訂正四半期報告書-第13期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在においてGMO-FHが判断したものであります。
(1) 経営成績に関する分析
当第2四半期連結累計期間の営業収益は27,012百万円(前年同期比16.6%増)、純営業収益は25,411百万円(同15.7%増)、営業利益は7,929百万円(同25.9%増)、経常利益は7,775百万円(同17.6%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、タイ王国で証券事業を展開している当社連結子会社が信用取引貸付金の回収に向けて債権額を確定させることを目的として、第1四半期連結会計期間に取得した有価証券(More Return PCL)の時価が著しく下落したことを受けた減損処理による投資有価証券評価損892百万円を特別損失として計上したこと等により、3,589百万円(同14.7%減)と前年同期比で減益となりました。
当第2四半期連結累計期間における主な収益、費用、利益の状況は次のとおりです。
(単位:百万円)
当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の状況は次のとおりです。
営業収益内訳(セグメント別/商品別) (単位:百万円)
※ 株式・ETF等の取引に係る委託手数料及びその他の受入手数料、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の
取扱手数料、投資信託に係るその他の受入手数料が含まれています。
GMO-FHは「強いものをより強くする」の方針のもと、持続的な成長の実現に向けて、収益の柱である店頭FXのさらなる収益力強化を通じて成長原資を確保するとともに、成長を続けるCFDをはじめ、新規事業に投資することで事業基盤の強化と収益源の多様化を進めております。
当第2四半期連結累計期間においては、当社の連結子会社である外貨ex byGMO株式会社の一層の認知度とブランド価値の向上を目的として商号変更を行うことを決議し、2023年7月1日付で商号を「GMO外貨株式会社」へと変更いたしました。また、事業の一層の効率化及び経営基盤の強化に向けて、当社の連結子会社であるGMOコイン株式会社を存続会社、株式会社FXプライムbyGMOを消滅会社とする吸収合併を実施することといたしました。本合併の効力発生日は2023年9月1日を予定しております。両社のノウハウ融合によるサービス品質と顧客満足度向上、システム統合・人財配置の最適化によるシナジー効果を発揮し、収益の安定化とさらなる利益成長を目指してまいります。
(証券・FX事業)
証券・FX事業においては、強みである店頭FXの収益性改善施策やスプレッド縮小、CFDのクロスセル施策に取り組み、既存事業の一層の強化を図りました。店頭FXの収益性は前年同期比で大きく改善し、収益も増加しました。CFDについては、売買代金・収益ともに前年同期比で減少したものの、引き続き高水準で推移しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は25,420百万円(前年同期比20.2%増)となりました。営業利益については、タイ王国の証券事業等に係る貸倒引当金繰入額2,462百万円の計上を行ったこと等により、8,158百万円(同19.0%増)となりました。
(暗号資産事業)
暗号資産事業においては、暗号資産市場が低調に推移する中、銘柄追加や取引活性化に向けたキャンペーンを展開し顧客基盤拡大を図りました。口座数は増加した一方で、売買代金は前年同期比63.6%減となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は1,465百万円(前年同期比14.9%減)となったものの、広告宣伝費を中心としたコスト削減により営業損失は56百万円(前年同期は営業損失417百万円)にとどまりました。
(2) 財政状況の分析
(単位:百万円)
(総資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は1,091,952百万円(前期末比100,469百万円の増加)となりました。これは主に、預託金の増加24,637百万円、利用者暗号資産の増加52,431百万円、支払差金勘定の増加11,905百万円によるものです。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は1,047,779百万円(前期末比97,628百万円の増加)となりました。これは主に、預り金の増加9,660百万円、預り暗号資産の増加52,430百万円、受入保証金の増加23,814百万円、社債の発行9,800百万円によるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は44,172百万円(前期末比2,841百万円の増加)となりました。これは主に、2023年4月13日を効力発生日として当社を株式交換完全親会社、GMOコイン株式会社を株式交換完全子会社とする株式交換を行ったことによる資本剰余金の増加1,603百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と配当金の支払いによる利益剰余金の増加2,440百万円、為替換算調整勘定の増加780百万円、GMOコイン株式会社の完全子会社化による非支配株主持分の減少1,698百万円によるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、営業活動による収入が8,675百万円、投資活動による支出が1,970百万円、財務活動による収入が291百万円となった結果、当第2四半期連結会計期間末には前期末比7,188百万円増の79,426百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、8,675百万円のプラスとなりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上6,563百万円、信用取引資産の減少による収入5,307百万円、預り金の増加による収入9,514百万円、預り暗号資産の増加による収入52,430百万円、受入保証金の増加による収入23,589百万円、預託金の増加による支出24,497百万円、利用者暗号資産の増加による支出52,431百万円、支払差金勘定の増加による支出11,818百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,970百万円のマイナスとなりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出612百万円、投資有価証券の取得による支出1,489百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、291百万円のプラスとなりました。これは主に、長期借入れによる収入6,000百万円、社債の発行による収入9,713百万円、短期借入金の純減少による支出6,658百万円、長期借入金の返済による支出7,396百万円、配当金の支払による支出1,135百万円があったことによるものです。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
