四半期報告書-第15期第2四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、2022年12月期第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しているため、当第2四半期連結累計期間に係る各数値については当該会計基準を適用した後の数値となっており、売上高に関しては対前年同四半期増減率は記載しておりません。
詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)(「収益認識に関する会計基準」等の適用)」をご参照ください。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が徐々に緩和されるなかで、経済活動の段階的な回復が期待されるものの、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中国における経済活動の抑制の影響等について、十分に注視していく必要があり、先行きは依然として不透明であります。
このような状況のなか、当社グループは、「価値あるモノを、地球規模で循環させる~Circulation Engine.」をサステナビリティポリシーと掲げ、循環型流通の構築に取り組んでいます。市場に出た価値あるモノを停滞させることなく循環させる仕組みづくりに寄与し、持続可能な社会に貢献する企業として、社会的価値、経済的価値の更なる向上に努めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は20,603,426千円、営業利益は3,972,238千円(前年同期比13.0%増)、経常利益は4,104,459千円(前年同期比10.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,467,707千円(前年同期比3.5%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(四輪事業)
当事業は、中古車オークション(※1)、共有在庫市場(※2)、ライブ中継オークション(※3)、落札代行サービス(※4)及び車両検査サービス(※5)等で構成されています。
当事業と関連の深い自動車業界では、当第2四半期連結累計期間の新車登録台数(※6)は、前年同期比15.4%減の208万台、中古車の登録台数(※7)は、同7.7%減の332万台、中古車オークション市場の出品台数(※8)は、同6.1%減の351万台、成約台数(※8)は、同4.6%減の240万台となりました。
昨年より、半導体不足による新車の長納期化やメーカーの減産等による新車供給不足が続いており、中古車の供給不足の状況が継続しました。当第2四半期連結累計期間において、自社開催の中古車オークションの出品台数や成約台数、ライブ中継オークション及び、落札代行サービスの落札台数は、前年同期比で減少しました。
一方で、落札促進施策の強化による落札シェアの増加や、円安の影響等で輸出業者会員の落札が5月以降戻ったことにより、ライブ中継オークションや落札代行サービスにおいて落札台数が復調し、当第2四半期(3か月間)は前年同期比で増益となりました。
車両検査サービスにおいては、昨年より引き続き中古車情報誌認定検査の検査台数は好調に推移しており、セグメントの売上及び利益に貢献しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は(セグメント間の内部売上高を含む)5,837,095千円、営業利益は1,900,827千円(前年同期比3.4%減)となりました。
(※1)中古車オークションとは、当社が主催するオンラインで行う会員制のリアルタイムの中古車オークションのことです。
(※2)共有在庫市場とは、当社の会員ネットワークを活用し、会員が所有する中古車店頭在庫の情報を会員間で共有し取引する市場のことです。
(※3)ライブ中継オークションとは、当社が業者間取引の市場である現車オークション会場と提携し、現車オークション会場が主催するオークションを中継するサービスのことです。
(※4)落札代行サービスとは、株式会社アイオークが業者間取引の市場である現車オークション会場等に出品される中古車の落札・出品・決済・輸送の代行を行うサービスのことです。
(※5)車両検査サービスとは、株式会社AISが出品車両の検査及び車両検査技能に関する研修を行うサービスのことです。
(※6)一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計資料より
(※7)一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計資料及び一般社団法人全国軽自動車協会連合会の統計資料より
(※8)ユーストカー総合版+輸出相場版より
(デジタルプロダクツ事業)
当事業は、中古スマートフォン・中古PC等の中古デジタル機器のオークション及び流通に付随するサービスで構成されています。
新型スマートフォンの売行きの影響等により、中古端末の流通台数が前年同期比で減少しました。一方で、継続的な営業活動による当社サービスの浸透と、デジタルマーケティングの強化によってグローバルな新規バイヤー数が増加しました。サポート体制を充実させたことにより、オークションの参加バイヤー数も引き続き増加し、円安も追い風となって取扱高は拡大しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,940,240千円、営業利益は2,734,095千円(前年同期比22.6%増)となりました。
(コンシューマープロダクツ事業)
当事業は、ブランド品のオークション及び消費者向けを含む流通に付随するサービスで構成されています。
B2B事業では、出品頻度の低い会員へのアプローチをメインとした出品促進施策により、出品点数が前年同期比で増加しました。加えて営業体制の強化やデジタルマーケティングの継続により国内外で会員数の増加が続いており、成約点数も前年同期比で増加しました。平均成約単価も高値を維持しており、取扱高が拡大しました。
C向け事業では、デジタルマーケティングによる継続的な査定促進等により買取・販売事業が好調に推移し取扱高が拡大したほか、プロダクトマネジメントの強化により引き続き利益率も向上しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は8,922,681千円、営業利益は885,594千円(前年同期比36.3%増)となりました。
