四半期報告書-第16期第3四半期(令和4年1月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/05/13 15:03
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。また、当社グループはIFRSを適用しております。
(1) 経営成績の状況
当社グループをとりまく経営環境につきまして、観光庁「宿泊旅行統計調査報告」(速報値)によりますと、2021年度の国内旅行者数は、3億1,497万人泊で2019年比47.1%減(前年比5.0%減)、うち日本人延べ宿泊者数が3億1,076万人泊で2019年比35.3%減(前年比0.2%減)、外国人延べ宿泊者数が421万人泊で2019年比96.4%減(前年比79.3%減)となっており、国内旅行者数は全体として2020年同様に減少が続きました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大等により、当社主要事業の旅行事業を取り巻く環境は急速に変化しておりますが、足元の2022年3月単月国内旅行者数は、前年同月比22.3%増の3,338万人泊、外国人延べ宿泊者数が前年同月比28.0%増の34万人泊(いずれも速報値)となり、同感染症の感染拡大等の影響から回復基調でありました。
こうした状況において、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、収益は7,808,270千円(前年同期比17.4%増)、営業利益は1,428,427千円(前年同期比64.7%増)、税引前四半期利益は1,404,907千円(前年同期比68.4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は945,187千円(前年同期比31.9%増)となりました。
各セグメントの経営成績は次のとおりであります。
(コンシューマ事業)
コンシューマ事業につきましては、第3四半期連結会計期間においては、新型コロナウイルス感染症及びそれによるまん延防止等重点措置の発令等の影響が続いていたものの、第1四半期連結会計期間後半から第3四半期連結会計期間にかけて同感染症の感染者の減少を受けて当社及び子会社の業績がともに回復に向かい、当セグメントの収益は7,934,817千円(前年同期比18.1%増)、セグメント利益は1,554,975千円(前年同期比66.0%増)となりました。
(投資事業)
投資事業につきましては、成長企業等への投資を引き続き実施しておりますが、保有している営業投資有価証券の株価の下落が生じた結果、当セグメントの収益及びセグメント利益は△126,547千円(前年同期のセグメントの収益及びセグメント利益は△69,429千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は20,615,502千円(前連結会計年度末比8,416,164千円増)となりました。これは主に、現金及び現金同等物が増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は11,673,994千円(前連結会計年度末比1,785,909千円増)となりました。これは主に、営業債務その他の債務が増加したことによるものです。
(資本)
当第3四半期連結会計期間末の資本合計は8,941,507千円(前連結会計年度末比6,630,254千円増)となりました。これは主に、公募増資により資本金、資本剰余金が増加したこと及び親会社の所有者に帰属する四半期利益により利益剰余金が増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ、6,038,611千円の増加となり、当第3四半期連結会計期間末は11,144,061千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローと要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における営業活動による資金は、2,326,152千円(前第3四半期連結累計期間は△730,441千円)となりました。収入の主な内訳は、税引前四半期利益1,404,907千円、営業投資有価証券の増減額126,458千円、営業債務及びその他の債務の増減額1,910,071千円、支出の主な内訳は、棚卸資産の増減額△343,604千円、法人所得税の支払額△482,557千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における投資活動による資金は、△465,549千円(前第3四半期連結累計期間は△609,885千円)となりました。これは主に敷金及び保証金の差入による支出△659,165千円、保険積立金の払戻による収入221,462千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における財務活動による資金は、4,881,572千円(前第3四半期連結累計期間は△3,215,015千円)となりました。これは主に株式の発行による収入5,350,486千円、自己株式の売却による収入364,987千円、長期借入金の返済による支出△582,865千円によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。