有価証券報告書-第6期(令和2年9月1日-令和3年8月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(令和2年9月1日から令和3年8月31日まで)のわが国の経済は、世界的に新型コロナウイルス感染症の影響が長期化するなか、各国政府による巨額の財政出動の取り組みや、新型コロナウイルス感染症に対する予防ワクチン接種の普及等を背景に経済回復の兆しが見られていたものの、感染性・伝播性の強い新型コロナウイルス変異株による感染症再拡大により、その回復基調が鈍化してきております。また、国内では、経済活動再開に向けた政府・自治体による旅行、飲食やイベント関連の消費喚起策が一時本格化したものの、その後、新型コロナウイルス感染症再拡大の影響で、令和3年1月以降、一部の都道府県において緊急事態宣言が繰り返し発出され、その対象地域の拡大や発出期間の延長が繰り返されてきております。そして、度重なる緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の適用による慣れや自粛疲れ等により、人流の抑止効果が薄まりつつあることや新型コロナウイルス変異株の感染症再拡大、予防ワクチン接種の普及の遅れ等により、国内景気の先行き不透明感が継続しております。その一方で、東京オリンピック及び東京パラリンピックが無観客での開催となったことや、日本代表選手のメダルラッシュ等により、自宅での巣ごもり観戦が増え、外食の持ち帰りや宅配、家飲みといった巣ごもり消費の拡大が見られました。また、新型コロナウイルス感染症との共存が必要となった新常態(ニューノーマル)においては、外出自粛や在宅勤務等により、消費者の購買頻度や購買チャネル等、生活様式や消費行動、働き方等が変化したことで、ライフスタイルを豊かにする雑貨やインテリア、ガーデニング用品といった巣ごもり関連需要やDX(デジタルトランスフォーメーション)関連需要等の拡大が見られました。そのような経済環境のなか、当社グループは、お客様の日常から最も近いところから「本当にいいものや必要とされるものを見極める感性を磨き続け、良質な提案をスピーディーにお届けすること」を最重要使命とし、グループ全体でお客様、そして地域社会の生活文化の質的な向上を「美・健康・ゆとりの側面」から応援し、顧客満足、社員満足を高めていくことで会社満足も高め、これら3つの満足によってグループ価値の更なる向上に努め、株主様、取引先様をはじめとするすべての関係者の皆様への利益還元と社会貢献の実現を目指しております。
具体的な取り組みとして、令和2年11月にアウトレックス沖浜店(徳島県徳島市)をチャーリー川内店(徳島県徳島市)及びデコール川内店(徳島県徳島市)が並設する施設内にアウトレックス川内店(徳島県徳島市)として移転し、リニューアルオープンいたしました。また、同年12月には、国内外のコスメや日常を楽しく美しく過ごせる生活雑貨をセレクトしたアレックスコンフォート星が丘テラス(名古屋市千種区)をオープンし、同年同月、国内外の定番商品から入手困難なプレミアムウイスキーを含め、約1,500種類のウイスキーとスピリッツを取り扱う専門店として元町WHISKY(神戸市中央区)をオープンいたしました。一方で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、都市中心部への人出が減少したこと等の影響により、令和3年1月にアレックスコンフォートNU茶屋町プラス(大阪市北区)を閉店いたしました。そして、同年4月には、国内外のウイスキーや、今では製造されていないオールドボトル等300種類以上のウイスキーを専門に取り扱うモルトバー、青山WHISKY(東京都渋谷区)をオープンし、同年5月には、チャーリーブランチ大津京店(滋賀県大津市)において、「安さに確かさプラスワン」をテーマに、ファンシー文具や雑貨コーナー、アウトドアやレジャーコーナー等、新たな品揃えを充実させ、チャーリーディーエスブランチ大津京店としてストアブランドを変更し、リニューアルオープンいたしました。また、同年同月には、アレックスコンフォートウッディタウン(兵庫県三田市)、同年6月には、アレックスコンフォートサザンモール六甲(神戸市灘区)、同年7月には、アレックスコンフォート丸亀(香川県丸亀市)において、アパレルやキッチンツールの品揃えを充実させ、地方の特色ある食材を新たに導入する等、「新しい暮らしの提案」と「自分だけのお気に入りを発見」をコンセプトにしたLifeStylelaboratoryプラザアレックスウッディタウン、プラザアレックスサザンモール六甲、プラザアレックス丸亀と、順次ストアブランドを変更し、リニューアルオープンいたしました。また、同年7月には、神戸のランドマークである六甲山において、ウイスキー類の製造・熟成、見学・試飲及び販売事業を通じて、国内はもとより、世界中のお酒好きや情報に敏感な人々に訴求することで、ウイスキーを軸とした新たなカルチャーの発信地となることを目的とした六甲山蒸溜所(神戸市灘区)を開所いたしました。
その結果、当連結会計年度末におけるグループ店舗数は、39店舗となりました。
