四半期報告書-第16期第2四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/03 15:39
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
我が国における個人のスマートフォン保有率は前年比3.8ポイント増の64.7%(出典:総務省「平成30年通信利用動向調査の結果」)と伸びるとともに、2018年の国内ゲームアプリ市場規模も前年比10.2%増の1兆1,660億円(出典:株式会社Gzブレイン マーケティングセクション「ファミ通ゲーム白書 2019」)と成長しております。
このような環境のもと、当第2四半期連結累計期間において、当社グループは主力とするゲーム・エンタメ領域において、既存のスマートフォン向けアプリゲーム(以下、「アプリゲーム」)の長期運営体制による収益安定化及び海外展開による収益力向上に取り組むと同時に、新規アプリゲームの開発を進めてまいりました。この結果、新規アプリゲーム1本のグローバルリリース及び既存アプリゲーム1本の展開エリア拡大を実現することができました。
また、当第2四半期連結累計期間において、当社出資ファンドが保有株式を売却したことによる投資事業組合運用益971百万円及び当社保有株式を一部売却したことによる投資有価証券売却益2,529百万円を計上致しました。
以上の取り組みにより、当第2四半期連結累計期間の当社グループ業績は、売上高32,235百万円(前年同期比10.2%減)、営業利益1,991百万円(同22.8%減)、経常利益3,124百万円(同5.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,536百万円(同58.0%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は128,067百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,577百万円増加致しました。流動資産は98,363百万円(前連結会計年度末比3,845百万円増)となり、主な増加要因は「現金及び預金」が4,333百万円増加したこと等によるものであります。固定資産は29,704百万円(同1,731百万円増)となり、主な増加要因は「投資有価証券」が2,090百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては13,473百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,652百万円増加致しました。流動負債は12,558百万円(同1,673百万円増)となり、主な増加要因は「未払法人税等」が1,712百万円増加したことによるものであります。固定負債は914百万円(同21百万円減)となり、主な減少要因は「その他」が21百万円減少したことによるものであります。
純資産につきましては、114,594百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,925百万円増加致しました。主な増加要因は「その他有価証券評価差額金」が2,285百万円、「利益剰余金」が1,212百万円それぞれ増加したことによるものであります。
企業の安定性を示す自己資本比率は前連結会計年度末89.9%に対し、当第2四半期連結会計期間末は89.1%と0.8ポイント減少しております。また、支払い能力を示す流動比率は前連結会計年度末868.3%に対し、当第2四半期連結会計期間末は783.2%と85.1ポイント減少しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ4,333百万円増加し、残高は88,806百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、2,411百万円(前年同期は4,704百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益5,449百万円及び売上債権の減少1,013百万円があった一方、投資有価証券売却益2,529百万円及び投資事業組合運用益971百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により獲得した資金は、4,216百万円(前年同期は1,653百万円の使用)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入3,975百万円及び投資事業組合からの分配による収入1,848百万円があった一方、投資有価証券の取得による支出1,109百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、2,318百万円(前年同期は3,334百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額2,300百万円によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は358百万円であります。