四半期報告書-第179期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/08 10:40
【資料】
PDFをみる
【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、国際間の貿易摩擦問題による輸出や企業の生産活動の鈍化が見られましたが、雇用情勢や個人消費の拡大が継続するなど、景気は緩やかな回復を続けてまいりました。
ホテル業界におきましては、訪日外国人客数の増加に支えられ宿泊は概ね好調でしたが、宴会は法人利用が減少するなか競合ホテル間の販売競争が激化するなど、総じて厳しい経営環境となりました。
このような環境のもと当社グループにおきましては、アジアマーケットを中心に海外に向けた営業活動を強力に推進するとともに、10連休となったゴールデンウィークや国内初のラグビーワールドカップ開催に向けた的確な販売施策を展開するなど売上げの最大化に全力を注いでまいりました。また、6月に大阪で開催されたG20首脳会議においてはグループ一丸となって万全な態勢で臨み、その責務を全うするとともに、成果を挙げることができました。しかしながら、客室部門の好調さの一方で、法人宴会の受注減や婚礼の販売競争の激化などにより売上高は減少を余儀なくされました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は前年同期比1.0%減の27,381百万円となりましたが、宴会売上げに連動した材料費や営業費用減などもあり、営業利益は前年同期比5.0%増の2,091百万円、経常利益は前年同期比5.2%増の2,193百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比5.3%増の1,517百万円となりました。
セグメントの業績におきましては、ホテル事業の売上高は前年同期比1.3%減の25,437百万円、営業利益は前年同期比7.3%増の2,270百万円となり、不動産賃貸事業の売上高は前年同期比2.1%増の1,954百万円、営業利益は前年同期比5.3%増の1,036百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、80,093百万円(前連結会計年度末81,067百万円)となり、973百万円減少いたしました。
(資産)
流動資産は42,875百万円(同42,788百万円)と、86百万円増加いたしました。これは現金及び預金の増加などによるものであります。固定資産は37,218百万円(同38,278百万円)と、1,060百万円減少いたしました。これは有形固定資産の減少などによるものであります。
(負債)
流動負債は6,966百万円(同9,029百万円)と、2,063百万円減少いたしました。これは未払費用の減少などによるものであります。固定負債は12,704百万円(同12,701百万円)と、3百万円増加いたしました。
(純資産)
純資産は60,422百万円(同59,335百万円)と、1,086百万円増加いたしました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は35,094百万円となり、前連結会計年度末より2,325百万円増加いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は、前年同期と比べ520百万円(23.5%)減少し、1,693百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益や減価償却費などの計上、法人税等の支払いなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、得られた資金は、前年同期と比べ2,522百万円増加し、1,166百万円となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入、有形固定資産の取得による支出などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は、533百万円となりました。この使用した資金は主に、配当金の支払いによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
該当事項はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。