(その他)
当事業は、中古バイク及び花きのオークション、医療関連事業及び海外事業等で構成されています。
当第2四半期連結累計期間の売上高は(セグメント間の内部売上高を含む)2,147,776千円、営業損失は184,825千円(前年同期は営業損失86,627千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて5,756,909千円増加し、42,579,756千円となりました。これは主に、現金及び預金が3,926,560千円、オークション貸勘定が1,832,952千円、棚卸資産が337,319千円増加したものの、その他無形固定資産が200,495千円減少したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて4,210,951千円増加し、18,331,841千円となりました。これは主に、オークション借勘定が4,476,052千円増加したものの、未払法人税等が262,449千円、その他の引当金(流動)が135,041千円減少したことによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,545,958千円増加し、24,247,915千円となりました。これは主に、利益剰余金が1,885,493千円、為替換算調整勘定が112,714千円増加したものの、主に自己株式の取得により自己株式が402,346千円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて3,846,560千円増加し、23,412,482千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は、5,252,322千円となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益4,028,061千円、減価償却費358,078千円、オークション借勘定の増減額4,476,052千円であり、支出の主な内訳は、オークション貸勘定の増減額1,832,952千円、法人税等の支払額1,672,531千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は、388,946千円となりました。収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入470,000千円であり、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出550,000千円、有形固定資産の取得による支出173,334千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は、1,131,177千円となりました。これは主に、配当金の支払額591,097千円、自己株式の取得による支出475,207千円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい変動はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(8) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動はありません。
なお、2022年12月期第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しているため、当第2四半期連結累計期間に係る各数値については当該会計基準を適用した後の数値となっており、売上高に関しては対前年同四半期増減率は記載しておりません。
詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)(「収益認識に関する会計基準」等の適用)」をご参照ください。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が徐々に緩和されるなかで、経済活動の段階的な回復が期待されるものの、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中国における経済活動の抑制の影響等について、十分に注視していく必要があり、先行きは依然として不透明であります。
このような状況のなか、当社グループは、「価値あるモノを、地球規模で循環させる~Circulation Engine.」をサステナビリティポリシーと掲げ、循環型流通の構築に取り組んでいます。市場に出た価値あるモノを停滞させることなく循環させる仕組みづくりに寄与し、持続可能な社会に貢献する企業として、社会的価値、経済的価値の更なる向上に努めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は20,603,426千円、営業利益は3,972,238千円(前年同期比13.0%増)、経常利益は4,104,459千円(前年同期比10.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,467,707千円(前年同期比3.5%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(四輪事業)
当事業は、中古車オークション(※1)、共有在庫市場(※2)、ライブ中継オークション(※3)、落札代行サービス(※4)及び車両検査サービス(※5)等で構成されています。
当事業と関連の深い自動車業界では、当第2四半期連結累計期間の新車登録台数(※6)は、前年同期比15.4%減の208万台、中古車の登録台数(※7)は、同7.7%減の332万台、中古車オークション市場の出品台数(※8)は、同6.1%減の351万台、成約台数(※8)は、同4.6%減の240万台となりました。
昨年より、半導体不足による新車の長納期化やメーカーの減産等による新車供給不足が続いており、中古車の供給不足の状況が継続しました。当第2四半期連結累計期間において、自社開催の中古車オークションの出品台数や成約台数、ライブ中継オークション及び、落札代行サービスの落札台数は、前年同期比で減少しました。
一方で、落札促進施策の強化による落札シェアの増加や、円安の影響等で輸出業者会員の落札が5月以降戻ったことにより、ライブ中継オークションや落札代行サービスにおいて落札台数が復調し、当第2四半期(3か月間)は前年同期比で増益となりました。
