有価証券報告書-第50期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の概要
(単位:百万円)
(注)売上総利益、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益の下段に記載している数値は、それぞれ売上高に対する割合を示しております。
当社グループの主要領域である広告・イベント業界においては、経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」(2019年4月16日発表)によると、広告業のうちSP・PR・催事企画における売上高は、2018年3月から2019年2月の累計実績が前年同期間比94.8%といった状況になっております。このような環境の中、当社グループは、今期より新たに設定した中期ビジョン「ココロ揺さぶる瞬間(とき)を創り、世の中を次へ動かす」の実現に向けて努めております。
当事業年度においては、安定した採算構造の確立を目指すべく、顧客に寄り添う課題解決型の営業活動による指名受注の増加と、各商材で培ったノウハウを活かし顧客1社あたりの売上高の向上に取り組むと共に、採算性を重視した業務オペレーションの実行等によりプロジェクト毎の利益確保に注力いたしました。また、販売費及び一般管理費率の改善を図るべく徹底したコスト管理を継続することで、更なる収益力の強化を図っております。その上で、次の成長に向けた経営基盤の構築を推進すべく、以下の重点分野にフォーカスした投資を行ってまいりました。
1.Experience Marketingに関する専門性の高い人材の採用・育成への投資
2.リアル接点におけるマーケティング効果に資する新商材開発への投資
3.業務効率化、生産性向上に資するシステム開発への投資
この結果、当連結会計年度における売上高は、128億73百万円(前年同期比9.3%増)となりました。各商材カテゴリー別の売上高の状況は、次のとおりです。
(単位:百万円)
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、次年度より展示会場の一部の使用が制限される一方で、関連イベントの需要拡大が見込まれます。これを踏まえ営業リソースを展示会出展からイベントプロモーションへと強化する体制変更を実施しました。その結果、イベントプロモーションの売上高が大幅に増加し、前年同期比で増収となりました。展示会出展においては、上記の組織変更により売上高が微減となったものの、イベントプロモーションにおいては、化粧品・嗜好品・自動車等の業界を中心に大型案件や通年型のプロモーション案件などの新規受注を獲得し、案件数及び売上高は大幅に増加しました。商談会・プライベートショーにおいては、リピート案件を確実に受注できたことに加え、全国キャラバン型の商談会や公的機関の主催案件を新規獲得し、案件数及び案件単価が増加しました。
売上総利益は、32億20百万円(前年同期比9.3%増)、売上総利益率は25.0%(前年同期は25.0%)となりました。売上高の増加に加え、外注コントロールが功を奏し外注比率を抑制したことにより、売上総利益は増益となりました。
販売費及び一般管理費は、26億96百万円(前年同期比8.2%増)、販売費及び一般管理費率は20.9%(前年同期は21.2%)と、0.3ポイントの改善となりました。これは、重点分野への投資も実施しつつ、売上高の増加に対し、販売費及び一般管理費を一定水準に維持すべくコスト管理の徹底に取組んだこと等によります。
この結果、営業利益は5億23百万円(前年同期比15.0%増)、経常利益は5億13百万円(前年同期比13.4%増)となりました。
また、当社の連結子会社である株式会社スプラシア(以下「スプラシア」といいます。)の収益計画の遅れに伴う影響を踏まえ、当社の個別決算において関係会社株式評価損5億62百万円を、連結決算において連結上のみに識別されている無形固定資産について減損損失1億1百万円、のれん償却額1億8百万円、スプラシアの個別決算で計上した固定資産の減損損失87百万円を特別損失に計上することといたしました。なお、当該関係会社株式評価損は、連結決算上消去されております。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は77百万円(前年同期比67.5%減)となりました。
当連結会計年度における報告セグメントの業績は、次のとおりです。
a.リアルエクスペリエンス&コミュニケーション事業 ※1
当事業会計年度におけるリアルエクスペリエンス&コミュニケーション事業の売上高は、120億16百万円(前年同期比9.7%増)、セグメント利益は6億42百万円(前年同期比16.3%増)となりました。
これは、前述のとおり、イベントプロモーション、商談会・プライベートショーを中心に売上高が増加し、セグメント利益においては、プロジェクト毎の利益確保に注力したことに加え、コスト管理の徹底による改善効果によるものです。
b.デジタルエクスペリエンス&コミュニケーション事業 ※2
当事業会計年度におけるデジタルエクスペリエンス&コミュニケーション事業の売上高は、8億56百万円(前年同期比3.5%増)、セグメント損失は52百万円(前年同期はセグメント損失24百万円)となりました。
これは、グループ各社の営業活動が堅調に推移し、効率性を重視したコスト・マネジメントの徹底が図られた一方で、自社サービス開発に伴うコストが増加し、収益化に当初計画よりも時間を要する状況によるものです。
※1:展示会・イベント等、人と人とが直接出会う“場”・“空間”において、様々な体験価値を通じて提供される製品・サービスの宣伝・販売活動を「Experience マーケティング」と位置付け、“コミュニケーション”に関わるあらゆる「表現」「手段」「環境」を最適化し“デザイン”することで、サービスを展開しております。
