四半期報告書-第37期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

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2018/08/07 11:18
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26項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成30年4月1日から平成30年6月30日まで。以下、「当第1四半期」という。)におけるわが国経済は、企業収益の拡大や雇用・所得環境の改善が続き、堅調な海外経済と相まって、緩やかな回復基調が持続しました。一方で米中間の貿易を巡る緊張の高まりにより、世界経済は先行き不透明な状況となっております。
このような状況のもと、当社グループは、平成31年3月期を最終年度とする中期4ヵ年計画の達成に向けて、営業強化、自社商材・サービスの拡充、成長分野への集中投資および既存事業のスクラップアンドビルドを積極的に推進しております。
ソリューションデザイン事業においては、引き続き大きな成長が見込まれる、ネットビジネス、eコマース、車載、IoT、ロボット/AIの分野の拡大に注力しております。
ソリューション営業部門は、引き続き好調なシステムインテグレーション事業に注力するとともに、各本部と連携し更なるサービスメニューと自社商材の拡充を図り、システム設計から構築・開発・保守運用まで、ワンストップでのサービスを提供しております。
ストック型ビジネスの推進を担う新企隊本部は、自社商材『Canbus.\キャンバスドット』、『Cloudstep』の機能拡張を実施、テレビCMやWebマーケティングによる販売促進を積極的に展開しております。また、IoT、セキュリティ、ブロックチェーンをキーワードとした商材開発と国内外の子会社やベンチャー企業との協業を推進して、グローバルでの販売に取り組んでおります。
以上の結果、当第1四半期の連結業績は、売上高13,476百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益1,468百万円(同63.9%増)、経常利益1,419百万円(同54.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益943百万円(同52.3%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。なお、各セグメントの売上高にはセグメント間の内部売上高または振替高を含めております。
①ソリューションデザイン事業
ソリューションデザイン事業は、「車載」、「社会インフラ」、「ネットビジネス」、「スマートデバイス/ロボット/AI」および「業務システム」の5つのカテゴリーに区分しており、当事業の売上高は4,908百万円(前年同期比13.4%増)、営業利益は715百万円(同113.3%増)となりました。
(車載)
自動運転、車載インフォテインメント、テレマティクス(*1)およびECU(電子制御ユニット)の開発といった車載分野では、得意とする車載インフォテインメント関連で売上を伸ばしました。また、自動車と通信の融合に伴いIT・通信関連企業からの新規参入が加速しており、大きく売上が拡大しております。
(*1)テレマティクス(Telematics)とは、テレコミュニケーション(Telecommunication)とインフォマティクス(Informatics)から作られた造語で、自動車などの移動体に携帯電話などの移動体通信システムを利用してサービスを提供することの総称。
(社会インフラ)
これまでは、電力、交通、航空、宇宙、防衛を中心に事業を拡大してまいりましたが、事業範囲を広げすぎた結果、収益性に問題のある事業も発生しております。
このような結果を踏まえ、スクラップアンドビルドの経営方針に則り、収益性が高く更なる拡大が見込めるIoTを使ったインフラ整備を積極推進する事業分野へ経営資源の移動を行っております。
(ネットビジネス)
通信キャリア、eコマース、教育、電子書籍など、ネットビジネスに関わる分野では、通信キャリアの大規模基幹サービス開発、ネットショッピング利用者の増加に比例して市場の拡大を続けるECサイト開発に加え、電子決済の普及に伴う決済サービスの開発・評価業務の引き合いが増加しております。
また、顧客がサービスのスマートフォン対応を加速させる中、スマートフォンアプリ開発を得意とするシステナベトナムの需要が急増し、売上を拡大しました。
