四半期報告書-第22期第3四半期(令和3年6月1日-令和3年8月31日)

【提出】
2021/10/12 10:50
【資料】
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【項目】
39項目
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が開始される一方で、感染は依然として拡大傾向にあり、断続的な緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が発出されるなど、先行き不透明な状況が続きました。
そのような中、当社グループは、領域の異なる事業を複数展開するポートフォリオ経営を推進してきたことにより、新型コロナウイルス感染症の影響を最小限に抑え、売上・利益ともに第3四半期連結累計期間における過去最高を更新しました。人材派遣サービスでは、主力のコールセンター業務が、通常案件に加えてスポット案件を上手く取り込んだことにより売上を大きく伸ばしました。障がい者雇用支援サービスにおいては、営業活動が引き続き好調に推移したほか、管理収入についても順調に積みあがっており、増収増益を達成しました。また、一時的に収益が悪化したロジスティクスアウトソーシングサービスについても業務改善に取り組み、収益の回復が進みました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は18,031百万円(前年同四半期比18.1%増)、営業利益は1,932百万円(前年同四半期比23.9%増)、経常利益は1,946百万円(前年同四半期比25.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,267百万円(前年同四半期比22.1%増)となりました。
なお、当社グループは、社会的価値と経済的な価値の両立を実現することを中期的なビジョンとし、①「既存事業の深堀りによるオーガニック成長の継続」、②「新たな事業領域における成長機会の獲得」、③「ESGを軸とした経営基盤の強化」の3点を重点戦略として定めております。
当第3四半期連結累計期間のセグメント経営成績(セグメント間内部取引消去前)は以下のとおりであります。
①ビジネスソリューション事業
[事業概要]
ビジネスソリューション事業では、障がい者やシニアなど潜在労働力の活用を支援するサービスや企業の業務の一部を受託するアウトソーシングサービスを提供しています。前者においては、株式会社エスプールプラスが、障がい者雇用を希望する企業に農園を貸し出し、主に知的障がい者を企業が直接雇用し、収穫した野菜を従業員の健康促進に役立てる福利厚生プログラムの提供を行っています。また、株式会社エスプールでは、様々な経験やノウハウを有するシニアを企業の経営課題や業務課題の解決に役立てるプロフェッショナル人材サービスを提供しています。
後者のアウトソーシングサービスでは、株式会社エスプールロジスティクスが通販商品の発送を代行する物流サービスを提供しています。また、株式会社エスプールリンクではアルバイトやパートの求人応募の受付を代行する採用支援サービスを提供しており、株式会社エスプールセールスサポートでは対面型の会員獲得業務や販売促進業務を行っています。ブルードットグリーン株式会社は、CO2の排出量算出やカーボンオフセット仲介、環境情報の開示に関するコンサルティング業務など、企業の環境経営の支援に関するサービスを提供しており、2020年6月に子会社となりました。また、エスプールでは、広域行政の業務を受託するBPOサービスを当第3四半期から開始しました。
[当第3四半期連結累計期間の経営成績]
障がい者雇用支援サービスにおいては、2021年3月に法定雇用率が引き上げられたことで、企業の障がい者雇用に対する意識が一段と高まっており、営業活動は引き続き好調に推移しました。設備販売の納品の多くは、農園開設が集中する第4四半期となるため、当第3四半期での設備販売の売上はそれほど大きくなかったものの、ストック収入となる管理料が順調に増加したほか、農園運営に関する費用の抑制が進んだことで増収増益を達成することができました。ロジスティクスアウトソーシングサービスについては、物流センターの業務改善効果が短期間で表れており、営業利益率も単月ベースでは平時の水準まで回復が進みました。採用支援サービスに関しては、2桁の増収増益となりましたが、緊急事態宣言再発出の影響により飲食業の採用が大きく落ち込んでおり、足踏みが続く結果となりました。環境経営支援サービスについては、環境情報開示のコンサルティング業務の納品が集中したことで、売上・利益ともに大きく伸ばし、当第3四半期終了時点で通期計画をほぼ達成することができました。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は5,344百万円(前年同四半期比31.8%増)、営業利益は1,387百万円(前年同四半期比35.3%増)となりました。
②人材ソリューション事業
[事業概要]
人材ソリューション事業は、人材派遣サービスを主力とする株式会社エスプールヒューマンソリューションズが提供するサービスで、コールセンター等のオフィスサポート業務とスマートフォンや家電製品等の店頭販売支援業務に関する人材サービスを主に展開しています。サービスの特徴は、フィールドコンサルタント(FC)と呼ばれる同社の従業員と派遣スタッフをチームで派遣する「グループ型」の形態を採用している点になります。派遣先に配置されたFCが、現場で派遣スタッフを手厚くフォローすることで、未経験者を短期間で育成できるだけでなく定着率の向上にもつながり、顧客満足度の向上とシェア拡大に寄与しています。
[当第3四半期連結累計期間の経営成績]
主力のコールセンター業務においては、主要顧客を中心にグループ型派遣が好調を維持しました。当第3四半期は、通常案件に加えて新型コロナウイルス感染症対策に関連したスポット案件も増えており、売上増に大きく寄与しました。一方、販売支援業務については、緊急事態宣言再発出の影響が非常に大きく、回復が遅れる結果となりましたが、コールセンター業務が大きく伸びたことで、人材ソリューション事業全体では増収を達成することができました。地域別では、コールセンターのスポット案件が集中した東京や大阪など大都市エリアが好調に推移しました。損益面では、派遣スタッフの継続率の向上により社会保険料などの売上原価が上昇しましたが、売上増による利益増に加え、効率的な支店運営に努めたことにより増益を達成しました。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は12,730百万円(前年同四半期比13.0%増)、営業利益は1,489百万円(前年同四半期比11.6%増)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産
当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末から610百万円増加し、6,346百万円となりました。障がい者雇用支援サービスの農園建設を中心とした投資活動による支出に備えた追加の借り入れを実施したため、現金及び預金が287百万円増加しております。また、人材ソリューション事業を中心とした継続的な売上の増加に伴い、売上債権が237百万円増加しております。
当第3四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末から1,431百万円増加し、7,001百万円となりました。障がい者雇用支援サービス拡大のため、株式会社エスプールプラスにて、新規農園の建設や既存農園の増設をしており、有形固定資産が1,398百万円増加しております。
②負債
当第3四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末から885百万円増加し、6,560百万円となりました。前述の投資活動による支出等に備えて短期借入金を1,100百万円借り増ししております。一方、納税により未払消費税等を含むその他が132百万円減少しております。
当第3四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末から128百万円増加し、1,291百万円となりました。長期借入金の返済により64百万円減少し、農園の新規建設等により資産除去債務が140百万円、繰延税金負債が51百万円それぞれ増加しております。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益により1,267百万円増加し、一方、第21期期末配当により260百万円減少し、5,496百万円となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、連結会社の従業員数の著しい増減はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(9)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動はありません。

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