※2:インターネットを活用したビジネスモデルの策定から戦略的なWebサイト構築やアプリケーション制作をはじめとし、ビジネス向けアプリ制作・配信・管理プラットフォームやAI・コグニティブ領域など、最先端のデジタル・テクノロジーを集積し“デザイン”することでサービスを提供しています。
② 財政状態の概要
当連結会計年度末における財政状態は、資産合計40億67百万円(前連結会計年度末比22.6%減)、負債合計30億58百万円(前連結会計年度末比27.0%減)、純資産合計10億9百万円(前連結会計年度末比5.4%減)となりました。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は32億28百万円(前連結会計年度末比6億84百万円減少)となりました。これは、借入金の返済を進めた結果、現金及び預金が前連結会計年度末比5億12百万円減少したことが主な要因となっております。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は8億39百万円(前連結会計年度末比5億6百万円減少)となりました。これは、スプラシアの株式を減損処理したこと等により前連結会計年度末比でのれんが1億63百万円減少したこと、また、以下連結貸借対照表の無形固定資産のその他に含まれる、技術に基づく無形資産が56百万円、顧客関連無形資産が56百万円それぞれ減少したことに加え、スプラシアの遊休資産の減損処理等により、ソフトウエアが前連結会計年度末比1億37百万円減少したことが主な要因となっております。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は26億60百万円(前連結会計年度末比5億83百万円減少)となりました。これは、借入金の返済を進めた結果、1年以内返済予定の長期借入金が前連結会計年度末比で4億15百万円減少、短期借入金が前連結会計年度末比で1億76百万円減少したこと等が主な要因となっております。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は3億97百万円(前連結会計年度末比5億49百万円減少)となりました。これは、借入金の返済を進めた結果、長期借入金が前連結会計年度末比で4億92百万円減少したことが主な要因となっております。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は10億9百万円(前連結会計年度末比57百万円減少)となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益が77百万円となったものの、配当を行ったこと、タケロボを連結除外したこと等により、利益剰余金が前連結会計年度末比で64百万円減少したことが主な要因となっております。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末に比べ5億12百万円減少し、6億27百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は8億92百万円(前連結会計年度は7億80百万円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額が前連結会計年度末比3億2百万円増加したものの、売上債権の回収による収入が前連結会計年度末比4億66百万円増加したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1億90百万円(前連結会計年度は2億55百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が前連結会計年度末比34百万円減少、無形固定資産の取得による支出が前連結会計年度末比26百万円減少したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は11億51百万円(前連結会計年度は7億82百万円の使用)となりました。
これは主に、借入金の返済を進めた結果、長期借入れによる収入が前連結会計年度末比6億円減少、長期借入金の返済による支出が3億97百万円減少したこと等によるものです。
④ 生産、受注及び販売の実績
1.生産実績
当社グループは、企業や団体の広告活動・販促活動に伴う、情報伝達を目的とした各種イベント及びマーケティングツールの企画・制作・運営を主たる業務として行っており、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績の記載はしておりません。
2.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、これらの記載には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断しております。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。なお、連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第5「経理の状況」 1「連結財務諸表等」「注記事項」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ 経営成績等
a.経営成績
当連結会計年度の経営成績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の概要」に記載のとおりであります。
b.財政状態
当連結会計年度の財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の概況」に記載のとおりであります。
c.キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
