四半期報告書-第14期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は全般的に緩やかな回復の動きがみられました。その一方、欧米を中心とした金融引き締めにより円安が進むとともに、燃料や原材料をはじめとする物価の上昇が続いており、景気減速の懸念が強まっています。このような状況の下、当社グループの各事業セグメントの状況は以下のとおりでした。
当第2四半期連結累計期間の売上収益は132,653百万円(前年同期比35,792百万円増、37.0%増)、営業利益は11,493百万円(前年同期比2,205百万円減、16.1%減)、税引前四半期利益は10,241百万円(前年同期比3,401百万円減、24.9%減)、四半期利益は7,293百万円(前年同期比2,360百万円減、24.4%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は7,293百万円(前年同期比2,360百万円減、24.4%減)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
① 貴金属事業
貴金属リサイクル事業は、宝飾分野を中心とした貴金属回収量と販売量が大幅に増加しましたが、歯科分野や触媒分野で貴金属回収量が減少したことに加え、茨城県の新工場の立ち上げに伴う一時的な費用が増加しました。北米の貴金属精錬事業は、地金を用いた製品の加工・販売が好調に推移しました。これらの結果、本セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上収益は123,895百万円(前年同期比35,673百万円増、40.4%増)、営業利益は11,719百万円(前年同期比2,543百万円減、17.8%減)となりました。
② 環境保全事業
国内における工業生産活動の回復に歩調をあわせて、当社グループの産業廃棄物の取扱量は増加しました。その結果として、本セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上収益は8,757百万円(前年同期比118百万円増、1.4%増)、営業利益は2,108百万円(前年同期比586百万円増、38.5%増)となりました。
他方、持分法適用会社の株式会社フジ医療器において、ファミリーイナダ株式会社から提起されていた特許権侵害訴訟の判決にもとづく損害賠償に伴う損失が発生しました。また、2019年12月20日に当社と台湾のジョンソンヘルステック社との間で株式会社フジ医療器の株式譲渡契約を締結した際、本損害賠償の一部を当社が負担する旨を取り決めており、それにもとづく負担額に応じた費用を計上しました。これらの影響により、各段階損益は減益となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は285,607百万円となり、前連結会計年度末に比べ12,779百万円減少いたしました。これは主に、現金及び現金同等物が4,016百万円、棚卸資産が5,979百万円、その他の流動資産が6,509百万円増加した一方、営業債権及びその他の債権が24,493百万円、未収法人所得税が3,596百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は177,513百万円となり、前連結会計年度末に比べ15,736百万円減少いたしました。これは主に、営業債務及びその他の債務が6,740百万円、社債及び借入金が8,298百万円減少したことによるものであります。
(資本)
当第2四半期連結会計期間末における資本合計は108,094百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,956百万円増加いたしました。これは主に、四半期包括利益による増加10,523百万円、自己株式の取得4,106百万円、剰余金の配当による減少3,538百万円によるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は37.8%(前連結会計年度末は35.2%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より4,016百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には10,143百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は4,474百万円(前年同期比25.4%減)となりました。
これは主に、税引前四半期利益10,241百万円(前年同期比24.9%減)、減価償却費及び償却費1,601百万円(前年同期比22.6%増)、棚卸資産の増加、営業債権及びその他の債権の減少、営業債務及びその他の債務等の減少、法人所得税の支払及び法人所得税の還付によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果獲得した資金は46百万円(前年同期は2,804百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出2,202百万円(前年同期比34.6%減)、子会社の売却による収入1,371百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は2,100百万円(前年同期比55.9%減)となりました。
これは主に、長短借入金の純増加額5,727百万円(前年同期は548百万円の増加)、自己株式の取得による支出4,106百万円、配当金の支払いによる支出3,543百万円(前年同期比0.1%増)によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、187百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は全般的に緩やかな回復の動きがみられました。その一方、欧米を中心とした金融引き締めにより円安が進むとともに、燃料や原材料をはじめとする物価の上昇が続いており、景気減速の懸念が強まっています。このような状況の下、当社グループの各事業セグメントの状況は以下のとおりでした。
当第2四半期連結累計期間の売上収益は132,653百万円(前年同期比35,792百万円増、37.0%増)、営業利益は11,493百万円(前年同期比2,205百万円減、16.1%減)、税引前四半期利益は10,241百万円(前年同期比3,401百万円減、24.9%減)、四半期利益は7,293百万円(前年同期比2,360百万円減、24.4%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は7,293百万円(前年同期比2,360百万円減、24.4%減)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
① 貴金属事業
貴金属リサイクル事業は、宝飾分野を中心とした貴金属回収量と販売量が大幅に増加しましたが、歯科分野や触媒分野で貴金属回収量が減少したことに加え、茨城県の新工場の立ち上げに伴う一時的な費用が増加しました。北米の貴金属精錬事業は、地金を用いた製品の加工・販売が好調に推移しました。これらの結果、本セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上収益は123,895百万円(前年同期比35,673百万円増、40.4%増)、営業利益は11,719百万円(前年同期比2,543百万円減、17.8%減)となりました。
② 環境保全事業
国内における工業生産活動の回復に歩調をあわせて、当社グループの産業廃棄物の取扱量は増加しました。その結果として、本セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上収益は8,757百万円(前年同期比118百万円増、1.4%増)、営業利益は2,108百万円(前年同期比586百万円増、38.5%増)となりました。
他方、持分法適用会社の株式会社フジ医療器において、ファミリーイナダ株式会社から提起されていた特許権侵害訴訟の判決にもとづく損害賠償に伴う損失が発生しました。また、2019年12月20日に当社と台湾のジョンソンヘルステック社との間で株式会社フジ医療器の株式譲渡契約を締結した際、本損害賠償の一部を当社が負担する旨を取り決めており、それにもとづく負担額に応じた費用を計上しました。これらの影響により、各段階損益は減益となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は285,607百万円となり、前連結会計年度末に比べ12,779百万円減少いたしました。これは主に、現金及び現金同等物が4,016百万円、棚卸資産が5,979百万円、その他の流動資産が6,509百万円増加した一方、営業債権及びその他の債権が24,493百万円、未収法人所得税が3,596百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は177,513百万円となり、前連結会計年度末に比べ15,736百万円減少いたしました。これは主に、営業債務及びその他の債務が6,740百万円、社債及び借入金が8,298百万円減少したことによるものであります。
(資本)
当第2四半期連結会計期間末における資本合計は108,094百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,956百万円増加いたしました。これは主に、四半期包括利益による増加10,523百万円、自己株式の取得4,106百万円、剰余金の配当による減少3,538百万円によるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は37.8%(前連結会計年度末は35.2%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より4,016百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には10,143百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は4,474百万円(前年同期比25.4%減)となりました。
これは主に、税引前四半期利益10,241百万円(前年同期比24.9%減)、減価償却費及び償却費1,601百万円(前年同期比22.6%増)、棚卸資産の増加、営業債権及びその他の債権の減少、営業債務及びその他の債務等の減少、法人所得税の支払及び法人所得税の還付によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果獲得した資金は46百万円(前年同期は2,804百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出2,202百万円(前年同期比34.6%減)、子会社の売却による収入1,371百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は2,100百万円(前年同期比55.9%減)となりました。
これは主に、長短借入金の純増加額5,727百万円(前年同期は548百万円の増加)、自己株式の取得による支出4,106百万円、配当金の支払いによる支出3,543百万円(前年同期比0.1%増)によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、187百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。