四半期報告書-第40期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

【提出】
2018/11/13 12:54
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、200,487百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,557百万円の増加となりました。主な要因は、現金及び預金、仕掛販売用不動産の増加などによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は、124,017百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,927百万円の増加となりました。主な要因は、短期借入金の増加などによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、76,469百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,630百万円の増加となりました。主な要因は、利益剰余金の増加などによるものであります。
この結果、自己資本比率は38.1%となり、前連結会計年度末に比べ0.5ポイントの増加となりました。
b.経営成績
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、大学への進学率の上昇やインバウンド需要の続伸などが見られた一方で、6月以降大阪府北部地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震のほか、相次ぐ大型台風の発生など予期せぬ自然災害に見舞われました。
このような中、当社グループは全社を挙げて自然災害を早期に克服し、中期経営計画の骨子である「顧客満足度の向上」及び「開発の先行的実施」を着実に推進いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高79,204百万円(前年同期比11.7%増)となり、利益につきましては、開業準備費用等約940百万円や、お客様満足度向上のための大規模リニューアル費用約220百万円の発生などがあったものの、不動産流動化による利益もあり、営業利益8,044百万円(前年同期比11.5%増)、経常利益7,839百万円(前年同期比11.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5,319百万円(前年同期比14.8%増)と増収増益となり、過去最高益を更新いたしました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
①寮事業
寮事業では、期初稼働率97.7%(前年比0.6ポイント減)となりましたが、これは新規の学校様専用寮の竣工時期に伴う一時的な空室の発生等によるものであり、当第2四半期連結累計期間におきましては、学生寮事業において契約数が従来の増加傾向に戻ったことに加え、社員寮事業においても新たに寮制度を導入される企業様が増加したことなどにより契約数が増加いたしました。なお、費用面では、新規事業所オープンに伴う開業準備費用等約130百万円と、既存事業所の大規模リニューアル費用約80百万円が発生いたしました。
この結果、売上高24,283百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益3,727百万円(前年同期比0.8%増)となりました。
②ホテル事業
ドーミーイン事業では、当期に「天然温泉 南部の湯 ドーミーイン本八戸」、「天然温泉 白糸の湯 ドーミーイン大分」、「天然温泉 浪華の湯 ドーミーイン大阪谷町」、「春日の湯 ドーミーイン後楽園」、「ドーミーイン・global cabin 浜松」の5事業所がオープンいたしました。また、インバウンドのお客様が各月とも前期を上回って大幅に増加をいたしました。なお、当第2四半期連結累計期間後半において前述の自然災害による影響を受けましたが、国内のお客様のご利用が増加したこともあり、短期間にて回復し、運営上重要な指標となるRevPAR(客室稼働率×平均客室単価)も上昇いたしました。
リゾート事業では、当期に誕生いたしましたブランドロゴのもと、皆様に愛され、親しまれるリゾート創りを進めてまいりました。当第2四半期連結累計期間後半の自然災害により、9月の稼働率が落ち、立ち直りに若干時間を要しておりますが、稼働状況に応じた柔軟な人員配置をすることなどにより、コストコントロールを徹底いたしました。
この結果、売上高は39,043百万円(前年同期比12.3%増)となり、営業利益は、今後オープン予定の新規事業所分を含めた開業準備費用等約800百万円や、既存事業所の大規模リニューアル費用約140百万円を吸収いたしましたが、自然災害の影響もあり4,782百万円(前年同期比1.8%増)と緩やかな成長となりました。
③総合ビルマネジメント事業
総合ビルマネジメント事業では、建設案件の増加に伴い増収となりましたが、ビル管理部門における契約の一部終了などにより減益となりました。この結果、売上高7,440百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益31百万円(前年同期比77.2%減)となりました。
④フーズ事業
フーズ事業では、ホテルレストラン受託事業の案件増加に伴い増収となりましたが、外食事業の開業準備費用等により減益となりました。この結果、売上高3,420百万円(前年同期比1.2%増)、営業利益25百万円(前年同期比57.2%減)となりました。
⑤デベロップメント事業
デベロップメント事業では、建設案件の減少に伴い減収となりましたが、不動産流動化等により大幅な増益となりました。この結果、売上高9,732百万円(前年同期比8.8%減)、営業利益1,046百万円(前年同期比164.8%増)となりました。
⑥その他事業
その他事業は、シニアライフ事業(高齢者向け住宅の管理運営事業)、PKP事業(自治体向け業務受託事業)、単身生活者支援事業、保険代理店事業、総合人材サービス事業、融資事業及び事務代行業であります。これらの事業の合計は、売上高6,232百万円(前年同期比4.7%増)、営業損失43百万円(前年同期は営業損失131百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ2,818百万円増加し、19,790百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、売上債権の増減額及び仕入債務の増減額の影響により、前年同期に比べ3,042百万円収入が増加し、6,112百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、有形固定資産の取得による支出及び敷金及び保証金の差入による支出の影響により、前年同期に比べ2,322百万円支出が減少し、10,906百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、短期借入金の純増減額及び社債の償還による支出の影響により、前年同期に比べ4,218百万円収入が減少し、7,584百万円の収入となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、148百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」をご参照下さい。