以上の結果、当連結会計年度は、売上高11,807百万円(前期比5.5%減)、営業利益372百万円(同11.6%減)、経常利益273百万円(同15.0%減)となりました。特別利益、特別損失及び法人税等を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は205百万円(同58.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(a) 小売事業
小売事業につきましては、ヘルス&ビューティーケアユニットでは、低刺激処方にこだわったベビー、マタニティ用のローションやクリーム等、スキンケア商品の販売が好調に推移いたしました。一方で、前連結会計年度にあった新型コロナウイルス感染症予防対策関連カテゴリーの販売特需が一巡したことや、在宅勤務及び外出自粛並びにマスクの着用が常態化し、化粧の機会が減少した影響等により、当ユニットの主力商品であるメイク用品やインポートコスメカテゴリーの販売が苦戦したことで、当ユニットの売上高、売上総利益額、セグメント利益を押し上げるには至りませんでした。
ライフスタイルユニットでは、令和2年12月から令和3年1月の断続的な寒気の影響による気温の低下により、アパレル部門でトップス類の販売が好調に推移したことや、北欧を代表するテーブルウェアブランドの器やスペイン産の上質なはちみつをブレンドした極上紅茶、ちょっと一振りするだけで味や気分が変わるスパイス等、新型コロナウイルス感染症予防対策による在宅勤務及び外出自粛で巣ごもり需要が高まったことで、ステイホーム関連商品の販売が好調に推移したことにより、当ユニットの売上高、売上総利益額、セグメント利益は伸長いたしました。
アスレユニットでは、アウトドアファッショントレンドを背景に、高い機能性とデザイン性を兼ね揃えた人気アウトドアブランドのアパレル商品の販売が好調に推移したことや、アレックススポーツ沖浜店(徳島県徳島市)においてテントセールの実施回数を増やしたこと等により、お客様の来店の増加につながり売上高が伸長いたしました。一方で、新型コロナウイルス感染症再拡大に伴い、スポーツイベントや大会の延期・中止等の影響により、関連アクセサリー商品の販売が落ち込み、当ユニットの売上高、売上総利益額を押し上げるには至りませんでしたが、販売施策の見直し等による合理化や、新型コロナウイルス感染症予防対策における三密回避の観点から、販売促進を控える傾向になったこと等により、販売費及び一般管理費が減少したことで、当ユニットのセグメント利益は伸長いたしました。
ホームキーパーユニットでは、デコールGREEN(徳島県徳島市)のグリーン部門において、品質の良いブランド花苗や野菜苗、また、明るく心地よい空間をつくる観葉植物や多肉植物といったインテリアグリーンの販売が好調に推移したほか、GoGoBIKE(徳島県徳島市)において、3月下旬から4月の入学・進学シーズンのクロスバイク需要や、カギ・ライト等のオプションパーツ類の販売が好調に推移いたしました。一方で、前連結会計年度にあった巣ごもり生活を楽しむためのDIY関連用品の販売特需が一巡したこと等により、当ユニットの売上高、売上総利益額を押し上げるには至りませんでしたが、販売施策の見直し等による合理化や、新型コロナウイルス感染症予防対策における三密回避の観点から、販売促進を控える傾向になったこと等により、販売費及び一般管理費が減少したことで、当ユニットのセグメント利益は伸長いたしました。
アルコユニットでは、世界的なウイスキーブームの拡大がみられるなか、売場面積を拡大し、国内外のシングルモルトウイスキーの品揃えを強化したウイスキーや、贈答用として需要の高い品薄の高額国産ウイスキーの販売が好調に推移いたしました。一方で、新型コロナウイルス感染症予防対策の影響で家飲み需要が高まった影響等により、業務用市場の飲食店向けビールカテゴリー等の販売が落ち込み、当ユニットの売上高を押し上げるには至りませんでしたが、販売施策の見直し等による合理化や、新型コロナウイルス感染症予防対策における三密回避の観点から、販売促進を控える傾向になったこと等により、販売費及び一般管理費が減少したことで、当ユニットのセグメント利益は伸長いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上高は8,008百万円(前期比7.5%減)、セグメント利益は458百万円(同16.2%減)となりました。
(b) 卸売事業
卸売事業につきましては、多様化するマーケット情勢のなか、新型コロナウイルス感染症再拡大が継続する市場を見据え、営業戦略や商品構成の変化を進めてまいりました。家飲み需要を引き続き取り込むべく、これまでの酒販店やネット販売店等に加え、スーパーや総合ディスカウント店への営業強化に取り組んだことにより、ウイスキー等のカテゴリーが好調に推移いたしました。一方で、断続的に発出される緊急事態宣言やまん延防止等重点措置等に伴い、飲食店の営業自粛等の影響により、業務用市場での販売が減少し、当ユニットの売上高を押し上げるには至りませんでしたが、新たな販売先や商品構成を変化させたこと等により、当セグメントの売上総利益額、セグメント利益は伸長いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上高は3,594百万円(前期比2.9%減)、セグメント利益は250百万円(同23.9%増)となりました。
