四半期報告書-第15期第3四半期(令和3年2月1日-令和3年4月30日)

【提出】
2021/06/14 15:00
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループは「世界に氾濫する情報から”知”を創造していく」ことをミッションとし、他に類のない自然言語処理・類似性評価・2次元可視化・指標化等の技術により、さまざまな文書情報を用いた各種の解析サービスを提供しております。
当第3四半期連結累計期間において、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により、国内外で経済活動が停滞しておりましたが、各国が感染拡大防止策そして各種の経済施策を講じる中で、回復の動きが期待されております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大状況の変化による世界的な景気下振れリスクに対する十分な注意は引き続き必要であり、依然として先行きは不透明であります。
このような環境の下、当社グループは、引き続き国内及び海外におけるコンサルティングサービス及びASPサービスのさらなる販売拡大に取り組みました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、新規案件の受注は低調に推移いたしました。一方で、前期まで積極的に行ってきた営業体制強化のための採用活動は抑制しており、採用は3名となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は386,331千円(前年同期比18.5%減)、営業損失は123,167千円(前年同期は営業損失48,284千円)、経常損失は107,739千円(前年同期は経常損失48,362千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は116,217千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失48,038千円)となりました。
なお、当社グループはアルゴリズム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
主なサービス別の状況は以下のとおりであります。
(a)コンサルティングサービス
当第3四半期連結累計期間におけるコンサルティングサービスの売上高は、193,635千円(前年同期比31.1%減)でありました。
(b)ASPサービス
当第3四半期連結累計期間におけるASPサービスの売上高は、189,862千円(前年同期比1.7%減)でありました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は763,584千円となり、前連結会計年度末に比べ140,099千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が138,316千円、売掛金が6,578千円減少したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は89,592千円となり、前連結会計年度末に比べ7,360千円減少いたしました。これは主に有形固定資産が事務所の賃貸契約一部解約による減損損失の計上8,468千円及び減価償却によって5,741千円減少し、長期前払費用が5,245千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ147,460千円減少し、853,176千円となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は96,471千円となり、前連結会計年度末に比べ40,902千円減少いたしました。これは主に前受金が25,328千円、1年内返済予定の長期借入金が3,694千円、未払法人税等が4,874千円減少したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は13,250千円となり、前連結会計年度末に比べ6,220千円増加いたしました。これは主に長期借入金が6,926千円増加したことによるものであります。
この結果、負債の残高は、前連結会計年度末に比べ34,681千円減少し、109,722千円となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は743,453千円となり、前連結会計年度末に比べ112,779千円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失が116,217千円計上されたことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、14,962千円であります。これは主に、当社グループが顧客に提供しているASPサービスの機能を改良すべく、研究開発に要した費用です。