四半期報告書-第22期第2四半期(令和3年3月1日-令和3年5月31日)

【提出】
2021/07/09 10:44
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40項目
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大に対する緊急事態宣言の再発出による経済活動の制限が行われる等厳しい状況が続きました。今後については、ワクチン接種の開始により感染拡大が収束していくことが期待されますが、依然として先行き不透明な状況が続いております。
そのような中、当社グループは、領域の異なる事業を複数展開するポートフォリオ経営を推進してきたことにより、新型コロナウイルス感染症の影響を最小限に抑え、売上・利益ともに第2四半期連結累計期間における過去最高を更新しました。主力の人材派遣サービスでは、コールセンター業務が主要顧客内のシェアを着実に伸ばし、売上をけん引しました。障がい者雇用支援サービスについては、緊急事態宣言に起因した農園の開設遅れにより、販売の一部が第3四半期以降にずれ込んだものの、大幅な増収増益となりました。また、その他のサービスについても、緊急事態宣言の影響を若干受けたものの、増収を達成することができました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は11,641百万円(前年同四半期比19.3%増)、営業利益は1,184百万円(前年同四半期比19.5%増)、経常利益は1,197百万円(前年同四半期比21.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は780百万円(前年同四半期比13.4%増)となりました。
なお、当社グループは、社会的価値と経済的な価値の両立を実現することを中期的なビジョンとし、①「既存事業の深堀りによるオーガニック成長の継続」、②「新たな事業領域における成長機会の獲得」、③「ESGを軸とした経営基盤の強化」の3点を重点戦略として定めております。
当第2四半期連結累計期間のセグメント経営成績(セグメント間内部取引消去前)は以下のとおりであります。
①ビジネスソリューション事業
[事業概要]
ビジネスソリューション事業では、シニアや障がい者など潜在労働力の活用を支援するサービスや企業の業務の一部を受託するアウトソーシングサービスを提供しています。前者においては、株式会社エスプールプラスが、障がい者雇用を希望する企業に農園を貸し出し、主に知的障がい者を企業が直接雇用し、収穫した野菜を従業員の健康促進に役立てる福利厚生プログラムの提供を行っています。また、株式会社エスプールでは、様々な経験やノウハウを有するシニアを企業の経営課題や業務課題の解決に役立てるプロフェッショナル人材サービスを提供しています。
後者のアウトソーシングサービスでは、株式会社エスプールロジスティクスが通販商品の発送を代行する物流サービスを提供しています。また、株式会社エスプールリンクではアルバイトやパートの求人応募の受付を代行する採用支援サービスを提供しており、株式会社エスプールセールスサポートでは対面型の会員獲得業務や販売促進業務を行っています。ブルードットグリーン株式会社は、CO2の排出量算出やカーボンオフセット仲介など環境経営の支援に関するサービスを提供しており、2020年6月に子会社となりました。
[当第2四半期連結累計期間の経営成績]
障がい者雇用支援サービスにおいては、2021年3月の法定雇用率の引き上げにより、企業の障がい者雇用に対する意識が一段と高まっており、設備販売の受注は引き続き好調に推移しました。一方、農園の開設については、緊急事態宣言に起因した行政手続の遅延により、長久手農園の開設に遅れが生じました。その結果、設備販売の一部が第3四半期以降にずれ込むこととなりましたが、他の農園の販売を積み上げたことで大幅な増収を達成しました。ロジスティクスアウトソーシングサービスについては、主要顧客の売上回復と新規顧客の増加によって増収となったものの、低収益案件の発生や生産性の落ちこみにより、収益性が低下しました。採用支援サービスに関しては、緊急事態宣言の影響により飲食業の応募受付数が大きく落ち込みましたが、コロナ禍においても採用が活発な業界を上手く取り込んだことで増収を達成しました。損益面では、前期に新型コロナウイルス感染症の影響を受けたサービスの収益回復に加え、障がい者雇用支援サービスの設備販売が大きく伸びたことにより増益となりました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,458百万円(前年同四半期比30.8%増)、営業利益は880百万円(前年同四半期比18.9%増)となりました。
②人材ソリューション事業
[事業概要]
人材ソリューション事業は、人材派遣サービスを主力とする株式会社エスプールヒューマンソリューションズが提供するサービスで、コールセンター等のオフィスサポート業務とスマートフォンや家電製品等の店頭販売支援業務に関する人材サービスを主に展開しています。サービスの特徴は、フィールドコンサルタント(FC)と呼ばれる同社の従業員と派遣スタッフをチームで派遣する「グループ型」の形態を採用している点になります。派遣先に配置されたFCが、現場で派遣スタッフを手厚くフォローすることで、未経験者を短期間で育成できるだけでなく定着率の向上にもつながり、顧客満足度の向上とシェア拡大に寄与しています。
