四半期報告書-第27期第2四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/14 9:38
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行拡大により、企業活動、経済活動が大きく制約を受け、雇用環境の悪化、個人消費の下振れなど、景気減速懸念が一層高まっており、国内経済の先行きは予断を許さない状況となりました。緊急事態宣言の解除を受け、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていく状況にありますが、新型コロナウイルス感染症の再拡大や金融資本市場の変動、再燃する米中関係の悪化などの影響を注視する必要があり、当面、厳しい状況が続くと見込まれております。
当社グループが属する医療・介護業界につきましては、2020年7月1日現在、65歳以上人口が3,611万人、総人口の28.7%(総務省統計局 人口推計-2020年7月報-)を占めるなど高齢化が確実に進行しており、当社グループに係るサービスの市場規模はますます拡大するものと思われます。
こうした環境の中、当社グループは、介護医療関連事業の主力サービスであるCSセットをより普及・拡大させるために、全国20ヶ所の営業拠点において、施設(病院及び介護老人保健施設等)に対して営業活動を展開してまいりました。これにより、当社グループにおける当第2四半期連結累計期間の新規契約の施設数は128施設、解約施設数は17施設となり、当第2四半期連結会計期間末のCSセット導入施設数は、前連結会計年度末より111施設増加し1,473施設となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は12,162,097千円(前年同期比17.6%増)、営業利益は985,187千円(同27.1%増)、経常利益は991,589千円(同27.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は664,730千円(同27.5%増)となりました。
(2)財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、9,545,951千円と前連結会計年度末と比べて309,498千円の増加となりました。このうち、流動資産は8,110,846千円と前連結会計年度末と比べて216,294千円の減少となりました。これは主に、売掛金が92,490千円、未収入金が13,261千円増加したものの、現金及び預金が226,179千円減少、貸倒引当金が29,580千円増加(流動資産全体に対しては減少)したためであります。
固定資産は、1,435,105千円と前連結会計年度末と比べて525,793千円の増加となりました。これは無形固定資産が26,102千円減少したものの、有形固定資産が1,753千円、投資その他の資産が550,142千円増加したためであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、4,141,705千円と前連結会計年度末と比べて73,722千円の減少となりました。このうち、流動負債は4,138,014千円と前連結会計年度末と比べて73,071千円の減少となりました。これは主に、買掛金が90,415千円減少したためであります。
固定負債は、3,691千円と前連結会計年度末と比べて651千円の減少となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、5,404,245千円と前連結会計年度末に比べて383,221千円の増加となり、自己資本比率は56.6%となりました。純資産合計の増加は、主に利益剰余金の増加によるものであり、株主に対する配当金の支払い272,696千円が生じたものの、親会社株主に帰属する四半期純利益664,730千円の計上により利益剰余金が392,034千円増加したためであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ226,181千円減少し、3,221,602千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果得られた資金は625,180千円(前年同期比443,941千円の収入増加)となりました。法人税等の支払いで297,473千円の資金が減少したものの、当第2四半期連結累計期間を通じた営業活動により、922,628千円の資金が増加しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果使用した資金は578,406千円(前年同期比542,575千円の支出増加)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出550,000千円、有形固定資産の取得による支出13,068千円、無形固定資産の取得による支出9,511千円、敷金の差入による支出3,137千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果使用した資金は272,955千円(前年同期比61,303千円の支出増加)となりました。これは主に株主への配当金の支払272,303千円によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。