有価証券報告書-第18期(平成29年1月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/03/26 11:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
112項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されています。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っていますが、見積りには不確定性が伴うため、実際の結果は、これらと異なることがあります。この連結財務諸表の作成にあたる重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。
(2) 経営成績の分析
当社連結会計年度における売上高は26,777,603千円となりました。当社主要ゲームタイトルの売上分析は以下のとおりです。
・「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」は、4周年やユーザー数全世界4000万達成などのキャンペーンにより、堅調な売上を計上しました。
・「BLEACH Brave Souls」は、2周年記念キャンペーンや、『千年血戦篇』のキャラクターの配信等で、日本版及びグローバル版ともに好調な売上を計上しました。グローバル版は昨年度に引き続き日本版を上回る売上を計上しました。
・株式会社バンダイナムコエンターテインメントからリリース中の「テイルズ オブ アスタリア」は、新章の追加や他人気ゲームタイトルとのコラボレーション施策、3周年記念キャンペーン等により、堅調な売上を計上しました。
・6月13日にリリースしました「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」日本版は、累計235万人以上の事前登録者数を集め大きな話題となり、リリース直後より好調な売上を計上しました。特にサッカー日本代表ユニフォームを着用した選手たちの配信により売上を大きく伸ばしました。12月5日にはグローバル版をリリースし、「キャプテン翼」の認知度が高い国や地域で好調な売上を計上しました。
・8月28日にリリースしました「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」は、アイドルひとりひとりにフォーカスしたイベントや商材の配信により、好調な売上を計上しました。
費用面の分析は以下のとおりです。
・売上原価は17,212,200千円となりました。これは主にゲーム事業の売上高の増加に伴い使用料及び支払手数料が増加したことによるものです。
・販売費及び一般管理費は4,674,274千円となりました。これは主に広告宣伝費が増加したことによるものです。
営業外収益は301,420千円となりました。これは主に外貨建取引の決済時における為替相場の変動等を反映した為替差益200,398千円を計上したことによるものです。また営業外費用は338,904千円となりました。これは主に貸倒引当金繰入額257,834千円を計上したことによるものです。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高26,777,603千円(前期比36.6%増)、営業利益4,891,128千円(前期比283.7%増)、経常利益4,853,644千円(前期比484.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,127,450千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失814,124千円)となり、過去最高の売上高及び各段階利益を記録いたしました。
(3) 財政状態の分析
① 資産の部
当連結会計年度末における総資産は18,609,993千円となり、前連結会計年度末と比較して6,476,472千円増加いたしました。これは主として、現金及び預金の増加によるものであります。
② 負債の部
当連結会計年度末における総負債は6,041,461千円となり、前連結会計年度末と比較して3,038,745千円増加いたしました。これは主として、未払法人税等の増加によるものであります。
③ 純資産の部
当連結会計年度末における純資産は12,568,531千円となり、前連結会計年度末と比較して3,437,726千円増加いたしました。これは主として、利益剰余金の増加によるものであります。
(4) キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 1 業
績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
(5) 経営者の問題認識と今後の方針について
経営者の問題認識と今後の方針については、「3 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。