四半期報告書-第27期第3四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/13 9:10
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行拡大に伴い、企業活動、経済活動が大きく制限され、景気は低迷し、極めて厳しい状況となりました。その後、緊急事態宣言の解除による社会経済活動レベルの引き上げと政府による経済活性化に向けた施策により、景気は持ち直しつつあるものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大の懸念や企業業績の悪化が続いており、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループが属する医療・介護業界につきましては、2020年10月1日現在、65歳以上人口が3,619万人、総人口の28.7%(総務省統計局 人口推計-2020年10月報-)を占めるなど高齢化が確実に進行しており、当社グループに係るサービスの市場規模はますます拡大するものと思われます。
こうした環境の中、当社グループは、介護医療関連事業の主力サービスであるCSセットをより普及・拡大させるために、全国20ヶ所の営業拠点において、施設(病院及び介護老人保健施設等)に対して営業活動を展開してまいりました。これにより、当社グループにおける当第3四半期連結累計期間の新規契約の施設数は190施設、契約終了施設数は26施設となり、当第3四半期連結会計期間末のCSセット導入施設数は、前連結会計年度末より164施設増加し1,526施設となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は18,854,265千円(前年同期比19.6%増)、営業利益は1,536,530千円(同36.2%増)、経常利益は1,550,332千円(同36.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,042,757千円(同38.0%増)となりました。
当社グループは、2020年11月2日より、沖縄県那覇市において、当社 沖縄支店の営業を開始いたしました。
沖縄支店の開設により、沖縄県内において、地域により密着したより細やかで迅速なサービスを提供するとともに、CSセット導入施設の開拓を進め、同地域の営業強化・事業拡大に努めてまいります。また、今後も当社グループは、沖縄支店を含めた全国21営業拠点から、CSセットの導入施設の開拓をさらに進め、全国的な営業活動・事業拡大に努めてまいります。
(2)財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、10,216,768千円と前連結会計年度末と比べて980,316千円の増加となりました。このうち、流動資産は8,800,408千円と前連結会計年度末と比べて473,267千円の増加となりました。これは主に、商品が17,978千円、未収入金が21,681千円減少したものの、現金及び預金が254,470千円、売掛金が267,382千円増加したためであります。
固定資産は、1,416,360千円と前連結会計年度末と比べて507,048千円の増加となりました。これは有形固定資産が3,501千円、無形固定資産が39,989千円減少したものの、投資その他の資産が550,539千円増加したためであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、4,433,695千円と前連結会計年度末と比べて218,266千円の増加となりました。このうち、流動負債は4,430,329千円と前連結会計年度末と比べて219,243千円の増加となりました。これは主に、未払法人税等が63,441千円、その他(流動負債)が22,967千円減少したものの、買掛金が272,560千円、賞与引当金が33,091千円増加したためであります。
固定負債は、3,365千円と前連結会計年度末と比べて977千円の減少となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、5,783,073千円と前連結会計年度末に比べて762,049千円の増加となり、自己資本比率は56.6%となりました。純資産合計の増加は、主に利益剰余金によるものであり、株主に対する配当金の支払い272,696千円が生じたものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上1,042,757千円により利益剰余金が770,061千円増加したためであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。