四半期報告書-第58期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

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2017/02/10 13:50
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38項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかながら回復基調を継続しました。今後も企業収益の安定や雇用環境の引き締まりが景気を下支えすることが予想されています。国内では、足元の円安基調を背景に輸出が大きく伸びたことや原材料価格の低位安定を受けて企業の生産コストが低下したこと等から、企業収益は底堅さを維持しています。12月に発表された日本の11月の鉱工業生産指数は前月比+1.5%と直近数ヶ月の低迷から抜け出し高い伸びを見せました。また、家計部門では、低い失業率と安定した賃金環境が景気の腰折れを回避し、底堅さを後押ししています。
しかし、一方では良好な雇用環境にもかかわらず個人消費は盛り上がりに欠ける展開が続いており、今後の経済環境によっては一層の買い控えが起きる可能性や、日本の輸出を大きく左右する米国景気がトランプ新政権によってどのように舵取りされるかなど、本格的な回復基調に向かうには不透明な要素も多く、新たな成長に向けた対策が期待されています。
このような環境のなか、外国為替市場のドル円相場は10月こそ11月の米国大統領選挙を控えて103円から104円を中心としたレンジ相場となったものの、日本時間の11月9日に米国の次期大統領がトランプ氏となることが明確となるとドル円相場は朝方の105円台から101円台まで急落しました。しかし、ドル売り一巡後はトランプ政権下ではインフラ整備によって米国景気が刺激されることやインフレ率上昇により利上げスピードが加速するとの思惑が広がり、ドルは急反発しました。ドルの上昇は12月に入っても継続し、中旬には昨年2月以来の高値となる118.60円台まで上昇しました。株式市場は、終始堅調に推移しました。日経平均は11月のトランプ次期大統領の決定後、上げ足を速め、約1年ぶりに19,000円台を回復しました。
このような経済状況のもとで、当社グループの当第3四半期連結累計期間の営業収益は25億円(前年同四半期比89.9%)、純営業収益は24億97百万円(同89.8%)となりました。
販売費・一般管理費は全体で26億94百万円(同103.2%)、純営業収益から販売費・一般管理費を差し引いた営業損失は1億97百万円(前年同四半期は1億70百万円の営業利益)、経常損失は2億7百万円(前年同四半期は1億44百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億92百万円(前年同四半期は9百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
なお、当社単体での営業損失は2億41百万円(前年同四半期は3億14百万円の営業利益)、経常損失は2億37百万円(前年同四半期は3億24百万円の経常利益)、四半期純損失は2億43百万円(前年同四半期は1億89百万円の四半期純利益)となりました。
セグメントの業績概況は次のとおりであります。
詳細は、「注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
セグメント名称事業の内容会社
報告
セグメント
取引所FX取引「くりっく365」インヴァスト証券㈱
店頭FX取引「FX24」、「シストレ24」、
「トライオートFX」
インヴァスト証券㈱
海外金融事業店頭FX、店頭CFD、証券取引Invast Financial Services Pty Ltd.
その他「くりっく株365」、
「トライオートETF」
インヴァスト証券㈱

