四半期報告書-第180期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/06 9:08
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大や政府の緊急事態宣言に伴う経済活動の停止により景気は急激に悪化し、企業収益の激減や雇用所得環境が大きく変容するなど極めて厳しい状況となりました。
ホテル・観光業界は最も深刻で直接的影響を受け、渡航制限によりインバウンド需要が一気に消滅し、政府の 外出やイベントの自粛要請に伴い営業活動の大幅な縮小を余儀なくされるなど、過去に例を見ない危機的な状況に直面いたしました。
このような未曽有の状況のもと、当社グループにおきましては、顧客と従業員の安全と安心の確保を最優先課題と捉え、ホテル主催イベントの自粛や食堂の店舗休業ならびに営業時間短縮など、政府方針に則った感染防止策を講じるとともに、全従業員に対してはマスク着用や手洗い消毒の徹底、罹患リスクを避けるべく最小限の出勤体制を執るなど感染拡大防止に鋭意取り組んでまいりました。
また、社長を委員長とした「運営再開準備委員会」を設置し、感染防止策や新常態(ニューノーマル)における新しいサービス方法を全従業員から募り、「インペリアルバイキング サール」において「新しい生活様式」に 対応したバイキングスタイルの導入に繋げるなどグループ一丸となってこの難局を乗り越えるべく努めてまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は前年同期比68.8%減の8,553百万円となり、費用削減を徹底的に進めましたが固定費負担が重く、営業損失は6,704百万円、経常損失は4,569百万円、 親会社株主に帰属する四半期純損失は7,521百万円となりました。
セグメントの業績におきましては、ホテル事業の売上高は前年同期比73.7%減の6,683百万円、営業損失は6,717百万円となり、不動産賃貸事業の売上高は前年同期比3.8%減の1,879百万円、営業利益は前年同期比3.3%増の1,070百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、69,502百万円(前連結会計年度末79,572百万円)となり、10,070百万円減少いたしました。
(資産)
流動資産は38,546百万円(同43,926百万円)と、5,380百万円減少いたしました。これは現金及び預金の減少などによるものであります。固定資産は30,955百万円(同35,645百万円)と、4,689百万円減少いたしました。これは投資有価証券の減少などによるものであります。
(負債)
流動負債は4,511百万円(同6,429百万円)と、1,917百万円減少いたしました。これは賞与引当金の減少などによるものであります。固定負債は12,443百万円(同12,516百万円)と、72百万円減少いたしました。
(純資産)
純資産は52,547百万円(同60,627百万円)と、8,079百万円減少いたしました。これは親会社株主に帰属する 四半期純損失の計上などによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は31,155百万円となり、前連結会計年度末より6,075百万円減少いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動については、税金等調整前四半期純損失を計上していることなどから、使用した資金は、前年同期と比べ6,929百万円増加し、5,236百万円の支出となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は、前年同期と比べ1,531百万円増加し、365百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は、473百万円となりました。これは主に、配当金の支払いによるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
該当事項はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。