半期報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態の状況
当中間連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ13,619百万円減少し、322,089百万円となりました。
流動資産合計は、前連結会計年度末に比べ13,828百万円減少し、100,232百万円となりました。この主な要因は、売掛金及びその他の短期債権が11,695百万円減少したこと等によるものであります。
非流動資産合計は、前連結会計年度末に比べ209百万円増加し、221,857百万円となりました。この主な要因は、使用権資産が2,156百万円増加したこと等によるものであります。
当中間連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ10,991百万円減少し、104,692百万円となりました。
流動負債合計は、前連結会計年度末に比べ11,925百万円減少し、37,289百万円となりました。この主な要因は、その他の流動負債が7,724百万円減少したこと等によるものであります。
非流動負債合計は、前連結会計年度末に比べ934百万円増加し、67,404百万円となりました。この主な要因は、リース負債が2,502百万円増加したこと等によるものであります。
当中間連結会計期間末の資本合計は、前連結会計年度末に比べ2,629百万円減少し、217,397百万円となりました。この主な要因は、親会社の所有者に帰属する持分合計が2,277百万円減少したこと等によるものであります。
流動性に関する指標としては、当中間連結会計期間末において流動比率268.8%、親会社所有者帰属持分比率64.2%となっております。
(2)経営成績の状況
当社グループは、エンターテインメント領域や社会課題領域で各種事業を展開しておりますが、企業価値の向上に向け、それぞれの特徴を活かした収益基盤の形成や、構造的・継続的に成長する事業群の形成、事業間のシナジーの形成等に取り組んでおります。
当中間連結会計期間(2024年4月1日から2024年9月30日まで)において、売上収益は、70,262百万円(前年同期比6.5%減)となりました。主な変動要因は、後述のセグメント別の業績に詳述のとおりとなっております。
売上原価については、36,378百万円(前年同期比7.7%減)となりました。ライブストリーミング事業やゲーム事業の動向や、業績推移に応じて変動する支払手数料が減少いたしました。
販売費及び一般管理費は、27,876百万円(前年同期比9.6%減)となりました。主にゲーム事業やライブストリーミング事業の業績推移に応じ、支払手数料が減少しました。
金融収益は2,053百万円(前年同期比47.9%減)となりました。金融費用は為替の変動等が影響し、1,457百万円(前年同期比1,667.9%増)となりました。
持分法による投資損失は、157百万円(前年同期は1,451百万円の利益)となりました。前年同会計期間には、主な持分法適用関連会社であるGO株式会社における第三者割当増資による一時的な利益の影響がありました。
以上の結果、当社グループの売上収益は70,262百万円(前年同期比6.5%減)、営業利益は5,493百万円(同14.4%増)、税引前中間利益は5,933百万円(同41.3%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益は2,999百万円(同59.5%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①ゲーム事業
ゲーム事業の売上収益は22,548百万円(前年同期比14.4%減)、セグメント利益は2,380百万円(同462.8%増)となりました。
既存のタイトルを中心とした事業運営となり、ユーザ消費額は前年同期比で減少しましたが、前連結会計年度から取り組んでいる中国拠点の大幅縮小等によって費用が減少し、前年同期比で増益となりました。
②ライブストリーミング事業
ライブストリーミング事業の売上収益は20,639百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント損失は797百万円(前年同期は89百万円の損失)となりました。
当中間連結会計期間においては、国内の「Pococha(ポコチャ)」ではTVCM等のマーケティングを実施しました。「IRIAM(イリアム)」は引き続き成長しました。
③スポーツ事業
スポーツ事業の売上収益は21,553百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益は7,484百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
当中間連結会計期間においては、プロ野球における主催試合の数は前年同期比で少なかったものの、観客動員数等は好調に推移しました。
④ヘルスケア・メディカル事業
ヘルスケア・メディカル事業の売上収益は4,032百万円(前年同期比4.6%減)、セグメント損失は2,631百万円(前年同期は2,206百万円の損失)となりました。
ヘルスケア領域は、主に、データヘルス計画の策定年度には該当しないことから、前年同期比で減収となりました。データ利活用に関しては、下期の需要期に向け、パイプラインの積み上げは順調に進捗しております。メディカル領域では、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」の導入施設数等は引き続き増加しており、また、ポータブル医療機器とJoinを組み合わせたJoin Mobile Careを活用したプロジェクト等に関しても今期の貢献に向け、議論を進めています。
⑤新規事業・その他
新規事業・その他の売上収益は1,674百万円(前年同期比10.0%増)、セグメント損失は505百万円(前年同期は588百万円の損失)となりました。
当区分には、中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組みやEC事業におけるサービス等を含んでおります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4,241百万円増加し、75,637百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は14,649百万円(前年同期は4,415百万円の支出)となりました。主な収入要因は売掛金及びその他の短期債権の増減額11,579百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5,079百万円(前年同期は6,515百万円の支出)となりました。主な支出要因は無形資産の取得2,571百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は5,078百万円(前年同期は3,912百万円の支出)となりました。主な支出要因は配当金支払額2,228百万円であります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、当中間連結会計期間において当該基本方針に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は330百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、エンターテインメント領域や社会課題領域で各種事業を展開しておりますが、企業価値の向上に向け、それぞれの特徴を活かした収益基盤の形成や、構造的・継続的に成長する事業群の形成、事業間のシナジーの形成等に取り組んでおります。
なお、各事業の動向等の主に想定される業績変動要因につきましては、2024年5月8日に公表しました「2024年3月期決算短信[IFRS](連結)」の「1.経営成績・財政状態の概況(1)当期の経営成績の概況(次期の見通し)」より重要な変更はありません。
