四半期報告書-第13期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在においてGMO-FHが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況及び分析
当第1四半期連結累計期間の営業収益は13,671百万円(前年同期比15.6%増)、純営業収益は12,916百万円(同15.0%増)、営業利益は3,775百万円(同11.2%増)、経常利益は3,856百万円(同5.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,258百万円(同7.0%減)となりました。
(単位:百万円)
当第1四半期連結累計期間におけるセグメント別の状況は次のとおりです。
営業収益内訳(セグメント別/商品別) (単位:百万円)
※ 株式・ETF等の取引に係る委託手数料及びその他の受入手数料、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の
取扱手数料、投資信託に係るその他の受入手数料が含まれています。
GMO-FHは「強いものをより強くする」の方針のもと、持続的な成長の実現に向けて、収益の柱である店頭FXのさらなる収益力強化を通じて成長原資を確保するとともに、成長を続けるCFDをはじめ、新規事業に投資することで事業基盤の強化と収益源の多様化を進めております。
当第1四半期連結累計期間においては、事業基盤の一層の強化を目指し、GMOクリック証券株式会社の主力商品としてGMO-FHの業績全体を牽引する店頭FX取引サービス、CFD取引サービスのグループ内での多ブランド展開に向けた開発に注力しました。第2四半期には、GMOコイン株式会社が店頭FX取引サービス、外貨ex byGMO株式会社がCFD取引サービスを開始しております。
(証券・FX事業)
証券・FX事業においては、強みである店頭FXの収益性改善施策やCFDのクロスセル施策に取り組み、既存事業の一層の強化を図りました。店頭FXの収益性は前年同期比で大きく改善し、収益も増加しました。CFDについては、売買代金は前年同期比で減少したもののコモディティ関連銘柄が好調で収益は微増となりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は12,834百万円(前年同期比19.4%増)となった一方、タイ王国の証券事業等に係る貸倒引当金繰入額1,546百万円の計上等により営業利益は3,864百万円(同5.1%増)となりました。
(暗号資産事業)
暗号資産事業においては、暗号資産市場が低調に推移する中、銘柄追加やキャンペーンを展開し顧客基盤拡大を図りました。口座数は増加した一方で、売買代金は前年同期比62.7%減となりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は777百万円(前年同期比16.9%減)となったものの、コスト削減が寄与し、営業利益は3百万円(前年同期は営業損失214百万円)となりました。
(2) 財政状態の概況及び分析
(単位:百万円)
(総資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は1,054,063百万円(前期末比62,581百万円の増加)となりました。これは主に、預託金の増加11,855百万円、利用者暗号資産の増加41,394百万円、有価証券担保貸付金の増加6,321百万円によるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は1,011,076百万円(前期末比60,924百万円の増加)となりました。これは主に、預り暗号資産の増加41,399百万円、信用取引負債の増加11,052百万円、有価証券担保借入金の増加9,732百万円によるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は42,987百万円(前期末比1,656百万円の増加)となりました。これは主に、利益剰余金の増加2,258百万円、為替換算調整勘定の増加211百万円、その他有価証券評価差額金の減少534百万円、繰延ヘッジ損益の減少215百万円によるものです。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
GMO-FHの資金需要の主なものは、信用取引買付代金の顧客への貸付、店頭デリバティブ取引等におけるカウンターパーティーとのカバー取引に係る差入保証金等、顧客からの預り金や信用取引、FX取引等に係る保証金の入出金と顧客分別金信託及び顧客区分管理信託への入出金との差による一時的な立替などが挙げられます。これらの資金需要には、自己資金のほか、金融機関等とのコミットメントライン契約及び当座貸越契約に基づく短期借入金、差入保証金の代替として支払承諾契約に基づく保証状のカウンターパーティーへの差し入れ等にて対応しており、十分な流動性を確保しております。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はなく、新たに生じた課題もありません。
(7) 研究開発活動
該当事項はありません。
(8) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、著しい変動はありません。
(9) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。
(1) 経営成績の状況及び分析
当第1四半期連結累計期間の営業収益は13,671百万円(前年同期比15.6%増)、純営業収益は12,916百万円(同15.0%増)、営業利益は3,775百万円(同11.2%増)、経常利益は3,856百万円(同5.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,258百万円(同7.0%減)となりました。
(単位:百万円)
前第1四半期 連結累計期間 | 当第1四半期 連結累計期間 | 増減額 | 増減率 | |
営業収益 | 11,823 | 13,671 | 1,848 | 15.6% |
受入手数料 | 1,063 | 927 | △136 | △12.8% |
トレーディング損益 | 9,201 | 10,770 | 1,568 | 17.0% |
金融収益 | 1,400 | 1,894 | 493 | 35.2% |
その他の営業収益 | 17 | 23 | 6 | 34.6% |
その他の売上高 | 139 | 56 | △82 | △59.4% |
金融費用 | 502 | 748 | 246 | 49.1% |
売上原価 | 93 | 6 | △86 | △92.7% |