(c) 不動産賃貸事業
不動産賃貸事業につきましては、既存テナントからの安定した売上に加え、構造改革を実施する一環として不動産賃貸事業に転換した、デコール沖浜店及びチャーリー阿南店の売上が全額計上され始めたこと等により、当セグメントの売上高、売上総利益額、セグメント利益は伸長いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上高は506百万円(前期比13.6%増)、セグメント利益は152百万円(同0.0%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ789百万円増加し、当連結会計年度末残高は4,058百万円(前期末比24.2%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの概況とそれらの要因は次のとおりであります。
(a) 「営業活動によるキャッシュ・フロー」
営業活動の結果獲得した資金は158百万円(前期比81.6%減)となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益260百万円に対し、減価償却費242百万円及び売上債権の減少額116百万円等により増加し、たな卸資産の増加額419百万円及び仕入債務の減少額50百万円等により減少いたしました。
(b) 「投資活動によるキャッシュ・フロー」
投資活動の結果使用した資金は438百万円(前期比84.2%減)となりました。主な要因は有形固定資産の売却による収入395百万円等により増加し、有形固定資産の取得による支出795百万円等により減少いたしました。
(c) 「財務活動によるキャッシュ・フロー」
財務活動の結果獲得した資金は1,070百万円(前期比76.6%減)となりました。主な要因は短期借入金の純増減額410百万円、長期借入れによる収入1,700百万円により増加し、長期借入金の返済による支出937百万円等により減少いたしました。
③ 仕入及び販売の状況
(a) 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.仕入高は、仕入価格によっております。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(b) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメント及び地域別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.店舗数は、当連結会計年度末の店舗数を記載しております。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用した重要な会計方針等につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響の見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」をご参照ください。
② 経営成績の分析
当社グループの経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
③ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に関する、当連結会計年度の達成状況及び翌連結会計年度の計画等につきましては、次のとおりであります。
④ 財政状態の分析
(a) 資産
総資産は18,521百万円(前期末比7.4%増)となりました。うち流動資産は9,246百万円(同13.3%増)、固定資産は9,263百万円(同2.2%増)、繰延資産は11百万円(同25.0%減)となりました。
(b) 負債
負債合計は16,499百万円(前期末比7.4%増)となりました。うち流動負債は12,014百万円(同2.7%増)、固定負債は4,485百万円(同22.2%増)となりました。
(c) 純資産
純資産合計は2,021百万円(前期末比7.8%増)となりました。以上の結果、自己資本比率は10.9%(同0.0ポイント増)となりました。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因等につきましては、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥ キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
⑦ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、小売事業及び卸売事業で販売する商品の仕入れ並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要のうち主なものは、店舗に関わる設備投資及び賃貸不動産の取得等であります。
