四半期報告書-第81期第2四半期(平成29年6月1日-平成29年8月31日)

【提出】
2017/10/06 12:08
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【項目】
32項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
増減額増減率
(%)
売上高53,82752,956△870△1.6
営業利益3,3853,400150.4
経常利益3,4703,537671.9
親会社株主に帰属する
四半期純利益
2,2422,68444119.7

当第2四半期連結累計期間(平成29年3月1日~平成29年8月31日)のわが国経済は、個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られるなど緩やかな景気回復傾向にあるものの、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当社グループは、エンドユーザーの視点に立ってお客様の事業繁栄を実現する「プロスペリティ・パートナー」への進化の追求に向けて、中期経営計画に則り、時代の変化の中で生まれる新たなニーズをとらえたサービスの提供を目指すとともに、少子高齢化・人口減少の影響と消費者・生活者の変化を積極的契機ととらえ、インバウンド、観光文化、地域創生等のテーマについて、グローバル企業を含めた顧客の開発と深耕、プロジェクト開発を推進してまいりました。
当第2四半期連結累計期間につきましては、売上高は529億56百万円(前年同期比1.6%減)とわずかに前年同期を下回りましたが、利益面におきましては、生産体制の整備など、原価低減への継続した取り組みなどが寄与し、営業利益は34億円(前年同期比0.4%増)、経常利益は35億37百万円(前年同期比1.9%増)となりました。
また、事業構造改善費用等の特別損失を計上いたしましたが、平成29年4月27日付で当社の連結子会社であった㈱テスコがシンメンテホールディングス㈱(旧社名 : シンプロメンテ㈱)との間で株式交換契約(以下、「本株式交換」という。)を締結したことにともない、法人税等を戻入したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は26億84百万円(前年同期比19.7%増)となりました。
なお、本株式交換にともない、㈱テスコは平成29年9月1日付で当社連結子会社から除外しております。
セグメント別の状況は、次のとおりであります。
①ディスプレイ事業
再開発にともなう商業施設の店舗等を手掛けた専門店市場や商業施設の環境工事を手掛けた複合商業施設市場が増加しましたが、広報・販売促進市場や前年同期に大型案件があった博覧会・イベント市場とその他市場が減少しました。
その結果、売上高は513億29百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益は32億47百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
(単位:百万円)
概 要売 上 高増減額増減率
(%)
市場分野名当期主要プロジェクト前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
専門店市場
(物販店、飲食店、サービス業態店等)
飲食、宝飾関連店舗や大型書店などの内装制作等19,36119,8765142.7
百貨店・量販店市場首都圏における百貨店内の飲食関連店舗や環境整備工事等2,4482,539903.7
複合商業施設市場
(ショッピングセンター等)
首都圏や関西圏の複合商業施設における環境整備工事等5,3407,5632,22241.6
広報・販売促進市場
(企業PR施設、ショールーム、セールスプロモーション、CI等)
電機や自動車の展示会のほか、住宅関連企業のショールーム等8,4857,717△768△9.1
博物館・美術館市場
(博物館、文化施設、美術館等)
文化や歴史に関する施設の展示制作、指定管理者制度(注)にもとづく施設の管理・運営等4,7003,943△757△16.1
余暇施設市場
(テーマパーク、ホテル・リゾート施設、アミューズメント施設、エンターテイメント施設、動物園、水族館等)
ホテルや水族館のリニューアル、大型テーマパークの装飾等3,5604,07151114.4
博覧会・イベント市場
(博覧会、見本市、文化イベント等)
行政や民間企業が主催するイベント等1,124272△851△75.7
その他市場
(上記以外の市場に係るもの)
(オフィス、ブライダル施設、サイン、モニュメント等)
保育園や空港関連施設、オフィスの内装制作等7,4655,344△2,120△28.4
ディスプレイ事業52,48851,329△1,159△2.2

(注)指定管理者制度 :地方公共団体やその外郭団体に限定していた公の施設の管理・運営を、法人その他の団体に包括的に代行させることができる制度。平成15年9月より施行されています。
②飲食・物販事業
博物館や科学館などのミュージアムショップや商業施設における飲食店・物販店の運営業務等を手掛け、売上高は16億27百万円(前年同期比21.5%増)、営業利益は1億84百万円(前年同期比20.3%増)となりました。
(2)生産、受注及び販売の状況
①セグメント別(ディスプレイ事業は市場分野別)の生産高、受注および売上高の状況
ア 生産高の状況
セグメントの名称前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間
生産高(百万円)生産高(百万円)
(ディスプレイ事業)
専門店市場18,75618,929
百貨店・量販店市場2,3632,699
複合商業施設市場5,5517,327
広報・販売促進市場8,3068,052
博物館・美術館市場3,8513,587
余暇施設市場4,1554,148
博覧会・イベント市場453230
その他市場7,3287,103
ディスプレイ事業 小計50,76752,079
(飲食・物販事業)--
合計50,76752,079