ロ 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2「事業の状況」 2「事業等のリスク」」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、設備投資に必要な資金及びその他の所有資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、グループ内ファイナンスの活用による効率的な資金運用を行っております。また、資金運用の柔軟性を保つため、必要な都度、借入等による資金調達を行うこととしております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、中期経営計画の達成に向けて、毎事業年度の計画達成を重要視しております。当連結会計年度においては、安定した採算構造の確立を目指すべく、顧客からの指名受注の増加と、1社あたりの売上高の向上に取り組むと共に、プロジェクト毎の利益確保及びコスト管理の徹底に注力致しました。その結果、期初に掲げました売上高、営業利益、経常利益を達成いたしました。「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の概要」に記載のとおり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、関連イベントの今後の需要増や展示会開催施設の部分的な使用制限を見据えた営業リソースの体制変更を実施した結果、イベントプロモーションの売上高が大幅に増加したことに加え、売上高外注比率を抑制したことにより売上総利益が増加いたしました。また、重点分野への投資も実施しつつ、販売費及び一般管理費を一定水準に維持すべくコスト管理の徹底に取組んだこと等により収益性の改善が図れております。今後も更なる安定した収益基盤を構築すべく、売上原価の低減及びコスト管理の徹底を継続してまいります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の概要
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | 増減率 (%) | |
| 売上高 | 11,777 | 12,873 | 1,095 | 9.3 |
| 売上総利益 (%) | 2,947 (25.0) | 3,220 (25.0) | 273 | 9.3 |
| 営業利益 (%) | 455 (3.9) | 523 (4.1) | 68 | 15.0 |
| 経常利益 (%) | 452 (3.8) | 513 (4.0) | 60 | 13.4 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (%) | 237 (2.0) | 77 (0.6) | △160 | △67.5 |
(注)売上総利益、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益の下段に記載している数値は、それぞれ売上高に対する割合を示しております。
当社グループの主要領域である広告・イベント業界においては、経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」(2019年4月16日発表)によると、広告業のうちSP・PR・催事企画における売上高は、2018年3月から2019年2月の累計実績が前年同期間比94.8%といった状況になっております。このような環境の中、当社グループは、今期より新たに設定した中期ビジョン「ココロ揺さぶる瞬間(とき)を創り、世の中を次へ動かす」の実現に向けて努めております。
当事業年度においては、安定した採算構造の確立を目指すべく、顧客に寄り添う課題解決型の営業活動による指名受注の増加と、各商材で培ったノウハウを活かし顧客1社あたりの売上高の向上に取り組むと共に、採算性を重視した業務オペレーションの実行等によりプロジェクト毎の利益確保に注力いたしました。また、販売費及び一般管理費率の改善を図るべく徹底したコスト管理を継続することで、更なる収益力の強化を図っております。その上で、次の成長に向けた経営基盤の構築を推進すべく、以下の重点分野にフォーカスした投資を行ってまいりました。
1.Experience Marketingに関する専門性の高い人材の採用・育成への投資
2.リアル接点におけるマーケティング効果に資する新商材開発への投資
3.業務効率化、生産性向上に資するシステム開発への投資
この結果、当連結会計年度における売上高は、128億73百万円(前年同期比9.3%増)となりました。各商材カテゴリー別の売上高の状況は、次のとおりです。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | 増減率 (%) | |
| 展示会出展 | 3,974 | 3,643 | △330 | △8.3 |
| イベントプロモーション | 1,847 | 3,299 | 1,452 | 78.6 |
| 商談会・プライベートショー | 2,216 | 2,875 | 659 | 29.8 |
| カンファレンス・セミナー | 933 | 662 | △270 | △29.0 |
| 商環境 | 1,700 | 1,207 | △493 | △29.0 |
| デジタル・コンテンツ&マーケティング | 978 | 1,051 | 72 | 7.4 |
| その他 | 126 | 132 | 6 | 5.4 |
| 売上高合計 | 11,777 | 12,873 | 1,095 | 9.3 |
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、次年度より展示会場の一部の使用が制限される一方で、関連イベントの需要拡大が見込まれます。これを踏まえ営業リソースを展示会出展からイベントプロモーションへと強化する体制変更を実施しました。その結果、イベントプロモーションの売上高が大幅に増加し、前年同期比で増収となりました。展示会出展においては、上記の組織変更により売上高が微減となったものの、イベントプロモーションにおいては、化粧品・嗜好品・自動車等の業界を中心に大型案件や通年型のプロモーション案件などの新規受注を獲得し、案件数及び売上高は大幅に増加しました。商談会・プライベートショーにおいては、リピート案件を確実に受注できたことに加え、全国キャラバン型の商談会や公的機関の主催案件を新規獲得し、案件数及び案件単価が増加しました。