当社グループは、運転資金需要に対しては、安定的且つ資金需要に応じた機動的な経常運転資金調達手段を導入し、財務の健全性を確保するとともに事業環境の変化に即応した施策の実行を可能にすることを目的とし、当社の連結子会社であるアクサスは、取引金融機関各行と運転資金枠及びシンジケーション方式によるコミットメントライン契約を締結しております。設備資金需要に対しては、設備投資計画に基づき、案件ごとに調達方法を検討し、適切な調達を行っております。
なお、当連結会計年度末における借入金、社債及びリース債務を含む有利子負債の残高は14,933百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,058百万円となっております。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(令和2年9月1日から令和3年8月31日まで)のわが国の経済は、世界的に新型コロナウイルス感染症の影響が長期化するなか、各国政府による巨額の財政出動の取り組みや、新型コロナウイルス感染症に対する予防ワクチン接種の普及等を背景に経済回復の兆しが見られていたものの、感染性・伝播性の強い新型コロナウイルス変異株による感染症再拡大により、その回復基調が鈍化してきております。また、国内では、経済活動再開に向けた政府・自治体による旅行、飲食やイベント関連の消費喚起策が一時本格化したものの、その後、新型コロナウイルス感染症再拡大の影響で、令和3年1月以降、一部の都道府県において緊急事態宣言が繰り返し発出され、その対象地域の拡大や発出期間の延長が繰り返されてきております。そして、度重なる緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の適用による慣れや自粛疲れ等により、人流の抑止効果が薄まりつつあることや新型コロナウイルス変異株の感染症再拡大、予防ワクチン接種の普及の遅れ等により、国内景気の先行き不透明感が継続しております。その一方で、東京オリンピック及び東京パラリンピックが無観客での開催となったことや、日本代表選手のメダルラッシュ等により、自宅での巣ごもり観戦が増え、外食の持ち帰りや宅配、家飲みといった巣ごもり消費の拡大が見られました。また、新型コロナウイルス感染症との共存が必要となった新常態(ニューノーマル)においては、外出自粛や在宅勤務等により、消費者の購買頻度や購買チャネル等、生活様式や消費行動、働き方等が変化したことで、ライフスタイルを豊かにする雑貨やインテリア、ガーデニング用品といった巣ごもり関連需要やDX(デジタルトランスフォーメーション)関連需要等の拡大が見られました。そのような経済環境のなか、当社グループは、お客様の日常から最も近いところから「本当にいいものや必要とされるものを見極める感性を磨き続け、良質な提案をスピーディーにお届けすること」を最重要使命とし、グループ全体でお客様、そして地域社会の生活文化の質的な向上を「美・健康・ゆとりの側面」から応援し、顧客満足、社員満足を高めていくことで会社満足も高め、これら3つの満足によってグループ価値の更なる向上に努め、株主様、取引先様をはじめとするすべての関係者の皆様への利益還元と社会貢献の実現を目指しております。
具体的な取り組みとして、令和2年11月にアウトレックス沖浜店(徳島県徳島市)をチャーリー川内店(徳島県徳島市)及びデコール川内店(徳島県徳島市)が並設する施設内にアウトレックス川内店(徳島県徳島市)として移転し、リニューアルオープンいたしました。また、同年12月には、国内外のコスメや日常を楽しく美しく過ごせる生活雑貨をセレクトしたアレックスコンフォート星が丘テラス(名古屋市千種区)をオープンし、同年同月、国内外の定番商品から入手困難なプレミアムウイスキーを含め、約1,500種類のウイスキーとスピリッツを取り扱う専門店として元町WHISKY(神戸市中央区)をオープンいたしました。一方で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、都市中心部への人出が減少したこと等の影響により、令和3年1月にアレックスコンフォートNU茶屋町プラス(大阪市北区)を閉店いたしました。そして、同年4月には、国内外のウイスキーや、今では製造されていないオールドボトル等300種類以上のウイスキーを専門に取り扱うモルトバー、青山WHISKY(東京都渋谷区)をオープンし、同年5月には、チャーリーブランチ大津京店(滋賀県大津市)において、「安さに確かさプラスワン」をテーマに、ファンシー文具や雑貨コーナー、アウトドアやレジャーコーナー等、新たな品揃えを充実させ、チャーリーディーエスブランチ大津京店としてストアブランドを変更し、リニューアルオープンいたしました。また、同年同月には、アレックスコンフォートウッディタウン(兵庫県三田市)、同年6月には、アレックスコンフォートサザンモール六甲(神戸市灘区)、同年7月には、アレックスコンフォート丸亀(香川県丸亀市)において、アパレルやキッチンツールの品揃えを充実させ、地方の特色ある食材を新たに導入する等、「新しい暮らしの提案」と「自分だけのお気に入りを発見」をコンセプトにしたLifeStylelaboratoryプラザアレックスウッディタウン、プラザアレックスサザンモール六甲、プラザアレックス丸亀と、順次ストアブランドを変更し、リニューアルオープンいたしました。また、同年7月には、神戸のランドマークである六甲山において、ウイスキー類の製造・熟成、見学・試飲及び販売事業を通じて、国内はもとより、世界中のお酒好きや情報に敏感な人々に訴求することで、ウイスキーを軸とした新たなカルチャーの発信地となることを目的とした六甲山蒸溜所(神戸市灘区)を開所いたしました。
