四半期報告書-第15期第2四半期(令和2年11月1日-令和3年1月31日)

【提出】
2021/03/15 15:03
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループは「世界に氾濫する情報から”知”を創造していく」ことをミッションとし、他に類のない自然言語処理・類似性評価・2次元可視化・指標化等の技術により、さまざまな文書情報を用いた各種の解析サービスを提供しております。
当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響により世界的に経済活動は停滞し、景気が急速に悪化したこと、1月に緊急事態宣言が再び発令されたことなどから我が国経済は先行きの不透明感が一層強まっています。
このような環境の下、当社グループは、引き続き国内及び海外におけるコンサルティングサービス及びASPサービスのさらなる販売拡大に取り組みました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、新規案件の受注は低調に推移いたしました。一方で、前期まで積極的に行ってきた営業体制強化のための採用活動は抑制しており、採用は3名となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は172,669千円(前年同期比36.8%減)、営業損失は161,320千円(前年同期は営業損失80,278千円)、経常損失は151,005千円(前年同期は経常損失80,035千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は150,778千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失80,961千円)となりました。
なお、当社グループはアルゴリズム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
主なサービス別の状況は以下のとおりであります。
(a)コンサルティングサービス
当第2四半期連結累計期間におけるコンサルティングサービスの売上高は、47,987千円(前年同期比66.0%減)でありました。
(b)ASPサービス
当第2四半期連結累計期間におけるASPサービスの売上高は、124,087千円(前年同期比5.9%減)でありました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は707,497千円となり前連結会計年度末に比べ196,186千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が195,453千円、売掛金が24,476千円減少し、仕掛品が6,960千円増加したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は93,413千円となり前連結会計年度末に比べ3,539千円減少いたしました。これは主に減価償却によって有形固定資産が3,160千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ199,725千円減少し、800,911千円となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は94,065千円となり、前連結会計年度末に比べ43,309千円減少いたしました。これは主に前受金が32,994千円、1年内返済予定の長期借入金が4,215千円、未払法人税等が2,612千円減少したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は1,124千円となり、前連結会計年度末に比べ5,905千円減少いたしました。これは主に長期借入金が5,309千円減少したことによるものであります。
この結果、負債の残高は、前連結会計年度末に比べ49,214千円減少し、95,189千円となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は705,721千円となり前連結会計年度末に比べ150,510千円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失が150,778千円計上されたことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて195,453千円減少し、647,444千円となりました。当第2四半期連結会計期間末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計期間末における営業活動の結果、支出した資金は194,520千円(前年同期は171,052千円の支出)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失151,005千円の計上、前受金の減少33,005千円、売上債権の減少24,453千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計期間末における投資活動の結果、支出した資金は611千円(前年同期は61,216千円の支出)になりました。これは有形固定資産の取得による支出611千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計期間末における財務活動の結果、支出した資金は346千円(前年同期は9,840千円の収入)となりました。これは主にその他に含まれるリース債務の返済による支出596千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、9,166千円であります。これは主に、当社グループが顧客に提供しているASPサービスの機能を改良すべく、研究開発に要した費用です。