当分野は今後、モノに付加価値をつけたサービスモデルの増加に伴う市場拡大が見込まれるため、引き続きシステナベトナムを活用しながら収益の柱として注力してまいります。
(スマートデバイス/ロボット/AI)
スマートフォン、家電、ロボットなど、プロダクト開発に関わる分野では、スマートフォンの開発・検証業務から、当事業として注力している『ロボットおよび情報家電』、『人工知能(AI)』、『IoT関連機器』の開発業務へのシフトを継続しました。これにより、減少するスマートフォン開発をカバーし、今後成長が見込まれるロボット、AI、IoTをキーワードとした開発業務で受注を拡大しております。
(業務システム)
業務システムの分野は、好景気を背景に業務改善や業務効率化に向けたIT投資が増加傾向にあり、当社への引き合いも非常に旺盛で、好調に推移しました。
今後は、スクラッチ開発だけではなくOSS(オープンソースソフトウェア)を活用した開発の拡大や、システナベトナムのオフショアを活用した提案も行っていき、受注を拡大してまいります。
②フレームワークデザイン事業
当事業は、既存顧客を中心とした金融分野と、業務自動化ソリューションを中心とした新規サービス分野にカテゴライズし、双方の顧客ニーズを捉えて、受注拡大に繋げております。
既存金融分野は、大型保険システム開発の拡大および決済システムの追加受注等により堅調に推移しました。また新規サービス分野では、業務自動化ソリューションのライセンス販売に加えて導入支援サービスのメニュー化を図り、展示会やセミナー等のプロモーションとトライアル導入を推進することにより、引き合いが増加し受注拡大に繋がりました。
これらの結果、当事業の売上高は1,251百万円(前年同期比17.4%増)、営業利益は179百万円(同52.9%増)となりました。
③ITサービス事業
システムの運用・保守、ヘルプデスク、ユーザーサポートを主な業務とする当事業は、人材動員力を強みとした「ヘルプデスク」、「システムオペレーター」などの従来の派遣サービスから、「ITサポート」や「インフラ構築」といった請負型業務へのシフトを推進しております。
こうした方針に基づき、顧客のプロフィット部門への提案営業を通じたこれらの高付加価値案件の受注拡大に加え、英語での「グローバルサポート」業務の新規受注が増加しました。
また、「働き方改革」に対応した「ITトレーニング」、「eラーニング」をはじめ、情報セキュリティに対するリスクマネジメントとしての「セキュリティ導入支援・訓練・教育」や「Windows10移行」、「スマートデバイス導入」などが企業ニーズを捉え、新規顧客数の増加に繋がりました。
さらに、事業拡大に不可欠な人材の拡充に関しても、順調に推移しました。
これらの結果、当事業の売上高は1,818百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は221百万円(同44.5%増)となりました。
④ソリューション営業
IT関連商品の法人向け販売および外資・中堅企業向けを中心としたシステムインテグレーションを主な業務とする当事業は、ITを活用した生産性の向上、また「働き方改革」をキーワードにモバイル、セキュリティ、そしてクラウドを中心とした需要を喚起するソリューションの構築、さらには部門間連携の強化に取り組みました。
具体的には、モバイルソリューションサービスの拡充、およびクラウドとオンプレミスサーバーによるハイブリッド環境のサービス強化に取り組みました。
こうした中、クラウドと絡めたモバイルPCのリプレース案件が増大、またサーバーソリューションに関しても数多く受注することができました。
これらの結果、当事業の売上高は5,225百万円(前年同期比1.8%増)、営業利益は323百万円(同11.4%増)となりました。
⑤クラウド事業
企業等にクラウドソリューションや自社開発商品を提供する当事業は、「G Suite」や「Microsoft Office 365」と連携するグループウェア『Cloudstep(*2)』を中心とした戦略を推進しました。特に、『Cloudstep』強化が新規顧客のニーズを的確に捉え、競合他社とのさらなる差別化に成功しました。その結果、旺盛な案件状況となりました。
また、クラウドデータベース『Canbus.\キャンバスドット(*2)』は、昨年5月の提供開始から様々な用途での受注をいただき今後の可能性を感じるとともに、注力商材として積極投資と営業強化を推進しております。
これらの結果、当事業の売上高は227百万円(前年同期比21.0%増)、営業利益は37百万円(同503.7%増)となりました。
(*2)『Cloudstep』、『Canbus.\キャンバスドット』は、システナの自社開発商品です。