その結果、当連結会計年度末におけるグループ店舗数は、39店舗となりました。
以上の結果、当連結会計年度は、売上高11,807百万円(前期比5.5%減)、営業利益372百万円(同11.6%減)、経常利益273百万円(同15.0%減)となりました。特別利益、特別損失及び法人税等を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は205百万円(同58.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(a) 小売事業
小売事業につきましては、ヘルス&ビューティーケアユニットでは、低刺激処方にこだわったベビー、マタニティ用のローションやクリーム等、スキンケア商品の販売が好調に推移いたしました。一方で、前連結会計年度にあった新型コロナウイルス感染症予防対策関連カテゴリーの販売特需が一巡したことや、在宅勤務及び外出自粛並びにマスクの着用が常態化し、化粧の機会が減少した影響等により、当ユニットの主力商品であるメイク用品やインポートコスメカテゴリーの販売が苦戦したことで、当ユニットの売上高、売上総利益額、セグメント利益を押し上げるには至りませんでした。
ライフスタイルユニットでは、令和2年12月から令和3年1月の断続的な寒気の影響による気温の低下により、アパレル部門でトップス類の販売が好調に推移したことや、北欧を代表するテーブルウェアブランドの器やスペイン産の上質なはちみつをブレンドした極上紅茶、ちょっと一振りするだけで味や気分が変わるスパイス等、新型コロナウイルス感染症予防対策による在宅勤務及び外出自粛で巣ごもり需要が高まったことで、ステイホーム関連商品の販売が好調に推移したことにより、当ユニットの売上高、売上総利益額、セグメント利益は伸長いたしました。
アスレユニットでは、アウトドアファッショントレンドを背景に、高い機能性とデザイン性を兼ね揃えた人気アウトドアブランドのアパレル商品の販売が好調に推移したことや、アレックススポーツ沖浜店(徳島県徳島市)においてテントセールの実施回数を増やしたこと等により、お客様の来店の増加につながり売上高が伸長いたしました。一方で、新型コロナウイルス感染症再拡大に伴い、スポーツイベントや大会の延期・中止等の影響により、関連アクセサリー商品の販売が落ち込み、当ユニットの売上高、売上総利益額を押し上げるには至りませんでしたが、販売施策の見直し等による合理化や、新型コロナウイルス感染症予防対策における三密回避の観点から、販売促進を控える傾向になったこと等により、販売費及び一般管理費が減少したことで、当ユニットのセグメント利益は伸長いたしました。
ホームキーパーユニットでは、デコールGREEN(徳島県徳島市)のグリーン部門において、品質の良いブランド花苗や野菜苗、また、明るく心地よい空間をつくる観葉植物や多肉植物といったインテリアグリーンの販売が好調に推移したほか、GoGoBIKE(徳島県徳島市)において、3月下旬から4月の入学・進学シーズンのクロスバイク需要や、カギ・ライト等のオプションパーツ類の販売が好調に推移いたしました。一方で、前連結会計年度にあった巣ごもり生活を楽しむためのDIY関連用品の販売特需が一巡したこと等により、当ユニットの売上高、売上総利益額を押し上げるには至りませんでしたが、販売施策の見直し等による合理化や、新型コロナウイルス感染症予防対策における三密回避の観点から、販売促進を控える傾向になったこと等により、販売費及び一般管理費が減少したことで、当ユニットのセグメント利益は伸長いたしました。
アルコユニットでは、世界的なウイスキーブームの拡大がみられるなか、売場面積を拡大し、国内外のシングルモルトウイスキーの品揃えを強化したウイスキーや、贈答用として需要の高い品薄の高額国産ウイスキーの販売が好調に推移いたしました。一方で、新型コロナウイルス感染症予防対策の影響で家飲み需要が高まった影響等により、業務用市場の飲食店向けビールカテゴリー等の販売が落ち込み、当ユニットの売上高を押し上げるには至りませんでしたが、販売施策の見直し等による合理化や、新型コロナウイルス感染症予防対策における三密回避の観点から、販売促進を控える傾向になったこと等により、販売費及び一般管理費が減少したことで、当ユニットのセグメント利益は伸長いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上高は8,008百万円(前期比7.5%減)、セグメント利益は458百万円(同16.2%減)となりました。
(b) 卸売事業