売上総利益は、32億20百万円(前年同期比9.3%増)、売上総利益率は25.0%(前年同期は25.0%)となりました。売上高の増加に加え、外注コントロールが功を奏し外注比率を抑制したことにより、売上総利益は増益となりました。
販売費及び一般管理費は、26億96百万円(前年同期比8.2%増)、販売費及び一般管理費率は20.9%(前年同期は21.2%)と、0.3ポイントの改善となりました。これは、重点分野への投資も実施しつつ、売上高の増加に対し、販売費及び一般管理費を一定水準に維持すべくコスト管理の徹底に取組んだこと等によります。
この結果、営業利益は5億23百万円(前年同期比15.0%増)、経常利益は5億13百万円(前年同期比13.4%増)となりました。
また、当社の連結子会社である株式会社スプラシア(以下「スプラシア」といいます。)の収益計画の遅れに伴う影響を踏まえ、当社の個別決算において関係会社株式評価損5億62百万円を、連結決算において連結上のみに識別されている無形固定資産について減損損失1億1百万円、のれん償却額1億8百万円、スプラシアの個別決算で計上した固定資産の減損損失87百万円を特別損失に計上することといたしました。なお、当該関係会社株式評価損は、連結決算上消去されております。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は77百万円(前年同期比67.5%減)となりました。
当連結会計年度における報告セグメントの業績は、次のとおりです。
a.リアルエクスペリエンス&コミュニケーション事業 ※1
当事業会計年度におけるリアルエクスペリエンス&コミュニケーション事業の売上高は、120億16百万円(前年同期比9.7%増)、セグメント利益は6億42百万円(前年同期比16.3%増)となりました。
これは、前述のとおり、イベントプロモーション、商談会・プライベートショーを中心に売上高が増加し、セグメント利益においては、プロジェクト毎の利益確保に注力したことに加え、コスト管理の徹底による改善効果によるものです。
b.デジタルエクスペリエンス&コミュニケーション事業 ※2
当事業会計年度におけるデジタルエクスペリエンス&コミュニケーション事業の売上高は、8億56百万円(前年同期比3.5%増)、セグメント損失は52百万円(前年同期はセグメント損失24百万円)となりました。
これは、グループ各社の営業活動が堅調に推移し、効率性を重視したコスト・マネジメントの徹底が図られた一方で、自社サービス開発に伴うコストが増加し、収益化に当初計画よりも時間を要する状況によるものです。
※1:展示会・イベント等、人と人とが直接出会う“場”・“空間”において、様々な体験価値を通じて提供される製品・サービスの宣伝・販売活動を「Experience マーケティング」と位置付け、“コミュニケーション”に関わるあらゆる「表現」「手段」「環境」を最適化し“デザイン”することで、サービスを展開しております。
※2:インターネットを活用したビジネスモデルの策定から戦略的なWebサイト構築やアプリケーション制作をはじめとし、ビジネス向けアプリ制作・配信・管理プラットフォームやAI・コグニティブ領域など、最先端のデジタル・テクノロジーを集積し“デザイン”することでサービスを提供しています。
② 財政状態の概要
当連結会計年度末における財政状態は、資産合計40億67百万円(前連結会計年度末比22.6%減)、負債合計30億58百万円(前連結会計年度末比27.0%減)、純資産合計10億9百万円(前連結会計年度末比5.4%減)となりました。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は32億28百万円(前連結会計年度末比6億84百万円減少)となりました。これは、借入金の返済を進めた結果、現金及び預金が前連結会計年度末比5億12百万円減少したことが主な要因となっております。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は8億39百万円(前連結会計年度末比5億6百万円減少)となりました。これは、スプラシアの株式を減損処理したこと等により前連結会計年度末比でのれんが1億63百万円減少したこと、また、以下連結貸借対照表の無形固定資産のその他に含まれる、技術に基づく無形資産が56百万円、顧客関連無形資産が56百万円それぞれ減少したことに加え、スプラシアの遊休資産の減損処理等により、ソフトウエアが前連結会計年度末比1億37百万円減少したことが主な要因となっております。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は26億60百万円(前連結会計年度末比5億83百万円減少)となりました。これは、借入金の返済を進めた結果、1年以内返済予定の長期借入金が前連結会計年度末比で4億15百万円減少、短期借入金が前連結会計年度末比で1億76百万円減少したこと等が主な要因となっております。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は3億97百万円(前連結会計年度末比5億49百万円減少)となりました。これは、借入金の返済を進めた結果、長期借入金が前連結会計年度末比で4億92百万円減少したことが主な要因となっております。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は10億9百万円(前連結会計年度末比57百万円減少)となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益が77百万円となったものの、配当を行ったこと、タケロボを連結除外したこと等により、利益剰余金が前連結会計年度末比で64百万円減少したことが主な要因となっております。