訂正四半期報告書-第6期第1四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

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2018/11/29 15:37
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループは、当第1四半期連結会計期間の期首よりIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を適用しております。これに伴う当社の連結損益計算書における売上収益、営業利益、税引前四半期利益、四半期利益に与える影響は軽微でしたが、従来「売上原価」と「販売費及び一般管理費」を区分して表示していたものを、「営業費用」として一括して表示する方法に変更しております。詳細については、後述の要約四半期連結財務諸表注記の(4)をご参照下さい。
当第1四半期連結累計期間(2018年7月1日~2018年9月30日)における世界経済は、米国の保護主義政策に端を発した関係諸国との貿易摩擦の激化等による不確実性や、金融資本市場の変動の影響懸念があるものの、世界的に穏やかな景気回復傾向が続いていると認識しております。一方で日本経済においては、企業収益や雇用環境の改善などを背景に、消費者マインドの持ち直しが見られ、今後も緩やかな回復が期待される状況にあると考えております。
こうした中で、グローバルなマーケティング・リサーチ市場は458億米ドル、そのうち当社グループが主に手掛けるオンライン・マーケティング・リサーチ市場は179億米ドルに達し(注1)、日本のマーケティング・リサーチ市場は2,147億円、そのうちオンライン・マーケティング・リサーチ市場は672億円に達する(注2)規模となったと認識しております。国内、海外共に市場は堅調な拡大を続けており、特にオンライン・マーケティング・リサーチが市場全体を上回るペースで成長している中、今後も当社グループの事業成長にとって好ましい市場環境が継続するものと期待されます。
このような経済・市場環境の下で当社グループは、国内外においてさらなる多様化やグローバル化が進む顧客企業のマーケティング課題の解決ニーズに対応すべく、マーケティング・リサーチ・サービスのラインナップ拡充を進めています。具体的には、消費者パネルから得られる属性、消費・購買、行動、意識、生体情報等、多種多様で膨大なデータを統合的に扱うことで得られる高品質で革新的なインサイトを顧客企業に対して提供することで、引き続き国内事業の安定的な成長と、海外事業の基盤強化を目指してきました。また、とりわけデジタル関連領域においては、国内外における企業のデジタル広告支出の最適化に資するデータ提供を中心とした事業の拡充に取り組んでいます。なお、欧州における個人情報保護規制(GDPR)の施行や、米国の大手SNS企業における個人情報流出に端を発し、足許ではデジタル関連事業の運営上、向かい風となるような状況も散見されていますが、中長期的な視点でみれば、顧客企業におけるマーケティング活動のデジタル化の推進は止まることのない大きな潮流であると考えています。
国内においては、当社グループの主要子会社である株式会社電通マクロミルインサイトの売上高に一部軟調さが残るものの、デジタル・マーケティング関連商材やグローバル・リサーチ商材の販売が、広告代理店、電機、情報・通信、食料品、金融、自動車といった様々な業界の顧客に対して堅調に推移しました。また、2018年7月に株式会社博報堂からマジョリティ持分を取得して子会社化した株式会社H.M.マーケティングリサーチ(2018年10月1日付で株式会社東京サーベイ・リサーチから社名変更)の業績が加わったことも追い風となり、結果として国内全体では前年同期比で13.5%成長となる第1四半期売上収益(7,164百万円)を記録しております。
海外においては、グローバルなメディア企業、アルコール飲料メーカー、化粧品メーカー、さらに韓国の大手自動車メーカーや電機メーカー、政府・公共機関などを中心とした取引拡大等がありました。加えて、2017年10月に子会社化した米Acturus社の業績が加わったことも追い風となり、海外では前年同期比29.6%増となる第1四半期売上収益(3,257百万円)を記録しております。
一方で費用面では、主に海外におけるパネル費や外注費の効率化が進んだ一方で、国内外での業容拡大に伴う人員拡充・オフィス増床や、M&Aを通じて国内外で子会社化した企業の業績取り込みに伴う費用増等により、人件費及びその他の営業費用等は前年同期比で増加しました。また、2018年7月に発行した普通社債により、足許で金利水準が高まりつつあった外貨建ての既存借入金をリファイナンスしたことに伴う一時的な費用の計上や、既存借入金の期限前弁済までの間に金利の重複支払いが必要な期間があったこと等の影響から、金融収支が悪化しました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は10,388百万円(前年同期比18.3%増)、営業利益に減価償却費等を加えたEBITDA(利払・税引・償却前利益)(注3)は1,920百万円(同16.3%増)、営業利益1,586百万円(同13.4%増)、税引前利益1,306百万円(同11.5%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は790百万円(同14.3%減)となりました。
なお、当社は、国内外においてM&A等を活用した事業基盤の強化や拡大を積極的に目指していくなかで、以下セグメント別の業績においては、各事業から生み出されるキャッシュ・フローの規模を通じた業績の把握や比較をより適切に行うことができるEBITDAを用いて、各セグメントの収益性に係る状況を記載しております。
セグメント業績は以下のとおりです。
(マクロミルグループ)
当社単体、国内子会社及び、一部の海外子会社が属するマクロミルグループにおいては、前述のとおり、国内の売上収益が堅調に推移し、韓国における子会社の取引拡大が継続したこと等に加えて、2018年7月に子会社化したH.M.マーケティングリサーチ社の業績を取り込んだ影響があり、セグメント全体の売上収益が大きく伸長しました。また費用面では、業容拡大に伴う人員・オフィスの拡充コストの増加があったことに加えて、H.M.マーケティングリサーチ社の新規連結開始に伴う費用増等もあって、営業費用も前年同期比でより大きく増加しました。