[当第2四半期連結累計期間の経営成績]
主力のコールセンター業務においては、主要顧客を中心にグループ型派遣が堅調に推移しました。また、比較的新しい取引先の拡大も順調に進んでおり、売上の底上げにつながりました。販売支援業務については、モバイル端末のキッティング業務がテレワーク普及を追い風に増加したものの、対面での販売業務に関しては、緊急事態宣言再発出による店舗の時短営業や休業の影響が非常に大きく、減収となりました。また、地域別では、コールセンターのスポット業務が集中した東京や大阪など大都市エリアにて高い伸びとなりました。損益面では、派遣スタッフの継続率の向上により社会保険料などの売上原価が上昇しましたが、売上高増加による利益増加に加え、効率的な支店運営や募集費の抑制に努めたことにより、増益を達成しました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は8,205百万円(前年同四半期比14.9%増)、営業利益は931百万円(前年同四半期比18.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産
当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末から81百万円減少し、5,654百万円となりました。人材ソリューション事業を中心として売上が増加しておりますが、障がい者雇用支援事業の農園建設を中心とした投資活動による支出や法人税等及び消費税等の支払等が売上債権の回収を上回り、現金及び預金が377百万円減少しております。
当第2四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末から799百万円増加し、6,368百万円となりました。障がい者雇用支援サービス拡大のため、株式会社エスプールプラスにて、新規農園の建設や既存農園の増設をしており、有形固定資産が755百万円増加しております。
②負債
当第2四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末から171百万円増加し、5,845百万円となりました。前述の納税や投資活動による支出等に備えて短期借入金を500百万円借り増ししております。一方、納税により未払消費税等を含むその他が313百万円減少しております。
当第2四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末から26百万円増加し、1,189百万円となりました。長期借入金の返済により42百万円減少し、農園の新規建設等により資産除去債務が57百万円、繰延税金負債が9百万円それぞれ増加しております。
③純資産
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益により780百万円増加し、一方、第21期期末配当により260百万円減少し、4,987百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間の現金及び現金同等物は前連結会計年度末から377百万円減少し、2,137百万円となりました。各活動によるキャッシュ・フローの状況と要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期比142百万円減少の435百万円の収入(前年同四半期は578百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益が前年同四半期と比較して201百万円増加し1,188百万円、減価償却費が前年同四半期と比較して85百万円増加し300百万円であったものの、売上債権の増加を主要因とした運転資本の増加が707百万円発生したこと及び法人税等の支払額が357百万円あったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期比3百万円増加の1,012百万円の支出(前年同四半期は1,008百万円の支出)となりました。これは、主に株式会社エスプールプラスの新農園建設等による有形固定資産の取得による支出937百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、199百万円の収入(前年同四半期は1,075百万円の収入)となりました。収入及び支出の主な内訳は、短期借入金の増加500百万円、長期借入金の返済による支出42百万円、配当金の支払額257百万円であります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
(8)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社の従業員数の著しい増減はありません。
(9)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(10)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動はありません。

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