四半期報告書-第19期第2四半期(2022/10/01-2022/12/31)

【提出】
2023/02/08 16:02
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループはインターネット・エンタメ事業、投資・インキュベーション事業の各事業において、積極的な投資に取り組んでまいりました。この結果、当第2四半期連結累計期間の当社グループ業績は、売上高33,169百万円(前年同期比0.0%減)、営業利益3,317百万円(同18.7%減)、経常利益3,028百万円(同31.3%減)となりました。また、特別損失として投資有価証券評価損620百万円を計上したこと等により親会社株主に帰属する四半期純利益934百万円(同74.4%減)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
①インターネット・エンタメ事業
主力とするゲーム・アニメ領域においては、既存スマートフォン向けアプリゲーム(以下、「アプリゲーム」)の長期運営体制による収益安定化及び海外展開による収益力向上に取り組むとともに、新規アプリゲームの開発を進めてまいりました。メタバース領域においては、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」のコンテンツ拡充及びコミュニケーション機能拡充を進めるとともにグローバル展開を進めてまいりました。また、コマース・DX領域においては、メディア力強化とSaaS機能強化及び企業のDX支援を進めてまいりました。
ゲーム・アニメ領域のアプリゲームが堅調に推移した結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高31,663百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益3,267百万円(同10.4%増)となりました。
②投資・インキュベーション事業
投資・インキュベーション事業においては、インターネット・IT領域を中心に投資するベンチャーキャピタルやスタートアップへの投資に取り組んでまいりました。当社出資ファンドにおける保有株式の売却による収益が減少した結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,506百万円(前年同期比12.1%減)、営業利益50百万円(同95.5%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は116,649百万円となり、前連結会計年度末に比べ80百万円減少致しました。流動資産は101,080百万円(前連結会計年度末比877百万円増)となり、主な増加要因は「現金及び預金」及び「営業投資有価証券」がそれぞれ8,364百万円、2,406百万円減少した一方、「金銭の信託」が12,000百万円増加したことによるものであります。固定資産は15,568百万円(同958百万円減)となり、主な減少要因は投資その他の資産の「その他」及び「投資有価証券」がそれぞれ931百万円、429百万円減少したことによるものであります。
負債につきましては31,091百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,291百万円増加致しました。流動負債は14,439百万円(同1,535百万円減)となり、主な減少要因は「未払金」が804百万円増加した一方、「未払法人税等」及び「その他」がそれぞれ1,446百万円、861百万円減少したことによるものであります。固定負債は16,651百万円(同6,826百万円増)となり、主な増加要因は「その他」が873百万円減少した一方、「社債」が7,700百万円増加したことによるものであります。
純資産につきましては、85,558百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,371百万円減少致しました。主な減少要因は「その他有価証券評価差額金」及び「利益剰余金」がそれぞれ2,131百万円、966百万円減少し、また、「自己株式」が2,239百万円増加したことによるものであります。
企業の安定性を示す自己資本比率は、当第2四半期連結会計期間末は72.9%であります。また、支払い能力を示す流動比率は当第2四半期連結会計期間末は700.0%となっております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ3,635百万円増加し、残高は70,260百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、454百万円(前年同期は5,795百万円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額2,861百万円があった一方、税金等調整前四半期純利益2,410百万円及び未払金の増加911百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により獲得した資金は、278百万円(前年同期は3,907百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出500百万円及び有形固定資産の取得による支出393百万円があった一方、敷金の回収による収入1,180百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は、3,277百万円(前年同期は37,544百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出2,414百万円及び配当金の支払による支出1,969百万円があった一方、社債の発行による収入7,700百万円があったことによるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は248百万円であります。