卸売事業につきましては、多様化するマーケット情勢のなか、新型コロナウイルス感染症再拡大が継続する市場を見据え、営業戦略や商品構成の変化を進めてまいりました。家飲み需要を引き続き取り込むべく、これまでの酒販店やネット販売店等に加え、スーパーや総合ディスカウント店への営業強化に取り組んだことにより、ウイスキー等のカテゴリーが好調に推移いたしました。一方で、断続的に発出される緊急事態宣言やまん延防止等重点措置等に伴い、飲食店の営業自粛等の影響により、業務用市場での販売が減少し、当ユニットの売上高を押し上げるには至りませんでしたが、新たな販売先や商品構成を変化させたこと等により、当セグメントの売上総利益額、セグメント利益は伸長いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上高は3,594百万円(前期比2.9%減)、セグメント利益は250百万円(同23.9%増)となりました。
(c) 不動産賃貸事業
不動産賃貸事業につきましては、既存テナントからの安定した売上に加え、構造改革を実施する一環として不動産賃貸事業に転換した、デコール沖浜店及びチャーリー阿南店の売上が全額計上され始めたこと等により、当セグメントの売上高、売上総利益額、セグメント利益は伸長いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上高は506百万円(前期比13.6%増)、セグメント利益は152百万円(同0.0%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ789百万円増加し、当連結会計年度末残高は4,058百万円(前期末比24.2%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの概況とそれらの要因は次のとおりであります。
(a) 「営業活動によるキャッシュ・フロー」
営業活動の結果獲得した資金は158百万円(前期比81.6%減)となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益260百万円に対し、減価償却費242百万円及び売上債権の減少額116百万円等により増加し、たな卸資産の増加額419百万円及び仕入債務の減少額50百万円等により減少いたしました。
(b) 「投資活動によるキャッシュ・フロー」
投資活動の結果使用した資金は438百万円(前期比84.2%減)となりました。主な要因は有形固定資産の売却による収入395百万円等により増加し、有形固定資産の取得による支出795百万円等により減少いたしました。
(c) 「財務活動によるキャッシュ・フロー」
財務活動の結果獲得した資金は1,070百万円(前期比76.6%減)となりました。主な要因は短期借入金の純増減額410百万円、長期借入れによる収入1,700百万円により増加し、長期借入金の返済による支出937百万円等により減少いたしました。
③ 仕入及び販売の状況
(a) 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| 区分 | 前連結会計年度 (自 令和元年9月1日 至 令和2年8月31日) | 当連結会計年度 (自 令和2年9月1日 至 令和3年8月31日) | ||
| 金額 (千円) | 前年同期比 (%) | 金額 (千円) | 前年同期比 (%) | |
| 小売事業 | 5,598,326 | 84.0 | 5,269,170 | 94.1 |
| 卸売事業 | 2,927,637 | 91.4 | 3,397,651 | 116.1 |
| 合計 | 8,525,964 | 86.4 | 8,666,822 | 101.7 |
(注)1.仕入高は、仕入価格によっております。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(b) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメント及び地域別に示すと、次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 令和元年9月1日 至 令和2年8月31日) | 当連結会計年度 (自 令和2年9月1日 至 令和3年8月31日) | ||||||||
| 区分 | 地域別 (都道府県別) | 店舗数 | 売上高 (千円) | 構成比 (%) | 前年 同期比 (%) | 店舗数 | 売上高 (千円) | 構成比 (%) | 前年 同期比 (%) |
| 小売事業 | 東京都 | - | - | - | - | 1 | 809 | 0.0 | - |
| 愛知県 | 1 | 33,308 | 0.3 | - | 2 | 116,937 | 1.0 | 351.1 | |
| 滋賀県 | 3 | 345,650 | 2.8 | 185.0 | 3 | 456,560 | 3.9 | 132.1 | |
| 大阪府 | 2 | 156,786 | 1.3 | 87.2 | 1 | 106,095 | 0.9 | 67.7 | |
| 兵庫県 | 6 | 1,421,164 | 11.4 | 100.4 | 7 | 1,407,643 | 11.9 | 99.0 | |