以上の結果、マクロミルグループセグメントの当第1四半期連結累計期間における売上収益は、8,105百万円(前年同期比13.7%増)、EBITDAは1,636百万円(同5.7%増)となりました。
(MetrixLabグループ)
欧州や北米、中南米、中東及びアジアの一部といった地域で事業を展開するMetrixLabグループにおいては、前述のとおり、グローバル・キー・アカウント(注4)向け調査を中心に、イギリスや北米、ブラジル、シンガポール等を中心とした各地域で主力の広告プリテスト商材や広告・キャンペーン効果測定商材等の販売が堅調に推移しました。これに加え、2017年10月に子会社化した米Acturus社の業績を取り込んだ影響もあり、売上収益は前年を大きく上回って増大しました。一方、費用面では、海外事業の強化に向けた人員や事業拠点の拡充を引き続き力強く推進しており、また、Acturus社の新規連結に伴う費用増等もあって、営業費用は前年同期比で増加しているものの、売上収益の増加の影響が当該費用増を大きく上回る水準だったことに加え、パネル費及び外注費の効率化も実現できた四半期となりました。
以上の結果、MetrixLabグループセグメントの当第1四半期連結累計期間における売上収益は、2,313百万円(前年同期比36.5%増)、EBITDAは283百万円(同174.9%増)となりました。
注:
(1) 2018年9月にESOMAR(European Society for Opinion and Marketing Research) が発表した「ESOMAR GlobalMarket Research 2018」による。
(2) 2018年7月に一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)が発表した「第43回 経営業務実態調査」による。
(3) EBITDA:Earnings Before Interest, Tax, Depreciation and Amortizationの略。当社ではEBITDA = 営業利益+減価償却費及び償却費+固定資産除却損+減損損失と定義しており、各事業から生み出されるキャッシュ・フローの規模をより適切に把握することができるため、各事業の収益性を測るための主要な経営指標として用いている。
(4) グローバルに事業を展開し、調査・マーケティングに係る多額の予算を有する顧客企業グループのうち、当社グループのさらなる成長の鍵となる顧客(キー・アカウント)として、グローバルに営業強化の対象としている企業群のこと。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間の資産につきましては、73,918百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,312百万円減少いたしました。これは主に、現金及び現金同等物の減少3,647百万円等の減少要因があったためです。
負債につきましては、45,751百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,010百万円減少しております。これは主に、退職給付に係る負債の増加158百万円がありましたが、未払法人所得税等の減少1,202百万円、その他の流動負債の減少814百万円等の減少要因があったためです。なお、社債及び借入金につきましては、借入金の返済が11,483百万円ありましたが、社債発行による収入が9,947百万円あり、結果として当第1四半期連結会計期間末時点の純有利子負債/EBITDA比率は3.45倍となりました。
資本につきましては、28,166百万円となり、前連結会計年度末に比べ698百万円増加いたしました。これは主に、配当金の支払額507百万円がありましたが、四半期利益900百万円の発生等があったためです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,647百万円減少し、5,476百万円となりました。当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は、1,298百万円(前年同期比800百万円増)となりました。
これは主に、税引前四半期利益1,306百万円、減価償却費及び償却費333百万円がありましたが、法人所得税の支払額1,635百万円、営業債権及びその他の債権の増加708百万円、利息の支払額212百万円等があったためです。
なお、法人所得税の支払額は所得金額の増加や欠損金の繰越控除終了により前年同期比1,057百万円の増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、422百万円(前年同期比212百万円増)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出186百万円、無形資産の取得による支出551百万円等があったためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、1,921百万円(前年同期比1,430百万円増)となりました。
これは主に、社債発行による収入9,947百万円がありましたが、長期借入金の返済による支出11,059百万円、短期借入金の返済による支出423百万円等があったためです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(参考情報)
当社グループの重要な経営指標である(1)当社の直近12か月の売上高10百万円超のクライアント数、(2)エリア別の売上高実績、(3)換算に使用した為替レート、(4)デジタルマーケティング事業の売上高実績及び主要な商品の売上指数、(5)EBITDAの推移は以下のとおりであります。
(1)当社の直近12か月の売上高10百万円超のクライアント数
決算年月2018年6月
第1四半期
2019年6月
第1四半期
対前年同期比
成長率
売上高10百万円超のクライアント数317363+14.5%