車両検査サービスにおいては、昨年より引き続き中古車情報誌認定検査の検査台数は好調に推移しており、セグメントの売上及び利益に貢献しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は(セグメント間の内部売上高を含む)5,837,095千円、営業利益は1,900,827千円(前年同期比3.4%減)となりました。
(※1)中古車オークションとは、当社が主催するオンラインで行う会員制のリアルタイムの中古車オークションのことです。
(※2)共有在庫市場とは、当社の会員ネットワークを活用し、会員が所有する中古車店頭在庫の情報を会員間で共有し取引する市場のことです。
(※3)ライブ中継オークションとは、当社が業者間取引の市場である現車オークション会場と提携し、現車オークション会場が主催するオークションを中継するサービスのことです。
(※4)落札代行サービスとは、株式会社アイオークが業者間取引の市場である現車オークション会場等に出品される中古車の落札・出品・決済・輸送の代行を行うサービスのことです。
(※5)車両検査サービスとは、株式会社AISが出品車両の検査及び車両検査技能に関する研修を行うサービスのことです。
(※6)一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計資料より
(※7)一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計資料及び一般社団法人全国軽自動車協会連合会の統計資料より
(※8)ユーストカー総合版+輸出相場版より
(デジタルプロダクツ事業)
当事業は、中古スマートフォン・中古PC等の中古デジタル機器のオークション及び流通に付随するサービスで構成されています。
新型スマートフォンの売行きの影響等により、中古端末の流通台数が前年同期比で減少しました。一方で、継続的な営業活動による当社サービスの浸透と、デジタルマーケティングの強化によってグローバルな新規バイヤー数が増加しました。サポート体制を充実させたことにより、オークションの参加バイヤー数も引き続き増加し、円安も追い風となって取扱高は拡大しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,940,240千円、営業利益は2,734,095千円(前年同期比22.6%増)となりました。
(コンシューマープロダクツ事業)
当事業は、ブランド品のオークション及び消費者向けを含む流通に付随するサービスで構成されています。
B2B事業では、出品頻度の低い会員へのアプローチをメインとした出品促進施策により、出品点数が前年同期比で増加しました。加えて営業体制の強化やデジタルマーケティングの継続により国内外で会員数の増加が続いており、成約点数も前年同期比で増加しました。平均成約単価も高値を維持しており、取扱高が拡大しました。
C向け事業では、デジタルマーケティングによる継続的な査定促進等により買取・販売事業が好調に推移し取扱高が拡大したほか、プロダクトマネジメントの強化により引き続き利益率も向上しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は8,922,681千円、営業利益は885,594千円(前年同期比36.3%増)となりました。
(その他)
当事業は、中古バイク及び花きのオークション、医療関連事業及び海外事業等で構成されています。
当第2四半期連結累計期間の売上高は(セグメント間の内部売上高を含む)2,147,776千円、営業損失は184,825千円(前年同期は営業損失86,627千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて5,756,909千円増加し、42,579,756千円となりました。これは主に、現金及び預金が3,926,560千円、オークション貸勘定が1,832,952千円、棚卸資産が337,319千円増加したものの、その他無形固定資産が200,495千円減少したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて4,210,951千円増加し、18,331,841千円となりました。これは主に、オークション借勘定が4,476,052千円増加したものの、未払法人税等が262,449千円、その他の引当金(流動)が135,041千円減少したことによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,545,958千円増加し、24,247,915千円となりました。これは主に、利益剰余金が1,885,493千円、為替換算調整勘定が112,714千円増加したものの、主に自己株式の取得により自己株式が402,346千円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて3,846,560千円増加し、23,412,482千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は、5,252,322千円となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益4,028,061千円、減価償却費358,078千円、オークション借勘定の増減額4,476,052千円であり、支出の主な内訳は、オークション貸勘定の増減額1,832,952千円、法人税等の支払額1,672,531千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は、388,946千円となりました。収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入470,000千円であり、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出550,000千円、有形固定資産の取得による支出173,334千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は、1,131,177千円となりました。これは主に、配当金の支払額591,097千円、自己株式の取得による支出475,207千円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい変動はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(8) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動はありません。