GMO-FHの資金需要の主なものは、信用取引買付代金の顧客への貸付、店頭デリバティブ取引等におけるカウンターパーティーとのカバー取引に係る差入保証金等、顧客からの預り金や信用取引、FX取引等に係る保証金の入出金と顧客分別金信託及び顧客区分管理信託への入出金との差による一時的な立替などが挙げられます。これらの資金需要には、自己資金のほか、金融機関等とのコミットメントライン契約及び当座貸越契約に基づく短期借入金、差入保証金の代替として支払承諾契約に基づく保証状のカウンターパーティーへの差し入れ等にて対応しており、十分な流動性を確保しております。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。
(6) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(7) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はなく、新たに生じた課題もありません。
(8) 研究開発活動
該当事項はありません。
(9) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社の連結従業員数は、事業所閉鎖に伴う退職や自己都合退職により前連結会計年度末と比較して54名減少し、431名となりました。
(10) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。
(1) 経営成績に関する分析
当第2四半期連結累計期間の営業収益は27,012百万円(前年同期比16.6%増)、純営業収益は25,411百万円(同15.7%増)、営業利益は7,929百万円(同25.9%増)、経常利益は7,775百万円(同17.6%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、タイ王国で証券事業を展開している当社連結子会社が信用取引貸付金の回収に向けて債権額を確定させることを目的として、第1四半期連結会計期間に取得した有価証券(More Return PCL)の時価が著しく下落したことを受けた減損処理による投資有価証券評価損892百万円を特別損失として計上したこと等により、3,589百万円(同14.7%減)と前年同期比で減益となりました。
当第2四半期連結累計期間における主な収益、費用、利益の状況は次のとおりです。
(単位:百万円)
前第2四半期 連結累計期間 | 当第2四半期 連結累計期間 | 増減額 | 増減率 | |
営業収益 | 23,170 | 27,012 | 3,841 | 16.6% |
受入手数料 | 2,336 | 1,857 | △479 | △20.5% |
トレーディング損益 | 17,618 | 21,198 | 3,579 | 20.3% |
金融収益 | 2,887 | 3,796 | 908 | 31.5% |
その他の営業収益 | 41 | 39 | △1 | △3.8% |
その他の売上高 | 286 | 120 | △166 | △57.9% |
金融費用 | 1,006 | 1,588 | 581 | 57.8% |
売上原価 | 193 | 12 | △181 | △93.6% |
純営業収益 | 21,970 | 25,411 | 3,441 | 15.7% |
販売費及び一般管理費 | 15,672 | 17,481 | 1,809 | 11.5% |
営業利益 | 6,297 | 7,929 | 1,631 | 25.9% |
経常利益 | 6,613 | 7,775 | 1,161 | 17.6% |
親会社株主に帰属する四半期純利益 | 4,205 | 3,589 | △616 | △14.7% |
当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の状況は次のとおりです。
営業収益内訳(セグメント別/商品別) (単位:百万円)
前第2四半期 連結累計期間 | 当第2四半期 連結累計期間 | 増減額 | 増減率 | |
証券・FX事業 | 21,157 | 25,420 | 4,263 | 20.2% |
株式・ETF等 ※ | 708 | 669 | △38 | △5.4% |
先物・オプション | 78 | 52 | △26 | △33.5% |
取引所FX | 443 | 398 | △44 | △10.1% |
通貨関連店頭デリバティブ | 12,284 | 16,103 | 3,818 | 31.1% |
CFD・株BO | 4,710 | 4,338 | △371 | △7.9% |
金融収益 | 2,887 | 3,796 | 908 | 31.5% |
その他 | 44 | 61 | 17 | 40.0% |
暗号資産事業 | 1,721 | 1,465 | △255 | △14.9% |
暗号資産 | 1,721 | 1,465 | △255 | △14.9% |
その他 | 298 | 140 | △157 | △52.8% |
その他 | 298 | 140 | △157 | △52.8% |
調整額 | △6 | △15 | △8 | - |
営業収益合計 | 23,170 | 27,012 | 3,841 | 16.6% |
※ 株式・ETF等の取引に係る委託手数料及びその他の受入手数料、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の
取扱手数料、投資信託に係るその他の受入手数料が含まれています。
GMO-FHは「強いものをより強くする」の方針のもと、持続的な成長の実現に向けて、収益の柱である店頭FXのさらなる収益力強化を通じて成長原資を確保するとともに、成長を続けるCFDをはじめ、新規事業に投資することで事業基盤の強化と収益源の多様化を進めております。
当第2四半期連結累計期間においては、当社の連結子会社である外貨ex byGMO株式会社の一層の認知度とブランド価値の向上を目的として商号変更を行うことを決議し、2023年7月1日付で商号を「GMO外貨株式会社」へと変更いたしました。また、事業の一層の効率化及び経営基盤の強化に向けて、当社の連結子会社であるGMOコイン株式会社を存続会社、株式会社FXプライムbyGMOを消滅会社とする吸収合併を実施することといたしました。本合併の効力発生日は2023年9月1日を予定しております。両社のノウハウ融合によるサービス品質と顧客満足度向上、システム統合・人財配置の最適化によるシナジー効果を発揮し、収益の安定化とさらなる利益成長を目指してまいります。