純営業収益 | 11,227 | 12,916 | 1,688 | 15.0% |
販売費及び一般管理費 | 7,833 | 9,140 | 1,306 | 16.7% |
営業利益 | 3,393 | 3,775 | 381 | 11.2% |
経常利益 | 3,668 | 3,856 | 188 | 5.1% |
親会社株主に帰属する四半期純利益 | 2,429 | 2,258 | △170 | △7.0% |
当第1四半期連結累計期間におけるセグメント別の状況は次のとおりです。
営業収益内訳(セグメント別/商品別) (単位:百万円)
前第1四半期 連結累計期間 | 当第1四半期 連結累計期間 | 増減額 | 増減率 | |
証券・FX事業 | 10,744 | 12,834 | 2,089 | 19.4% |
株式・ETF等※ | 379 | 325 | △54 | △14.2% |
先物・オプション | 46 | 28 | △17 | △37.2% |
取引所FX | 150 | 221 | 70 | 46.8% |
通貨関連店頭デリバティブ | 6,337 | 7,917 | 1,579 | 24.9% |
CFD・株BO | 2,408 | 2,412 | 4 | 0.2% |
金融収益 | 1,400 | 1,893 | 493 | 35.2% |
その他 | 22 | 35 | 13 | 59.8% |
暗号資産事業 | 936 | 777 | △158 | △16.9% |
暗号資産 | 936 | 777 | △158 | △16.9% |
その他 | 141 | 66 | △75 | △53.0% |
その他 | 141 | 66 | △75 | △53.0% |
調整額 | - | △7 | △7 | - |
営業収益合計 | 11,823 | 13,671 | 1,848 | 15.6% |
※ 株式・ETF等の取引に係る委託手数料及びその他の受入手数料、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の
取扱手数料、投資信託に係るその他の受入手数料が含まれています。
GMO-FHは「強いものをより強くする」の方針のもと、持続的な成長の実現に向けて、収益の柱である店頭FXのさらなる収益力強化を通じて成長原資を確保するとともに、成長を続けるCFDをはじめ、新規事業に投資することで事業基盤の強化と収益源の多様化を進めております。
当第1四半期連結累計期間においては、事業基盤の一層の強化を目指し、GMOクリック証券株式会社の主力商品としてGMO-FHの業績全体を牽引する店頭FX取引サービス、CFD取引サービスのグループ内での多ブランド展開に向けた開発に注力しました。第2四半期には、GMOコイン株式会社が店頭FX取引サービス、外貨ex byGMO株式会社がCFD取引サービスを開始しております。
(証券・FX事業)
証券・FX事業においては、強みである店頭FXの収益性改善施策やCFDのクロスセル施策に取り組み、既存事業の一層の強化を図りました。店頭FXの収益性は前年同期比で大きく改善し、収益も増加しました。CFDについては、売買代金は前年同期比で減少したもののコモディティ関連銘柄が好調で収益は微増となりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は12,834百万円(前年同期比19.4%増)となった一方、タイ王国の証券事業等に係る貸倒引当金繰入額1,546百万円の計上等により営業利益は3,864百万円(同5.1%増)となりました。
(暗号資産事業)
暗号資産事業においては、暗号資産市場が低調に推移する中、銘柄追加やキャンペーンを展開し顧客基盤拡大を図りました。口座数は増加した一方で、売買代金は前年同期比62.7%減となりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は777百万円(前年同期比16.9%減)となったものの、コスト削減が寄与し、営業利益は3百万円(前年同期は営業損失214百万円)となりました。
(2) 財政状態の概況及び分析
(単位:百万円)
前連結会計年度末 | 当第1四半期 連結会計期間末 | 増減額 | |
総資産 | 991,482 | 1,054,063 | 62,581 |
負債 | 950,151 | 1,011,076 | 60,924 |
純資産 | 41,330 | 42,987 | 1,656 |
(総資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は1,054,063百万円(前期末比62,581百万円の増加)となりました。これは主に、預託金の増加11,855百万円、利用者暗号資産の増加41,394百万円、有価証券担保貸付金の増加6,321百万円によるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は1,011,076百万円(前期末比60,924百万円の増加)となりました。これは主に、預り暗号資産の増加41,399百万円、信用取引負債の増加11,052百万円、有価証券担保借入金の増加9,732百万円によるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は42,987百万円(前期末比1,656百万円の増加)となりました。これは主に、利益剰余金の増加2,258百万円、為替換算調整勘定の増加211百万円、その他有価証券評価差額金の減少534百万円、繰延ヘッジ損益の減少215百万円によるものです。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
GMO-FHの資金需要の主なものは、信用取引買付代金の顧客への貸付、店頭デリバティブ取引等におけるカウンターパーティーとのカバー取引に係る差入保証金等、顧客からの預り金や信用取引、FX取引等に係る保証金の入出金と顧客分別金信託及び顧客区分管理信託への入出金との差による一時的な立替などが挙げられます。これらの資金需要には、自己資金のほか、金融機関等とのコミットメントライン契約及び当座貸越契約に基づく短期借入金、差入保証金の代替として支払承諾契約に基づく保証状のカウンターパーティーへの差し入れ等にて対応しており、十分な流動性を確保しております。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はなく、新たに生じた課題もありません。
(7) 研究開発活動
該当事項はありません。
(8) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、著しい変動はありません。
(9) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。