四半期報告書-第24期第2四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/04/30 15:05
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
2021年のスマートフォンを中心としたインターネット広告市場は、前年比13.1%増(注)と順調な成長が見込まれております。
このような環境のもと、当社グループは、スマートフォン市場の成長を取り込む一方で、中長期の柱に育てるため「ABEMA」への投資をしつつ、当第2四半期連結累計期間における売上高は294,497百万円(前年同期比20.3%増)、営業利益は32,932百万円(前年同期比62.8%増)、経常利益は33,029百万円(前年同期比63.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13,694百万円(前年同期比187.7%増)となりました。
出所(注)日経広告研究所「調査・研究 2021年度の広告費予測/概要版(2021年2月公表)」
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
①メディア事業
メディア事業には、「ABEMA」、「Ameba」、「タップル」等が属しております。
「ABEMA」への投資をしつつ、売上を伸ばし、売上高は40,259百万円(前年同期比54.6%増)、営業損益は7,384百万円の損失計上(前年同期間9,288百万円の損失計上)となりました。
②インターネット広告事業
インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、㈱CyberZ等が属しております。
広告効果の最大化を強みに、売上高、営業利益ともに過去最高を更新し、売上高は157,228百万円(前年同期比12.2%増)、営業損益は12,941百万円の利益計上(前年同期比4.5%増)となりました。
③ゲーム事業
ゲーム事業には、㈱Cygames、㈱Craft Egg、㈱サムザップ等が属しております。
新規2タイトルの初速が好調に推移し、売上高は93,937百万円(前年同期比17.3%増)、営業損益は24,347百万円の利益計上(前年同期比56.5%増)となりました。
④投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、㈱サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は5,762百万円(前年同期比70.5%増)、営業損益は4,575百万円の利益計上(前年同期比67.2%増)となりました。
⑤その他事業
その他事業には、㈱CAM、㈱マクアケ、㈱ゼルビア等が属しており、売上高は10,897百万円(前年同期比13.4%増)、営業損益は559百万円の利益計上(前年同期比26.0%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(総資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は300,365百万円(前連結会計年度比39,599百万円の増加)となりました。これは、主に売上高や事業規模の拡大に伴う売掛金の増加によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は153,747百万円(前連結会計年度比20,659百万円の増加)となりました。これは、主に売上高や事業規模の拡大に伴う買掛金の増加によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は146,617百万円(前連結会計年度比18,939百万円の増加)となりました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によるものであります。
(自己資本比率)
当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は33.3%(前連結会計年度比1.0ポイント減)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて1,984百万円減少し、100,384百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは10,082百万円の増加(前年同期間は11,574百万円の増加)となりました。これは、主に利益の計上及び法人税等の支払によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは12,935百万円の減少(前年同期間は8,789百万円の減少)となりました。これは、主に投資有価証券及び固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは600百万円の増加(前年同期間は2,419百万円の減少)となりました。これは、主に非支配株主からの払込による収入及び配当金の支払によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、2,752百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。