| 岡山県 | 1 | 66,964 | 0.5 | 103.5 | 1 | 54,343 | 0.5 | 81.2 | |
| 徳島県 | 19 | 5,152,592 | 41.3 | 86.0 | 19 | 4,523,532 | 38.3 | 87.8 | |
| 香川県 | 4 | 1,477,267 | 11.8 | 90.8 | 4 | 1,340,192 | 11.4 | 90.7 | |
| 小 計 | 36 | 8,653,734 | 69.3 | 91.5 | 38 | 8,006,115 | 67.8 | 92.5 | |
| 卸売事業 | - | 3,391,940 | 27.2 | 95.1 | - | 3,296,532 | 27.9 | 97.2 | |
| 不動産賃貸事業 | - | 441,834 | 3.5 | 144.9 | - | 503,063 | 4.3 | 113.9 | |
| そ の 他 | - | 1,387 | 0.0 | 85.6 | 1 | 1,718 | 0.0 | 123.9 | |
| 合 計 | 36 | 12,488,896 | 100.0 | 93.7 | 39 | 11,807,430 | 100.0 | 94.5 | |
(注)1.店舗数は、当連結会計年度末の店舗数を記載しております。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用した重要な会計方針等につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響の見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」をご参照ください。
② 経営成績の分析
当社グループの経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
③ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に関する、当連結会計年度の達成状況及び翌連結会計年度の計画等につきましては、次のとおりであります。
| 売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 自己資本 利益率 (%) | 自己資本比率 (%) | |
| 当連結会計年度 (令和3年8月期) 当初計画 | 12,706 | 305 | - | - |
| 当連結会計年度 (令和3年8月期) 実績 | 11,807 | 372 | 10.5 | 10.9 |
| 対比率 | (計画比) 7.1%減 | (計画比) 21.8%増 | (前期比) 19.7ポイント減 | (前期比) 0.0ポイント増 |
| 翌連結会計年度 (令和4年8月期) 計画 | 11,675 | 397 | - | - |
④ 財政状態の分析
(a) 資産
総資産は18,521百万円(前期末比7.4%増)となりました。うち流動資産は9,246百万円(同13.3%増)、固定資産は9,263百万円(同2.2%増)、繰延資産は11百万円(同25.0%減)となりました。
(b) 負債
負債合計は16,499百万円(前期末比7.4%増)となりました。うち流動負債は12,014百万円(同2.7%増)、固定負債は4,485百万円(同22.2%増)となりました。
(c) 純資産
純資産合計は2,021百万円(前期末比7.8%増)となりました。以上の結果、自己資本比率は10.9%(同0.0ポイント増)となりました。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因等につきましては、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥ キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
⑦ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、小売事業及び卸売事業で販売する商品の仕入れ並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要のうち主なものは、店舗に関わる設備投資及び賃貸不動産の取得等であります。
当社グループは、運転資金需要に対しては、安定的且つ資金需要に応じた機動的な経常運転資金調達手段を導入し、財務の健全性を確保するとともに事業環境の変化に即応した施策の実行を可能にすることを目的とし、当社の連結子会社であるアクサスは、取引金融機関各行と運転資金枠及びシンジケーション方式によるコミットメントライン契約を締結しております。設備資金需要に対しては、設備投資計画に基づき、案件ごとに調達方法を検討し、適切な調達を行っております。
なお、当連結会計年度末における借入金、社債及びリース債務を含む有利子負債の残高は14,933百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,058百万円となっております。