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末に比べ5億12百万円減少し、6億27百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は8億92百万円(前連結会計年度は7億80百万円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額が前連結会計年度末比3億2百万円増加したものの、売上債権の回収による収入が前連結会計年度末比4億66百万円増加したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1億90百万円(前連結会計年度は2億55百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が前連結会計年度末比34百万円減少、無形固定資産の取得による支出が前連結会計年度末比26百万円減少したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は11億51百万円(前連結会計年度は7億82百万円の使用)となりました。
これは主に、借入金の返済を進めた結果、長期借入れによる収入が前連結会計年度末比6億円減少、長期借入金の返済による支出が3億97百万円減少したこと等によるものです。
④ 生産、受注及び販売の実績
1.生産実績
当社グループは、企業や団体の広告活動・販促活動に伴う、情報伝達を目的とした各種イベント及びマーケティングツールの企画・制作・運営を主たる業務として行っており、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績の記載はしておりません。
2.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比 (%) | 受注残高(千円) | 前年同期比 (%) |
| リアルエクスペリエンス& コミュニケーション事業 | 11,972,183 | 106.6 | 2,527,092 | 98.3 |
| デジタルエクスペリエンス& コミュニケーション事業 | 793,061 | 92.2 | 297,196 | 82.3 |
| 合計 | 12,765,244 | 105.6 | 2,824,289 | 96.3 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| リアルエクスペリエンス& コミュニケーション事業 | 12,016,533 | 109.7 |
| デジタルエクスペリエンス& コミュニケーション事業 | 856,929 | 103.5 |
| 合計 | 12,873,463 | 109.3 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、これらの記載には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断しております。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。なお、連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第5「経理の状況」 1「連結財務諸表等」「注記事項」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ 経営成績等
a.経営成績
当連結会計年度の経営成績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の概要」に記載のとおりであります。
b.財政状態
当連結会計年度の財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の概況」に記載のとおりであります。
c.キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
ロ 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2「事業の状況」 2「事業等のリスク」」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、設備投資に必要な資金及びその他の所有資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、グループ内ファイナンスの活用による効率的な資金運用を行っております。また、資金運用の柔軟性を保つため、必要な都度、借入等による資金調達を行うこととしております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、中期経営計画の達成に向けて、毎事業年度の計画達成を重要視しております。当連結会計年度においては、安定した採算構造の確立を目指すべく、顧客からの指名受注の増加と、1社あたりの売上高の向上に取り組むと共に、プロジェクト毎の利益確保及びコスト管理の徹底に注力致しました。その結果、期初に掲げました売上高、営業利益、経常利益を達成いたしました。「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の概要」に記載のとおり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、関連イベントの今後の需要増や展示会開催施設の部分的な使用制限を見据えた営業リソースの体制変更を実施した結果、イベントプロモーションの売上高が大幅に増加したことに加え、売上高外注比率を抑制したことにより売上総利益が増加いたしました。また、重点分野への投資も実施しつつ、販売費及び一般管理費を一定水準に維持すべくコスト管理の徹底に取組んだこと等により収益性の改善が図れております。今後も更なる安定した収益基盤を構築すべく、売上原価の低減及びコスト管理の徹底を継続してまいります。