四半期報告書-第10期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

【提出】
2018/11/13 10:17
【資料】
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【項目】
14項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、本四半期報告書に記載の数値は国際会計基準(IFRS)ベースで表示しております。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2018年4月1日~2018年9月30日)におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境が改善し、回復を続けました。一方、米国と中国および主要先進国との間の貿易摩擦が激化するなど、世界的な景気拡大を妨げる懸念があり、先行きが不透明です。
当第2四半期連結累計期間の売上収益は60,380百万円(前年同期比2,890百万円増、5.0%増)、営業利益は6,864百万円(前年同期比481百万円増、7.5%増)、税引前四半期利益は6,486百万円(前年同期比265百万円増、4.3%増)、四半期利益は4,541百万円(前年同期比220百万円増、5.1%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は4,541百万円(前年同期比258百万円増、6.0%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 貴金属事業
国内および韓国・マレーシアにおける貴金属リサイクル分野の売上収益は前年同期比で増加しました。また、北米における貴金属精錬分野の売上収益は前年同期比で増加しました。これらの結果、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で増加しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上収益は42,445百万円(前年同期比4,997百万円増、13.3%増)、営業利益は6,495百万円(前年同期比1,352百万円増、26.3%増)となりました。
② 環境保全事業
国内の廃棄物排出量は減少していますが、新規顧客の開拓に努めたことにより、本セグメントの売上収益は前年同期比で増加しました。しかし、撤退を進めている写真感材事業の縮小などの影響により、本セグメントの営業利益は前年同期比で減少しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上収益は7,986百万円(前年同期比143百万円増、1.8%増)、営業利益は1,441百万円(前年同期比227百万円減、13.6%減)となりました。
③ ライフ&ヘルス事業
首都圏を中心とした建設需要が高い水準にあり、消防設備や空調設備の売上収益は堅調に推移しました。しかし、健康機器の売上収益が前年同期比で減少し、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で減少しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上収益は9,976百万円(前年同期比2,265百万円減、18.5%減)、営業利益は254百万円(前年同期比479百万円減、65.3%減)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は132,825百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,340百万円増加いたしました。これは主に、営業債権及びその他の債権が2,500百万円増加した一方で、棚卸資産が1,185百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は66,079百万円となり、前連結会計年度末に比べ969百万円減少いたしました。これは主に、借入金が1,873百万円増加した一方で、その他の流動負債が1,180百万円、未払法人所得税が801百万円減少したことによるものであります。
(資本)
当第2四半期連結会計期間末における資本合計は66,745百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,310百万円増加いたしました。これは主に、四半期包括利益4,213百万円によるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は50.3%(前連結会計年度末は49.0%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1,996百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には26,136百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は4,975百万円(前年同期比13.9%増)となりました。
これは主に、税引前四半期利益6,486百万円(前年同期比4.3%増)、減価償却費及び償却費1,163百万円(前年同期比4.1%増)、棚卸資産の減少、営業債権及びその他の債権の増加及び法人所得税の支払によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は1,064百万円(前年同期比32.3%減)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出1,176百万円(前年同期比26.1%減)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は2,073百万円(前年同期比5.5%減)となりました。
これは主に、配当金の支払による支出1,306百万円(前年同期比33.6%増)によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、225百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。