(2)エリア別の売上高実績
決算年月2018年6月
第1四半期
2019年6月
第1四半期
対前年同期比
成長率
(単位:百万円)
日本6,3127,164+13.5%
海外2,5133,257+29.6%
相殺消去△47△32-
合計8,77910,388+18.3%

(3)換算に使用した為替レート
決算年月2018年6月
第1四半期
2019年6月
第1四半期
増減率
JPY/EUR(円)130.4129.6△0.6%
JPY/USD(円)111.0111.4+0.4%
JPY/KRW(円)0.09820.0995+1.3%

(4)デジタルマーケティング事業の売上高実績及び主要な商品の売上指数
(デジタルマーケティング事業の売上高)
決算年月2018年6月
第1四半期
2019年6月
第1四半期
対前年同期比
成長率
(単位:百万円)
デジタルマーケティング売上高1,3901,716+23.5%

(主要な商品の売上指数)
決算年月2018年6月
第1四半期
2019年6月
第1四半期
対前年同期比
成長率
マクロミルグループ
DMP Solution1.051.83+74.1%
AccessMill3.284.15+26.5%
MetrixLabグループ
B-HEALTH0.350.65+87.5%
CE0.671.17+75.3%

※主要な商品の売上指数は、2015年6月期の第1四半期のAccessMillの売上高を1とした場合の各四半期における各商品の売上高を倍率化した数値であります。なお、MetrixLabの商品の売上指数及び増減率については、該当する連結累計期間の為替レートを適用した数値を用いて算出しております。
(5)EBITDA
決算年月2018年6月
第1四半期
2019年6月
第1四半期
対前年同期比
成長率
(単位:百万円)
EBITDA1,6511,920+16.3%

※EBITDA = 営業利益+減価償却費及び償却費+固定資産除却損+減損損失

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