(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 生産高の金額は販売価格によっております。
3 飲食・物販事業は生産概念が異なるため、記載しておりません。
イ 期中受注高および受注残高の状況
セグメントの名称前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間
受注高
(百万円)
受注残高
(百万円)
受注高
(百万円)
受注残高
(百万円)
(ディスプレイ事業)
専門店市場20,02310,39219,6499,493
百貨店・量販店市場2,4529303,3491,744
複合商業施設市場8,3747,5345,7134,603
広報・販売促進市場8,9573,76511,8987,085
博物館・美術館市場5,9097,1927,5329,317
余暇施設市場4,7184,4834,1473,201
博覧会・イベント市場871422410375
その他市場9,4367,1186,1666,902
ディスプレイ事業 小計60,74341,83958,86842,723
(飲食・物販事業)----
合計60,74341,83958,86842,723

(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 飲食・物販事業は受注概念が異なるため、記載しておりません。
ウ 売上高の状況
セグメントの名称前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間
売上高(百万円)売上高(百万円)
(ディスプレイ事業)
専門店市場19,36119,876
百貨店・量販店市場2,4482,539
複合商業施設市場5,3407,563
広報・販売促進市場8,4857,717
博物館・美術館市場4,7003,943
余暇施設市場3,5604,071
博覧会・イベント市場1,124272
その他市場7,4655,344
ディスプレイ事業 小計52,48851,329
(飲食・物販事業)1,3391,627
合計53,82752,956

(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 売上高総額に対する割合が10%以上となる相手先はありません。
②セグメント別(ディスプレイ事業は制作品別)の生産高、受注および売上高の状況
ア 生産高の状況
セグメントの名称前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間
生産高(百万円)生産高(百万円)
(ディスプレイ事業)
内装制作20,90522,671
展示制作12,01412,031
環境演出制作2,8862,820
販促品制作255264
企画・設計・監理4,9843,602
その他9,71910,689
ディスプレイ事業 小計50,76752,079
(飲食・物販事業)--
合計50,76752,079

(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 生産高の金額は販売価格によっております。
3 飲食・物販事業は生産概念が異なるため、記載しておりません。
イ 期中受注高および受注残高の状況
セグメントの名称前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間
受注高
(百万円)
受注残高
(百万円)
受注高
(百万円)
受注残高
(百万円)
(ディスプレイ事業)
内装制作26,03119,30122,22615,331
展示制作14,4109,37718,30315,182
環境演出制作3,2432,2422,7351,242
販促品制作2646818179
企画・設計・監理5,5385,9634,0445,013
その他11,2544,88511,3775,873
ディスプレイ事業 小計60,74341,83958,86842,723
(飲食・物販事業)----
合計60,74341,83958,86842,723

(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 飲食・物販事業は受注概念が異なるため、記載しておりません。
ウ 売上高の状況
セグメントの名称前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間
売上高(百万円)売上高(百万円)
(ディスプレイ事業)
内装制作21,28223,450
展示制作13,11011,195
環境演出制作2,8932,885
販促品制作241309
企画・設計・監理4,5933,703
その他10,3669,785
ディスプレイ事業 小計52,48851,329
(飲食・物販事業)1,3391,627
合計53,82752,956

(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 売上高総額に対する割合が10%以上となる相手先はありません。
(3)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は651億72百万円(前連結会計年度末比71億89百万円減)、負債は293億84百万円(前連結会計年度末比77億8百万円減)、純資産は357億87百万円(前連結会計年度末比5億18百万円増)となりました。
総資産は、現金及び預金と受取手形及び売掛金が減少したことにより減少しております。
負債は、支払手形及び買掛金が減少したことにより減少しております。
純資産は、配当金の支払いがありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、増加しております。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の48.7%から54.9%となりました。
(4)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は238億69百万円(前連結会計年度末比29億89百万円減)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少と税金納付等により4億75百万円の支出(前年同期は43億62百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、各拠点の設備投資等により2億63百万円の支出(前年同期は2億64百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い等により22億44百万円の支出(前年同期は17億63百万円の支出)となりました。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間において、特記すべき重要な事項はありません。