(証券・FX事業)
証券・FX事業においては、強みである店頭FXの収益性改善施策やスプレッド縮小、CFDのクロスセル施策に取り組み、既存事業の一層の強化を図りました。店頭FXの収益性は前年同期比で大きく改善し、収益も増加しました。CFDについては、売買代金・収益ともに前年同期比で減少したものの、引き続き高水準で推移しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は25,420百万円(前年同期比20.2%増)となりました。営業利益については、タイ王国の証券事業等に係る貸倒引当金繰入額2,462百万円の計上を行ったこと等により、8,158百万円(同19.0%増)となりました。
(暗号資産事業)
暗号資産事業においては、暗号資産市場が低調に推移する中、銘柄追加や取引活性化に向けたキャンペーンを展開し顧客基盤拡大を図りました。口座数は増加した一方で、売買代金は前年同期比63.6%減となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は1,465百万円(前年同期比14.9%減)となったものの、広告宣伝費を中心としたコスト削減により営業損失は56百万円(前年同期は営業損失417百万円)にとどまりました。
(2) 財政状況の分析
(単位:百万円)
前連結会計年度末 | 当第2四半期 連結会計期間末 | 増減額 | |
総資産 | 991,482 | 1,091,952 | 100,469 |
負債 | 950,151 | 1,047,779 | 97,628 |
純資産 | 41,330 | 44,172 | 2,841 |
(総資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は1,091,952百万円(前期末比100,469百万円の増加)となりました。これは主に、預託金の増加24,637百万円、利用者暗号資産の増加52,431百万円、支払差金勘定の増加11,905百万円によるものです。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は1,047,779百万円(前期末比97,628百万円の増加)となりました。これは主に、預り金の増加9,660百万円、預り暗号資産の増加52,430百万円、受入保証金の増加23,814百万円、社債の発行9,800百万円によるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は44,172百万円(前期末比2,841百万円の増加)となりました。これは主に、2023年4月13日を効力発生日として当社を株式交換完全親会社、GMOコイン株式会社を株式交換完全子会社とする株式交換を行ったことによる資本剰余金の増加1,603百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と配当金の支払いによる利益剰余金の増加2,440百万円、為替換算調整勘定の増加780百万円、GMOコイン株式会社の完全子会社化による非支配株主持分の減少1,698百万円によるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、営業活動による収入が8,675百万円、投資活動による支出が1,970百万円、財務活動による収入が291百万円となった結果、当第2四半期連結会計期間末には前期末比7,188百万円増の79,426百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、8,675百万円のプラスとなりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上6,563百万円、信用取引資産の減少による収入5,307百万円、預り金の増加による収入9,514百万円、預り暗号資産の増加による収入52,430百万円、受入保証金の増加による収入23,589百万円、預託金の増加による支出24,497百万円、利用者暗号資産の増加による支出52,431百万円、支払差金勘定の増加による支出11,818百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,970百万円のマイナスとなりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出612百万円、投資有価証券の取得による支出1,489百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、291百万円のプラスとなりました。これは主に、長期借入れによる収入6,000百万円、社債の発行による収入9,713百万円、短期借入金の純減少による支出6,658百万円、長期借入金の返済による支出7,396百万円、配当金の支払による支出1,135百万円があったことによるものです。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
GMO-FHの資金需要の主なものは、信用取引買付代金の顧客への貸付、店頭デリバティブ取引等におけるカウンターパーティーとのカバー取引に係る差入保証金等、顧客からの預り金や信用取引、FX取引等に係る保証金の入出金と顧客分別金信託及び顧客区分管理信託への入出金との差による一時的な立替などが挙げられます。これらの資金需要には、自己資金のほか、金融機関等とのコミットメントライン契約及び当座貸越契約に基づく短期借入金、差入保証金の代替として支払承諾契約に基づく保証状のカウンターパーティーへの差し入れ等にて対応しており、十分な流動性を確保しております。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。
(6) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(7) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はなく、新たに生じた課題もありません。
(8) 研究開発活動
該当事項はありません。
(9) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社の連結従業員数は、事業所閉鎖に伴う退職や自己都合退職により前連結会計年度末と比較して54名減少し、431名となりました。
(10) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。