四半期報告書-第15期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)

【提出】
2023/11/13 9:35
【資料】
PDFをみる
【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は緩やかな回復基調で推移しましたが、米欧を中心とした金融引き締めや中国経済の変調などが事業環境の先行きを不透明にしています。このような状況の下、当社グループの各事業セグメントの状況は以下のとおりでした。
当第2四半期連結累計期間の売上収益は151,896百万円(前年同期比19,243百万円増、14.5%増)、営業利益は6,981百万円(前年同期比4,511百万円減、39.3%減)、税引前四半期利益は7,193百万円(前年同期比3,047百万円減、29.8%減)、四半期利益は5,259百万円(前年同期比2,033百万円減、27.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は5,259百万円(前年同期比2,033百万円減、27.9%減)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、当社グループ内の会社組織変更および業績管理区分の見直しに伴い、全社費用の配分方法を変更しており、前年同四半期の数値を変更後の配分方法で計算した数値で比較分析しております。
① 貴金属事業
貴金属リサイクル事業において金の販売量が増加し、北米精錬事業の収入が増加したため、売上収益は前年同期比で増加しました。一方、ロジウムおよびパラジウムの価格が下落を続けていることや、電子・触媒関連取引先の在庫調整の影響を受けたことなどにより、営業利益は前年同期比で減少しました。これらの結果、本セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上収益は143,930百万円(前年同期比20,035百万円増、16.2%増)、営業利益は6,064百万円(前年同期比4,438百万円減、42.3%減)となりました。
② 環境保全事業
産業廃棄物の取扱量や処理施設の稼働率は堅調でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけ変更に伴って医療系廃棄物の処理単価が低下したことや、新焼却炉を建設する横浜事業所の既存事業を停止したことなどにより、本セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上収益は8,001百万円(前年同期比756百万円減、8.6%減)、営業利益は1,097百万円(前年同期比614百万円減、35.9%減)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は392,324百万円となり、前連結会計年度末に比べ104,876百万円増加いたしました。これは主に、現金及び現金同等物が5,815百万円、営業債権及びその他の債権が80,204百万円、その他の金融資産(流動)及び金融資産(非流動)が19,699百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は273,015百万円となり、前連結会計年度末に比べ92,523百万円増加いたしました。これは主に、社債及び借入金が85,275百万円増加したことによるものであります。
(資本)
当第2四半期連結会計期間末における資本合計は119,309百万円となり、前連結会計年度末に比べ12,352百万円増加いたしました。これは主に、四半期包括利益による増加15,670百万円、剰余金の配当による減少3,448百万円によるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は30.4%(前連結会計年度末は37.2%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より5,815百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には23,767百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は10,431百万円(前年同期比133.1%増)となりました。
これは主に、税引前四半期利益7,193百万円(前年同期比29.8%減)、減価償却費及び償却費1,787百万円(前年同期比11.6%増)、棚卸資産の減少、営業債権及びその他の債権の増加、営業債務及びその他の債務等の増加、法人所得税の支払及び法人所得税の還付によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は13,209百万円(前年同期は46百万円の獲得)となりました。
これは主に、定期預金の払戻による収入2,791百万円(前年同期は50百万円)、有形固定資産の取得による支出1,895百万円(前年同期比13.9%減)、無形資産の取得による支出401百万円(前年同期比44.6%増)、貸付けによる支出13,547百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果獲得した資金は10,434百万円(前年同期は2,100百万円の使用)となりました。
これは主に、長短借入金の純増加額14,052百万円(前年同期は5,727百万円の増加)、配当金の支払いによる支出3,447百万円(前年同期比2.7%減)によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、205百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。