四半期報告書-第10期第3四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在においてGMO-FHが判断したものであります。
(1) 経営成績に関する分析
当第3四半期連結累計期間の営業収益は27,938百万円(前年同期比12.1%増)、純営業収益は26,417百万円(同13.4%増)、営業利益は10,202百万円(同33.7%増)、経常利益は9,936百万円(同33.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,202百万円(同34.0%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における主な収益、費用、利益の状況は次のとおりです。
(単位:百万円)
※「暗号資産取引業における主要な経理処理例示」を採用したことに伴い、従来「営業収益」の「トレーディング
損益」に含めていた暗号資産事業のレバレッジ手数料を第2四半期連結会計期間より、「営業収益」の「受入手
数料」に含めて表示しております。上記の前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間数値は、当
該表示方法の変更後の数値であります。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の状況は次のとおりです。
なお、2019年5月31日に成立した資金決済法の改正法において「仮想通貨」の名称が「暗号資産」に変更されたことを受け、第1四半期連結会計期間より、法令の名称に合わせてセグメント名称を「暗号資産事業」に変更しております。
営業収益内訳(セグメント別/商品別) (単位:百万円)
※1 株式・ETF等の取引に係る委託手数料及びその他の受入手数料、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧
誘等の取扱手数料、投資信託に係るその他の受入手数料が含まれています。
※2 CFDには、一部海外子会社の店頭FXに係る収益が含まれています。
(証券・FX事業)
証券・FX事業では、3月に乱高下した日経平均株価が同月下旬以降は上昇傾向で推移する中で取引が活況を呈し、株式等委託売買代金の増加等により受入手数料が増加しました。店頭FXについては、取引高が大幅に伸長し、国内シェアも上昇傾向で推移しましたが、国内シェア拡大に向けたスプレッド縮小施策の影響を受け、収益は減少しました。一方、株価指数の値動きや商品市況、顧客基盤の順調な拡大等を背景に好調に推移したCFDが収益を大きく伸ばしたことから、トレーディング損益は増加しました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は24,327百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益は8,972百万円(同31.7%増)となりました。
(暗号資産事業)
暗号資産事業では、取引高は前年同期比で2.7%の減少となりました。第2四半期連結会計期間においては、カバーコストが増加したことで収益性が一時的に低下しましたが、新たに追加したアルトコイン銘柄の取引が伸長したことにより、7月以降は上昇傾向で推移しました。また、広告宣伝費を中心にコスト抑制に努めたことなどにより、販売費及び一般管理費が減少しました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は3,186百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1,129百万円(同59.7%増)となりました。
(2) 財政状況の分析
(単位:百万円)
(総資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は668,815百万円(前期末比62,287百万円の増加)となりました。これは主に、預託金の増加43,704百万円、利用者暗号資産の増加8,747百万円、支払差金勘定の増加10,816百万円によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は629,340百万円(前期末比60,616百万円の増加)となりました。これは主に、預り暗号資産の増加8,747百万円、有価証券担保借入金の増加12,386百万円、預り金の減少9,046百万円、受入保証金の増加50,868百万円、短期借入金の減少8,263百万円によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は39,474百万円(前期末比1,670百万円の増加)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と配当金の支払いの結果として、利益剰余金が2,610百万円増加したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は18百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、GMO-FHの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、著しい変動はありません。
(1) 経営成績に関する分析
当第3四半期連結累計期間の営業収益は27,938百万円(前年同期比12.1%増)、純営業収益は26,417百万円(同13.4%増)、営業利益は10,202百万円(同33.7%増)、経常利益は9,936百万円(同33.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,202百万円(同34.0%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における主な収益、費用、利益の状況は次のとおりです。
(単位:百万円)
前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 増減額 | 増減率 | |
営業収益 | 24,919 | 27,938 | 3,019 | 12.1% |
受入手数料 | 3,093 | 3,401 | 307 | 9.9% |
トレーディング損益 | 18,412 | 21,246 | 2,834 | 15.4% |
金融収益 | 2,901 | 2,787 | △113 | △3.9% |
その他の営業収益 | 73 | 84 | 11 | 15.0% |
その他の売上高 | 437 | 417 | △20 | △4.6% |
金融費用 | 1,290 | 1,198 | △91 | △7.1% |
