四半期報告書-第17期第1四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/11 15:03
【資料】
PDFをみる
【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。また、当社グループは国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)を適用しております。
(1)経営成績の状況
当社グループをとりまく経営環境につきまして、観光庁「宿泊旅行統計調査報告」(確定値)によりますと、2021年度の国内旅行者数は、3億1,777万人泊で2019年比46.7%減(前年比4.2%減)、うち日本人延べ宿泊者数が3億1,346万人泊で2019年比34.7%減(前年比0.7%増)、外国人延べ宿泊者数が432万人泊で2019年比96.3%減(前年比78.8%減)となっており、業界全体として新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響が前年同様に続きました。一方で、同調査(速報値)の2022年9月単月によりますと、延べ宿泊者数は前年同月比71.9%増の3,914万人泊、うち外国人延べ宿泊者数は前年同月比179.7%増の82万人泊となり、前年比では大きく回復の兆しが見られました。
このような事業環境のもと、当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、収益は4,961,576千円(前年同期比122.8%増)、営業利益は1,338,812千円(前年同期比145.7%増)、税引前四半期利益は1,331,026千円(前年同期比150.0%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は841,917千円(前年同期比146.2%増)となりました。
各セグメントの業績は次のとおりです。
(コンシューマ事業)
コンシューマ事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響の沈静化、及びそれによる社会経済活動の正常化を受けて、当社グループの業績が好転し、当セグメントの収益は4,734,898千円(前年同期比131.8%増)、セグメント利益は1,112,135千円(前年同期比208.5%増)と前年同期比で増収増益となりました。
(投資事業)
投資事業につきましては、投資先の業況を反映し、収益及びセグメント利益は共に226,677千円(前年同期比22.9%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は19,898,080千円(前連結会計年度末比937,805千円減)となりました。減少の主な要因は、営業債権及びその他の債権、棚卸資産及びその他の流動資産が減少したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は9,594,657千円(前連結会計年度末比1,621,945千円減)となりました。減少の主な要因は、営業債務及びその他の債務、社債及び借入金並びに未払法人所得税等が減少したことによるものであります。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は10,303,422千円(前連結会計年度末比684,140千円増)となりました。増加の主な要因は、利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度に比べ、428,646千円の減少となり、当第1四半期連結会計期間末は12,326,137千円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローと要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間における営業活動による資金は、380,514千円(前第1四半期連結累計期間は182,138千円)となりました。収入の主な内訳は、税引前四半期利益1,331,026千円、営業債権及びその他の債権の増減額224,544千円、支出の主な内訳は、法人所得税の支払額△1,074,351千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間における投資活動による資金は、△472,426千円(前第1四半期連結累計期間は△277,854千円)となりました。これは主に敷金及び保証金の差入による支出△373,961千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間における財務活動による資金は、△329,998千円(前第1四半期連結累計期間は△330,513千円)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出△135,032千円によるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。