四半期報告書-第3期第1四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/05/22 15:06
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第1四半期連結累計期間は、前期の半導体市況悪化の影響により装置等関連事業の苦戦が続くと予想していたことから、計画段階より営業損益の赤字を見込んでおり、当第1四半期連結累計期間の業績としては概ね予定どおりに推移しました。
また、コア事業である情報通信事業については、フロー型からストック型へのビジネスモデルの変化を加速することを事業方針の一つとして掲げており、ストックビジネスは順調に拡大しております。
一方で、新型コロナウイルス感染症拡大による景気減速が懸念されるなど、先行きは不透明な状況となっております。当社グループとしては、景気減速に対応するため新たなIoTサービスの開発や柔軟なプライシングの検討をすすめておりますが、短期的には顧客の設備投資計画の見直し及び導入や納品に期ずれが発生する可能性があります。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は2,518百万円(前年同期比6.9%減)、営業損失は60百万円(前年同期は224百万円の営業利益)、経常損失は37百万円(前年同期は232百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は166百万円(前年同期は167百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ⅰ)情報通信事業
外部顧客への売上高は1,597百万円(前年同期比28.4%増)、営業利益は179百万円(同13.6%増)となりました。
(ⅱ)装置等関連事業
外部顧客への売上高は920百万円(同37.0%減)、営業損失は114百万円(前年同期は148百万円の営業利益)となりました。
②財政状態
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、13,265百万円となり、前連結会計年度末と比べ87百万円増加しました。これは主に投資有価証券が350百万円減少したものの、のれんが208百万円増加したこと及びリース投資資産が159百万円増加したことによるものであります。
負債合計は、5,540百万円となり、前連結会計年度末と比べ365百万円増加しました。これは主に支払手形及び買掛金が142百万円増加したこと及び賞与引当金が151百万円増加したことによるものであります。
純資産合計は、7,724百万円となり、前連結会計年度末と比べ277百万円減少しました。これは主に配当金の支払及び親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が310百万円減少したことによるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題についての重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は36百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。