(1)財政状態の状況
当中間連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ13,619百万円減少し、322,089百万円となりました。
流動資産合計は、前連結会計年度末に比べ13,828百万円減少し、100,232百万円となりました。この主な要因は、売掛金及びその他の短期債権が11,695百万円減少したこと等によるものであります。
非流動資産合計は、前連結会計年度末に比べ209百万円増加し、221,857百万円となりました。この主な要因は、使用権資産が2,156百万円増加したこと等によるものであります。
当中間連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ10,991百万円減少し、104,692百万円となりました。
流動負債合計は、前連結会計年度末に比べ11,925百万円減少し、37,289百万円となりました。この主な要因は、その他の流動負債が7,724百万円減少したこと等によるものであります。
非流動負債合計は、前連結会計年度末に比べ934百万円増加し、67,404百万円となりました。この主な要因は、リース負債が2,502百万円増加したこと等によるものであります。
当中間連結会計期間末の資本合計は、前連結会計年度末に比べ2,629百万円減少し、217,397百万円となりました。この主な要因は、親会社の所有者に帰属する持分合計が2,277百万円減少したこと等によるものであります。
流動性に関する指標としては、当中間連結会計期間末において流動比率268.8%、親会社所有者帰属持分比率64.2%となっております。
(2)経営成績の状況
当社グループは、エンターテインメント領域や社会課題領域で各種事業を展開しておりますが、企業価値の向上に向け、それぞれの特徴を活かした収益基盤の形成や、構造的・継続的に成長する事業群の形成、事業間のシナジーの形成等に取り組んでおります。
当中間連結会計期間(2024年4月1日から2024年9月30日まで)において、売上収益は、70,262百万円(前年同期比6.5%減)となりました。主な変動要因は、後述のセグメント別の業績に詳述のとおりとなっております。
売上原価については、36,378百万円(前年同期比7.7%減)となりました。ライブストリーミング事業やゲーム事業の動向や、業績推移に応じて変動する支払手数料が減少いたしました。
販売費及び一般管理費は、27,876百万円(前年同期比9.6%減)となりました。主にゲーム事業やライブストリーミング事業の業績推移に応じ、支払手数料が減少しました。
金融収益は2,053百万円(前年同期比47.9%減)となりました。金融費用は為替の変動等が影響し、1,457百万円(前年同期比1,667.9%増)となりました。
持分法による投資損失は、157百万円(前年同期は1,451百万円の利益)となりました。前年同会計期間には、主な持分法適用関連会社であるGO株式会社における第三者割当増資による一時的な利益の影響がありました。
以上の結果、当社グループの売上収益は70,262百万円(前年同期比6.5%減)、営業利益は5,493百万円(同14.4%増)、税引前中間利益は5,933百万円(同41.3%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益は2,999百万円(同59.5%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①ゲーム事業
ゲーム事業の売上収益は22,548百万円(前年同期比14.4%減)、セグメント利益は2,380百万円(同462.8%増)となりました。
既存のタイトルを中心とした事業運営となり、ユーザ消費額は前年同期比で減少しましたが、前連結会計年度から取り組んでいる中国拠点の大幅縮小等によって費用が減少し、前年同期比で増益となりました。
②ライブストリーミング事業
ライブストリーミング事業の売上収益は20,639百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント損失は797百万円(前年同期は89百万円の損失)となりました。
当中間連結会計期間においては、国内の「Pococha(ポコチャ)」ではTVCM等のマーケティングを実施しました。「IRIAM(イリアム)」は引き続き成長しました。
③スポーツ事業
スポーツ事業の売上収益は21,553百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益は7,484百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
当中間連結会計期間においては、プロ野球における主催試合の数は前年同期比で少なかったものの、観客動員数等は好調に推移しました。
④ヘルスケア・メディカル事業
ヘルスケア・メディカル事業の売上収益は4,032百万円(前年同期比4.6%減)、セグメント損失は2,631百万円(前年同期は2,206百万円の損失)となりました。
ヘルスケア領域は、主に、データヘルス計画の策定年度には該当しないことから、前年同期比で減収となりました。データ利活用に関しては、下期の需要期に向け、パイプラインの積み上げは順調に進捗しております。メディカル領域では、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」の導入施設数等は引き続き増加しており、また、ポータブル医療機器とJoinを組み合わせたJoin Mobile Careを活用したプロジェクト等に関しても今期の貢献に向け、議論を進めています。
⑤新規事業・その他
新規事業・その他の売上収益は1,674百万円(前年同期比10.0%増)、セグメント損失は505百万円(前年同期は588百万円の損失)となりました。
当区分には、中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組みやEC事業におけるサービス等を含んでおります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4,241百万円増加し、75,637百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は14,649百万円(前年同期は4,415百万円の支出)となりました。主な収入要因は売掛金及びその他の短期債権の増減額11,579百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5,079百万円(前年同期は6,515百万円の支出)となりました。主な支出要因は無形資産の取得2,571百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は5,078百万円(前年同期は3,912百万円の支出)となりました。主な支出要因は配当金支払額2,228百万円であります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、当中間連結会計期間において当該基本方針に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は330百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、エンターテインメント領域や社会課題領域で各種事業を展開しておりますが、企業価値の向上に向け、それぞれの特徴を活かした収益基盤の形成や、構造的・継続的に成長する事業群の形成、事業間のシナジーの形成等に取り組んでおります。
なお、各事業の動向等の主に想定される業績変動要因につきましては、2024年5月8日に公表しました「2024年3月期決算短信[IFRS](連結)」の「1.経営成績・財政状態の概況(1)当期の経営成績の概況(次期の見通し)」より重要な変更はありません。