四半期報告書-第5期第1四半期(令和2年3月1日-令和2年5月31日)

【提出】
2020/07/10 13:22
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、全世界での新型コロナウイルス感染症の急速な拡大、及びそれに対応した政府の緊急事態宣言により、人の移動制限や店舗の臨時休業が行われ経済活動が大幅に停滞しました。これに対して日本、米国、EU等主要国で思い切った金融・財政政策が実施されておりますが、感染症流行の第2波、第3波の懸念もあり、予断を許さない状況であります。
当社グループが属するアパレル業界においても、商業施設や直営店舗の臨時休業や営業時間の短縮、外出規制等による個人消費の冷え込み等で極めて厳しい状況となりました。
このような環境の中、当社グループはボーイズブランド「GRAZOS」(グラソス)4店舗のショッピングセンターへの出店や、「petit main」(プティマイン)のコンセプトを継承したジュニアブランド「Lycée mine.」(リセマイン)を投入いたしました。しかしながら、政府の外出自粛要請による来店客数の減少と出店先であるショッピングセンターや百貨店等の臨時休業や営業時間の短縮により、緊急事態宣言解除前の直営店舗の販売は前年同四半期を大幅に下回りました。一方で、コロナ禍におけるeコマースの売上高は、直営店舗の在庫移動や人的資源の異動を行うなど経営資源を集中させ、オンラインセール等の施策を実施した結果、前年同四半期に比べ、大幅増加となりました。
当第1四半期連結累計期間における出退店の状況は、百貨店4店舗・ショッピングセンター4店舗を出店し、百貨店1店舗を退店しました。また、前述の連結子会社である株式会社ハートフィールのボーイズブランド「GRAZOS」の直営店舗4店舗を出店いたしました。
この結果、当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高4,624百万円(前年同期比40.1%減)、営業損失435百万円(前年同四半期は営業利益554百万円)、経常損失419百万円(前年同四半期は経常利益540百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失452百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益332百万円)となりました。
また、当社グループはベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の経営成績に関する記載は省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産は14,915百万円となり、前連結会計年度末に比べて395百万円の減少となりました。これは、主に現金及び預金が1,431百万円減少、受取手形及び売掛金が572百万円減少、商品が1,221百万円増加、繰延税金資産が150百万円増加したことによります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は11,376百万円となり、前連結会計年度末に比べて400百万円の増加となりました。これは、主に買掛金が189百万円減少、短期借入金が1,000百万円増加、未払金が130百万円減少、未払費用が229百万円減少したことによります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は3,539百万円となり、前連結会計年度末に比べて795百万円の減少となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純損失452百万円の計上及び配当金の支払により344百万円減少したことによります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。