四半期報告書-第19期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)

【提出】
2023/11/14 14:06
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、資源高の影響を受けつつも経済活動は緩やかに持ち直し、潜在成長率を上回る成長が続きました。しかしながら、海外の経済・物価動向、資源価格の動向、企業の賃金・価格設定行動など、先行きは依然として不透明な状況であります。
当社は、“「プロフェッショナル・テック」で、次の常識をつくる“ をミッションとして、法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」および税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」等を通じたインターネットメディアの運営、ならびに契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」をはじめとしたIT・ソリューションサービスの提供を行ってまいりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高は4,945百万円(前年同期比22.2%増)、営業利益550百万円(前年同期比48.2%増)、経常利益555百万円(前年同期比47.3%増)、四半期純利益337百万円(前年同期比44.8%増)となりました。
報告セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(メディア事業)
メディア事業では、法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」および税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」等を通じたインターネットメディアの運営を行っております。
「弁護士ドットコム」では、ユーザーに向けた有益なコンテンツの提供やユーザビリティの向上に注力するとともに、身近な話題を弁護士が法的観点から解説するオウンドメディア「弁護士ドットコムニュース」の記事配信による認知度向上に努めました。その結果、2023年9月における月間サイト訪問者数は986万人(前年同月比30.1%減)、当第2四半期会計期間末時点の会員登録弁護士数が23,805人(前年同月比3.9%増)、そのうち、弁護士支援サービスの有料会員登録弁護士数が5,330人(前年同月比2.9%増)、「弁護士ドットコム」の有料会員サービスの有料会員数が188,533人(前年同月比0.4%増)となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は2,128百万円(前年同期比7.8%増)、セグメント利益は716百万円(前年同期比10.9%減)となりました。
(IT・ソリューション事業)
IT・ソリューション事業では、契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」をはじめとしたIT・ソリューションサービスの提供を行っております。
「クラウドサイン」では、積極的な人材採用による開発体制・営業体制の強化、および各種媒体への広告出稿等を通じて、ユーザビリティの向上、認知度の向上、および顧客基盤の拡大に努めました。その結果、当第2四半期会計期間の契約送信件数は1,902,932件(前年同期比33.2%増)となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は2,816百万円(前年同期比36.0%増)、セグメント利益は595百万円(前年同期比559.0%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期会計期間末の総資産は5,803百万円となり、前事業年度末と比較して1,393百万円の増加となりました。その主な要因は、現金及び預金、投資有価証券、短期借入金が増加した一方で、ソフトウエア仮勘定、未払金が減少したこと等によるものであります。
(流動資産)
当第2四半期会計期間末の流動資産は4,225百万円となり、前事業年度末と比較して993百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金が増加(前事業年度末比755百万円増加)、売掛金が増加(前事業年度末比115百万円増加)、および前払費用が増加(前事業年度末比135百万円増加)したこと等によるものであります。
(固定資産)
当第2四半期会計期間末の固定資産は1,577百万円となり、前事業年度末と比較して399百万円の増加となりました。これは主にソフトウエアが増加(前事業年度末比173百万円増加)、ソフトウエア仮勘定が減少(前事業年度末比53百万円減少)、および投資有価証券が増加(前事業年度末比201百万円増加)したこと等によるものであります。
(流動負債)
当第2四半期会計期間末の流動負債は2,270百万円となり、前事業年度末と比較して1,027百万円の増加となりました。これは主に短期借入金が増加(前事業年度末比950百万円増加)、未払金が減少(前事業年度末比56百万円減少)、未払費用が増加(前事業年度末比45百万円増加)、および未払法人税等が増加(前事業年度末比83百万円増加)したこと等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末の純資産は3,532百万円となり、前事業年度末と比較して365百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金が増加(前事業年度末比337百万円増加)したこと等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ755百万円増加し、2,401百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得た資金は375百万円(前第2四半期累計期間は157百万円の支出)となりました。主な要因は、税引前四半期純利益555百万円の計上、減価償却費200百万円の計上、および未払費用の増加額45百万円があったものの、法人税等の支払額151百万円、前払費用の増加額135百万円、および売上債権の増加額115百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は582百万円(前第2四半期累計期間は212百万円の支出)となりました。主な要因は、無形固定資産の取得による支出316百万円および投資有価証券の取得による支出201百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得た資金は961百万円(前第2四半期累計期間は26百万円の収入)となりました。主な要因は、短期借入による収入950百万円があったこと等によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題については重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。