百万円(同32.8%)
② トレーディング損益
当第3四半期連結累計期間におけるトレーディング損益は、13億98百万円(前年同四半期比66.8%)の利益となりました。これは店頭FX取引等によるものであります。
③ 金融収支
当第3四半期連結累計期間における金融収益は、16百万円(前年同四半期比183.8%)となりました。
主な発生要因は預金利息によるものであります。
④ 販売費・一般管理費
当第3四半期連結累計期間における販売費・一般管理費は、26億52百万円(前年同四半期比88.8%)となりました。主な内訳は以下のとおりであります。
・取引関係費 7億89百万円(同70.0%)
・人件費 6億39百万円(同104.5%)
・不動産関係費 7億91百万円(同93.5%)
・事務費 19百万円(同88.8%)
・減価償却費 3億33百万円(同115.9%)
・租税公課 43百万円(同84.7%)
・その他 34百万円(同94.8%)
⑤ 営業外収益
当第3四半期連結累計期間においては29百万円の営業外収益を計上しており、その内訳は以下のとおりであります。
・受取配当金 25百万円
・為替差益 1百万円
・その他 2百万円
⑥ 営業外費用
当第3四半期連結累計期間においては5百万円の営業外費用を計上しており、その内訳は以下のとおりであります。
・自己株式取得費用 0百万円
・株式公開費用 2百万円
・その他 2百万円
⑦ 特別利益
当第3四半期連結累計期間においては10億70百万円の特別利益を計上しており、その主な内訳は以下のとおりであります。
・投資有価証券売却益 10億51百万円
・金融商品取引責任準備金戻入 19百万円
⑧ 特別損失
当第3四半期連結累計期間においては48百万円の特別損失を計上しており、その内訳は以下のとおりであります。
・固定資産処分損 24百万円
・投資有価証券売却損 20百万円
・その他 3百万円
なお、当第3四半期連結会計期間末の資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末と比較して58億27百万円減少し916億87百万円となりました。この内、流動資産は46億30百万円減少し897億87百万円となりました。
流動資産の主な減少項目は、外為取引未収入金の減少12億81百万円のほか、預託金が10億43百万円、短期差入保証金が15億82百万円それぞれ減少しております。
これらは、受入保証金の減少による区分管理信託所要額の減少及び取引所への短期差入保証金の減少等によるもののほか、カウンターパーティへの短期差入保証金の余剰分を圧縮したことによるものであります。
また、固定資産は前連結会計年度末と比較して11億96百万円減少し18億99百万円となりました。
固定資産の主な減少項目は、上場株式の売却により、投資有価証券が10億96百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は799億53百万円となり前連結会計年度末と比較して43億22百万円減少しました。この内、流動負債は40億19百万円減少し796億98百万円となりました。
流動負債の主な減少項目は、受入保証金の減少22億45百万円、外為取引未払金の減少10億35百万円、法人税等の納付による未払法人税等の減少3億11百万円であります。
固定負債は主に繰延税金負債が3億18百万円減少したことにより、前連結会計年度末に比べ2億82百万円減少し2億26百万円となりました。
特別法上の準備金においては、金融商品取引責任準備金の洗い替えによる戻入を行ったことにより19百万円減少し、29百万円となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は117億34百万円となり、前連結会計年度末と比較して15億5百万円減少しました。
主な減少項目は配当金の支払い等により利益剰余金が10億9百万円減少したことに加え、投資有価証券の評価差額金の減少により、その他の包括利益累計額が6億57百万円減少したことであります。
この結果、自己資本比率は12.8%(前連結会計年度末は13.6%)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループは、お客様にとって真に価値のあるサービス、お客様が抱える問題を解決するような付加価値のあるサービスを生み出すことで、「驚きと感動」を感じていただけるようなサービスラインナップを整えてまいります。具体的には、取引所FX「くりっく365」の最大手として取引所FXのトップブランドを構築するほか、店頭FXにおいては、選択型FX自動売買「シストレ24」を中心とする差別化されたサービスの品質向上を目指してまいります。
平成26年3月には新たなサービスとして、オートパイロット型裁量FX「トライオートFX」を開始しており、こちらも早期に事業拡大を図り、安定的な収益体制の構築を進めてまいります。また、平成25年2月には当社初となる海外子会社をオーストラリアに設立しており、同年7月下旬より事業を開始しております。今後は世界最高品質のFXサービスを海外で提供することで、当社のグローバル化を進めてまいります。
同時に、「お客様が安心して資産を託すことができる」企業として認知されるよう、コンプライアンス体制の維持及び継続的な改善、顧客の視点に立った商品・サービスの提供に努めてまいります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の運転資金は全て自己資本で賄っており、今後の設備及び有価証券等への投資を考慮しても十分な流動性を有していると考えております。また、運転資金の効率的な調達を行うため、取引金融機関3行との間で当座貸越契約(極度融資枠8億円)を締結しております。なお、当第3四半期連結累計期間における借入実績はありません。

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