⑥コンシューマサービス事業
当事業は、主に連結子会社の株式会社GaYaが行う事業が該当します。株式会社GaYaは、スマートフォン向けゲームコンテンツを開発し、SNSゲームを展開する大手SNSサイトへ提供するとともに、他社が開発・リリースしたゲームの運営も受託しております。
当第1四半期は、協業タイトル「アルテイルクロニクル」において人気バーチャル・シンガー「初音ミク(*3)」とのコラボ企画や、6月にリリース13周年を迎えた「競馬伝説Live!」において川崎競馬場でのリアルイベントを実施するなど、既存コンテンツの露出強化および投資を実施しました。
これらの結果、当事業の売上高は116百万円(前年同期比10.3%減)、営業利益は7百万円(同81.9%減)となりました。
(*3)「初音ミク」はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社が展開するバーチャル・シンガーです。
⑦海外事業
米国子会社は、システナ本体およびグループ会社の株式会社インターネットオブシングスと連携し、日本での独占販売権を持つ、①米国西海岸の大都市でスマートシティ計画に採用されるなど、多くの採用実績のあるプラズマ社の「IoTプラットフォーム」、②世界各国の中央銀行、大手金融機関、軍事機関など、グローバルで多くの導入実績があるストロングオース社の「暗号化と次世代認証セキュリティ・ソリューション」の販売に向けて、日本語化や日本仕様の追加開発を継続しました。①ではプラズマ社との合弁会社(ONE Tech,Inc.)を通じて、米国内外企業に対して営業活動を強化しており、また②の製品は下期からの日本・アジアでの販売に向けてマニュアル整備、営業戦略立案を行っております。これらをテコとして、日本のみならず、アジア・米国での共同ビジネスに弾みをつけてまいります。
当事業は未だ投資の段階であり、売上高は20百万円(前年同期比36.5%減)、営業損失は16百万円(前年同期は営業損失38百万円)となりました。
⑧投資育成事業
当事業では、株式会社インターネットオブシングスがCanbus.の顧客向けに、IoTでIT経営を実現するためのデータ活用アプリケーション(Canbus.スマートフォンアプリ)の開発を行っております。このスマートフォンアプリとLPWA(LoRaなど)のIoTネットワークを活用した、IoTサービスによる収益化を推進しております。
これらの結果、当事業の売上高はありませんでした(前年同期は売上高0百万円)。また、営業損失は0百万円(前年同期は営業損失9百万円)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は26,715百万円(前期末は28,424百万円)となり、前期末と比較して1,709百万円の減少となりました。流動資産は22,437百万円(前期末は24,126百万円)となり、前期末と比較して1,688百万円の減少となりました。これは主に受取手形及び売掛金2,282百万円の減少、現金及び預金624百万円の増加によるものであります。固定資産は4,278百万円(前期末は4,298百万円)となり、前期末と比較して20百万円の減少となりました。有形固定資産は526百万円(前期末は529百万円)となり、前期末と比較して3百万円の減少となりました。無形固定資産は183百万円(前期末は113百万円)となり、前期末と比較して70百万円の増加となりました。投資その他の資産は3,568百万円(前期末は3,655百万円)となり、前期末と比較して87百万円の減少となりました。
(負債)
負債の合計は9,131百万円(前期末は11,204百万円)となり、前期末と比較して2,072百万円の減少となりました。これは主に買掛金1,177百万円の減少、未払法人税等568百万円の減少および賞与引当金494百万円の減少によるものであります。
(純資産)
純資産は17,583百万円(前期末は17,220百万円)となり、前期末と比較して362百万円の増加となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益943百万円、剰余金の配当609百万円によるものであります。自己資本比率につきましては、前期末と比較して5.3ポイント上昇し64.8%となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、22百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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