四半期報告書-第12期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、貴金属製品の前渡取引の計上基準について会計方針の変更を行っており、遡及修正後の数値で前期末および前年同四半期比較を行っております。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 3.重要な会計方針」に記載のとおりであります。
また、本四半期報告書に記載の数値はIFRSベースで表示しております。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、緊急事態宣言による休業要請や外出自粛要請のため、社会経済活動が停滞し、極めて厳しい状況となりました。また、緊急事態宣言解除後も、感染拡大の第2波への懸念などから、依然として先行きが不透明な状況が続いています。
当第1四半期連結累計期間の売上収益は39,206百万円(前年同期比8,949百万円増、29.6%増)、営業利益は5,258百万円(前年同期比1,898百万円増、56.5%増)、税引前四半期利益は5,311百万円(前年同期比2,054百万円増、63.1%増)、四半期利益は3,632百万円(前年同期比1,596百万円増、78.4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,632百万円(前年同期比1,596百万円増、78.4%増)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
① 貴金属事業
国内などにおける貴金属リサイクル分野の売上収益および営業利益は、貴金属回収量の確保と貴金属価格の上昇により前年同期比で増加しました。また、北米における貴金属精錬分野の売上収益および営業利益は、公共輸送網の乱れなどにより原料入荷量は減少しましたが、製品加工・販売や金融取引などが増加したことにより、前年同期比で増加しました。これらの結果、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で増加しました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は34,961百万円(前年同期比10,388百万円増、42.3%増)、営業利益は5,287百万円(前年同期比2,299百万円増、77.0%増)となりました。
② 環境保全事業
企業活動の自粛やサプライチェーンの混乱によって工業生産が低迷し、産業廃棄物処理量が減少したため、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で減少しました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は4,245百万円(前年同期比374百万円減、8.1%減)、営業利益は685百万円(前年同期比173百万円減、20.2%減)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は236,105百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,146百万円増加いたしました。これは主に、現金及び現金同等物が7,059百万円減少した一方で、営業債権及びその他の債権が11,766百万円、棚卸資産が1,755百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は164,306百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,523百万円増加いたしました。これは主に、営業債務及びその他の債務が11,901百万円増加した一方で、社債及び借入金が1,594百万円、未払法人所得税が2,958百万円、その他の金融負債が1,671百万円減少したことによるものであります。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末における資本合計は71,798百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,623百万円増加いたしました。これは主に、四半期包括利益による増加5,326百万円、剰余金の配当による減少2,754百万円によるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は30.4%(前連結会計年度末は30.1%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より7,059百万円減少し、当第1四半期連結会計期間末には15,849百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において営業活動の結果使用した資金は2,458百万円(前年同期は1,724百万円の獲得)となりました。
これは主に、税引前四半期利益5,311百万円(前年同期比63.1%増)、減価償却費及び償却費608百万円(前年同期比16.4%減)、棚卸資産の増加、営業債権及びその他の債権の増加及び法人所得税の支払によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は928百万円(前年同期比17.4%減)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出1,031百万円(前年同期比3.9%増)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は3,512百万円(前年同期比41.1%増)となりました。
これは主に、配当金の支払いによる支出2,743百万円(前年同期比17.4%増)によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、77百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、当第1四半期連結会計期間より、貴金属製品の前渡取引の計上基準について会計方針の変更を行っており、遡及修正後の数値で前期末および前年同四半期比較を行っております。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 3.重要な会計方針」に記載のとおりであります。
また、本四半期報告書に記載の数値はIFRSベースで表示しております。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、緊急事態宣言による休業要請や外出自粛要請のため、社会経済活動が停滞し、極めて厳しい状況となりました。また、緊急事態宣言解除後も、感染拡大の第2波への懸念などから、依然として先行きが不透明な状況が続いています。
当第1四半期連結累計期間の売上収益は39,206百万円(前年同期比8,949百万円増、29.6%増)、営業利益は5,258百万円(前年同期比1,898百万円増、56.5%増)、税引前四半期利益は5,311百万円(前年同期比2,054百万円増、63.1%増)、四半期利益は3,632百万円(前年同期比1,596百万円増、78.4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,632百万円(前年同期比1,596百万円増、78.4%増)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
① 貴金属事業
国内などにおける貴金属リサイクル分野の売上収益および営業利益は、貴金属回収量の確保と貴金属価格の上昇により前年同期比で増加しました。また、北米における貴金属精錬分野の売上収益および営業利益は、公共輸送網の乱れなどにより原料入荷量は減少しましたが、製品加工・販売や金融取引などが増加したことにより、前年同期比で増加しました。これらの結果、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で増加しました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は34,961百万円(前年同期比10,388百万円増、42.3%増)、営業利益は5,287百万円(前年同期比2,299百万円増、77.0%増)となりました。
② 環境保全事業
企業活動の自粛やサプライチェーンの混乱によって工業生産が低迷し、産業廃棄物処理量が減少したため、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で減少しました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は4,245百万円(前年同期比374百万円減、8.1%減)、営業利益は685百万円(前年同期比173百万円減、20.2%減)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は236,105百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,146百万円増加いたしました。これは主に、現金及び現金同等物が7,059百万円減少した一方で、営業債権及びその他の債権が11,766百万円、棚卸資産が1,755百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は164,306百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,523百万円増加いたしました。これは主に、営業債務及びその他の債務が11,901百万円増加した一方で、社債及び借入金が1,594百万円、未払法人所得税が2,958百万円、その他の金融負債が1,671百万円減少したことによるものであります。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末における資本合計は71,798百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,623百万円増加いたしました。これは主に、四半期包括利益による増加5,326百万円、剰余金の配当による減少2,754百万円によるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は30.4%(前連結会計年度末は30.1%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より7,059百万円減少し、当第1四半期連結会計期間末には15,849百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において営業活動の結果使用した資金は2,458百万円(前年同期は1,724百万円の獲得)となりました。
これは主に、税引前四半期利益5,311百万円(前年同期比63.1%増)、減価償却費及び償却費608百万円(前年同期比16.4%減)、棚卸資産の増加、営業債権及びその他の債権の増加及び法人所得税の支払によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は928百万円(前年同期比17.4%減)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出1,031百万円(前年同期比3.9%増)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は3,512百万円(前年同期比41.1%増)となりました。
これは主に、配当金の支払いによる支出2,743百万円(前年同期比17.4%増)によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、77百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。