売上原価 | 329 | 322 | △7 | △2.2% |
純営業収益 | 23,299 | 26,417 | 3,118 | 13.4% |
販売費及び一般管理費 | 15,669 | 16,214 | 545 | 3.5% |
営業利益 | 7,629 | 10,202 | 2,572 | 33.7% |
経常利益 | 7,418 | 9,936 | 2,518 | 33.9% |
親会社株主に帰属する四半期純利益 | 4,628 | 6,202 | 1,573 | 34.0% |
※「暗号資産取引業における主要な経理処理例示」を採用したことに伴い、従来「営業収益」の「トレーディング
損益」に含めていた暗号資産事業のレバレッジ手数料を第2四半期連結会計期間より、「営業収益」の「受入手
数料」に含めて表示しております。上記の前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間数値は、当
該表示方法の変更後の数値であります。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の状況は次のとおりです。
なお、2019年5月31日に成立した資金決済法の改正法において「仮想通貨」の名称が「暗号資産」に変更されたことを受け、第1四半期連結会計期間より、法令の名称に合わせてセグメント名称を「暗号資産事業」に変更しております。
営業収益内訳(セグメント別/商品別) (単位:百万円)
前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 増減額 | 増減率 | |
証券・FX事業 | 21,328 | 24,327 | 2,998 | 14.1% |
株式・ETF等 ※1 | 1,297 | 1,541 | 244 | 18.8% |
先物・オプション | 171 | 190 | 18 | 11.0% |
取引所FX | 404 | 429 | 24 | 6.1% |
通貨関連店頭デリバティブ | 14,767 | 14,009 | △757 | △5.1% |
CFD・株BO ※2 | 1,678 | 5,313 | 3,635 | 216.6% |
金融収益 | 2,901 | 2,787 | △114 | △3.9% |
その他 | 108 | 55 | △52 | △48.6% |
暗号資産事業 | 3,145 | 3,186 | 41 | 1.3% |
暗号資産 | 3,145 | 3,186 | 41 | 1.3% |
その他 | 445 | 425 | △20 | △4.6% |
その他 | 445 | 425 | △20 | △4.6% |
調整額 | 0 | △0 | △0 | - |
営業収益合計 | 24,919 | 27,938 | 3,019 | 12.1% |
※1 株式・ETF等の取引に係る委託手数料及びその他の受入手数料、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧
誘等の取扱手数料、投資信託に係るその他の受入手数料が含まれています。
※2 CFDには、一部海外子会社の店頭FXに係る収益が含まれています。
(証券・FX事業)
証券・FX事業では、3月に乱高下した日経平均株価が同月下旬以降は上昇傾向で推移する中で取引が活況を呈し、株式等委託売買代金の増加等により受入手数料が増加しました。店頭FXについては、取引高が大幅に伸長し、国内シェアも上昇傾向で推移しましたが、国内シェア拡大に向けたスプレッド縮小施策の影響を受け、収益は減少しました。一方、株価指数の値動きや商品市況、顧客基盤の順調な拡大等を背景に好調に推移したCFDが収益を大きく伸ばしたことから、トレーディング損益は増加しました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は24,327百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益は8,972百万円(同31.7%増)となりました。
(暗号資産事業)
暗号資産事業では、取引高は前年同期比で2.7%の減少となりました。第2四半期連結会計期間においては、カバーコストが増加したことで収益性が一時的に低下しましたが、新たに追加したアルトコイン銘柄の取引が伸長したことにより、7月以降は上昇傾向で推移しました。また、広告宣伝費を中心にコスト抑制に努めたことなどにより、販売費及び一般管理費が減少しました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は3,186百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1,129百万円(同59.7%増)となりました。
(2) 財政状況の分析
(単位:百万円)
前連結会計年度末 | 当第3四半期 連結会計期間末 | 増減額 | |
総資産 | 606,528 | 668,815 | 62,287 |
負債 | 568,724 | 629,340 | 60,616 |
純資産 | 37,803 | 39,474 | 1,670 |
(総資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は668,815百万円(前期末比62,287百万円の増加)となりました。これは主に、預託金の増加43,704百万円、利用者暗号資産の増加8,747百万円、支払差金勘定の増加10,816百万円によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は629,340百万円(前期末比60,616百万円の増加)となりました。これは主に、預り暗号資産の増加8,747百万円、有価証券担保借入金の増加12,386百万円、預り金の減少9,046百万円、受入保証金の増加50,868百万円、短期借入金の減少8,263百万円によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は39,474百万円(前期末比1,670百万円の増加)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と配当金の支払いの結果として、利益剰余金が2,610百万円増加したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は18百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、GMO-FHの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、著しい変動はありません。