① 取引所FX取引
取引所FX取引は、東京金融取引所におけるFX取引サービス「くりっく365」の提供を行っております。
当第3四半期連結累計期間における「くりっく365」の出来高は、6月のBrexit、11月の米国大統領選挙時には一時的に増加したものの、全体を通しては8月以降の低ボラティリティ相場の影響を受け前年同四半期を下回ったため、純営業収益は6億48百万円(前年同四半期比82.9%)、セグメント利益は1百万円(同2.0%)となりました。
② 店頭FX取引
店頭FX取引は、「FX24」、「シストレ24」及び「トライオートFX」のサービス提供を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、「シストレ24」におけるフルオート機能、「トライオートFX」における新しい仕掛け「レンジフォーカス」のリリースを行う等、付加価値の高いサービスの提供に努めました。
また、FXしながら寄付をする新しい社会貢献プロジェクト「インヴァスト ミッションプロジェクト」等、お客様の満足度向上につながる様々な施策を実施いたしました。しかしながら、店頭FX取引(FX24・シストレ24・トライオートFX)による純営業収益は13億57百万円(前年同四半期比86.6%)となり、セグメント損失は82百万円(前年同四半期は2億10百万円のセグメント利益)となりました。
③ 海外金融事業
海外金融事業においては、オーストラリアの子会社Invast Financial Services Pty Ltd.(以下「IFS」といいます。)が店頭FX取引、店頭CFD取引及び証券取引を行っております。
IFSの決算日は12月31日となっているため、当第3四半期連結累計期間においては、平成28年1月から9月までの実績を反映しております。
法人営業の強化等による事業拡大により、IFSの預り証拠金は6,000万豪ドルを突破し、海外金融事業の純営業収益は4億60百万円(前年同四半期比118.5%)となり、セグメント利益は43百万円(前年同四半期は1億43百万円のセグメント損失)となりました。
④ その他
その他、当社では「くりっく株365」及び「トライオートETF」のサービス提供を行っております。
4月からの新サービス「トライオートETF」は、近年、最も成長している金融商品のひとつであるETF(上場投資信託)を対象とした世界初のETF特化型証拠金取引です。
「トライオートETF」は、国内外の世界選抜ETFがひとつの口座で管理可能であり、差金決済(CFD)の仕組みを利用することで、現物外国株投資のネックとなる元本為替リスクを排除する等、当社独自の付加価値のあるサービスとなっております。当第3四半期連結累計期間においては、「トライオートETF」サービスが事業計画を下回ったことに加え、前年同四半期と比較し「くりっく株365」の出来高が伸び悩んだこと等から、純営業収益は36百万円(前年同四半期比52.2%)となり、セグメント損失は1億60百万円(前年同四半期は14百万円のセグメント利益)となりました。
主要な収益・費用等の状況は次のとおりであります。
① 受入手数料
当第3四半期連結累計期間の受入手数料の合計は5億60百万円(前年同四半期比78.6%)となりました。
内訳は以下のとおりであります。
・取引所為替証拠金取引に係る受取手数料 4億16百万円(同84.9%)
・委託手数料 27百万円(同47.2%)
・投資顧問料 19百万円(同70.6%)
・その他の受入手数料 96百万円(同70.8%)
② トレーディング損益
当第3四半期連結累計期間におけるトレーディング損益は、16億86百万円(前年同四半期比96.4%)の利益となりました。これは店頭FX取引等によるものであります。
③ 金融収支
当第3四半期連結累計期間における金融収益は、19百万円(前年同四半期比82.3%)となりました。
一方、金融費用は3百万円(前年同四半期は計上なし)となり、これを差し引いた金融収支は15百万円(同67.9%)となりました。主な発生要因は預金利息によるものであります。
④ 販売費・一般管理費
当第3四半期連結累計期間における販売費・一般管理費は、26億94百万円(前年同四半期比103.2%)となりました。主な内訳は以下のとおりであります。
・取引関係費 7億85百万円(同114.9%)
・人件費 6億72百万円(同92.5%)
・不動産関係費 8億55百万円(同106.3%)
・事務費 23百万円(同131.3%)
・減価償却費 2億52百万円(同94.8%)
・租税公課 62百万円(同108.8%)
・その他 43百万円(同77.5%)
⑤ 営業外収益
当第3四半期連結累計期間においては0百万円の営業外収益を計上しており、その内訳は以下のとおりであります。
・受取配当金 0百万円
・未払配当金除斥益 0百万円
・その他 0百万円
⑥ 営業外費用
当第3四半期連結累計期間においては11百万円の営業外費用を計上しており、その内訳は以下のとおりであります。
・為替差損 9百万円
・匿名組合投資損失 1百万円
・株式公開費用 0百万円
・その他 0百万円
⑦ 特別利益
当第3四半期連結累計期間においては28百万円の特別利益を計上しており、その内訳は以下のとおりであります。
・賃貸借契約解約益 21百万円
・金融商品取引責任準備金戻入 6百万円
・固定資産売却益 0百万円
なお、当第3四半期連結会計期間末の資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して29億32百万円減少し923億3百万円となりました。流動資産は、28億53百万円減少し911億25百万円となりました。
流動資産の主な増加項目は、預託金の増加20億19百万円であり、一方、主な減少項目は、現金・預金の減少17億66百万円のほか、外為取引未収入金の減少28億86百万円であります。
また、固定資産は、前連結会計年度末と比較して78百万円減少し11億77百万円となりました。
これは、ソフトウェア等の新規取得があった一方、減価償却費2億52百万円を計上したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は821億95百万円となり、前連結会計年度末に比べ、22億75百万円減少しました。流動負債は、22億11百万円減少し820億91百万円となりました。
流動負債の主な増加項目は、受入保証金の増加7億49百万円であり、主な減少項目は、外為取引未払金の減少28億62百万円であります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ57百万円減少し80百万円となりました。
特別法上の準備金は、23百万円となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は101億7百万円となり、前連結会計年度末と比較して6億57百万円減少しました。主な減少要因は配当金の支払いによる4億46百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1億92百万円の計上であります。この結果、自己資本比率は10.9%(前連結会計年度末は11.3%)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループの主力サービスである外国為替証拠金取引は、外国為替市場や株式市場等の市況、その他国内外の経済環境等に大きく左右される傾向にあることから、相場に左右されない収益源の多様化、拡大が重要な課題であると認識しております。
今期においては、近年、最も成長している金融商品のひとつであるETF(上場投資信託)を対象とした資産運用サービス「トライオートETF」を開始いたしました。「トライオートETF」は、「①国内外の世界選抜ETFがひとつの口座で管理可能、②差金決済の仕組みを導入し、海外ETFでも元本の為替リスクゼロ、③マニュアル売買手数料、両替手数料、取引ツール利用料、口座管理料が全て無料、④1万円からはじめられる」といった特徴があります。また、「シストレ24」においては、お客様が条件を設定し、その条件の範囲内で自動でストラテジーを入れ替える「フルオート」サービスを9月にリリースしました。
「フルオート」は、豊富なストラテジーの中から顧客が設定した条件に合わせて好調なストラテジーを自動的に選択し、入れ替えながら運用を続けるため、安定した収益を得やすく、運用損益が改善した実績を得ることが可能です。今後は、新サービス「トライオートETF」の拡大に注力すると同時に、主力サービス「シストレ24」、「トライオートFX」を中心とした高付加価値サービスの開発と継続的な品質向上により、安定的な収益力を構築してまいります。
また、海外金融事業においては、オーストラリアの子会社Invast Financial Services Pty Ltd.を中心に、法人向け金融サービスの拡充を図ることにより、更なる拡大を目指してまいります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の運転資金は全て自己資本で賄っており、今後の設備及び有価証券等への投資を考慮しても十分な流動性を有していると考えております。また、運転資金の効率的な調達を行うため、取引金融機関4社との間で当座貸越契約等(極度融資枠2,050百万円)を締結しております。
なお、当第3四半期連結会計期間末における借入実績はありません。

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