四半期報告書-第5期第2四半期(令和2年6月1日-令和2年8月31日)
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、急速な悪化が続いております。今後の先行きについては、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていく局面でありますが、当面の間は、極めて厳しい状況が続くと見込まれます。
当社が属するアパレル業界におきましても、店舗の臨時休業や営業時間の短縮、インバウンド需要の急減及び外出自粛による消費マインドの減退等により、極めて厳しい状況となりました。また、子供服業界においては、夏休みの短縮や冠婚葬祭・イベント等の中止による影響を受けました。
このような環境の中、当社グループは、コロナ禍における感染症対策として、店舗における除菌・感染防止シートの設置、日々の従業員の体調確認など適切な感染拡大防止対策を実施し、お客様と従業員の安全と健康を最優先としたうえで、営業を継続してまいりました。一方で、販売戦略として、ショッピングセンターにおいてボーイズブランド「GRAZOS」(グラソス)4店舗を展開し、「petit main」(プティマイン)のコンセプトを継承したジュニアブランド「Lycée mine.」(リセマイン)を投入しました。また、百貨店においては、ジュニア向け3ブランドを休止し、外資系ライセンスブランドの「Paul Smith JUNIOR」(ポールスミスジュニア)を投入しました。しかしながら、第1四半期における店舗の臨時休業や営業時間の短縮に加え、第2四半期は、7月から8月にかけての感染拡大第2波による外出自粛と異常気象等により、直営店販売は前期比マイナスとなりました。
eコマースについては、緊急事態宣言下の直営店舗から在庫移動や人的資源の異動に加え、クリックアンドコレクトやチャット接客による顧客満足度向上のための仕組みを導入するなど経営資源を集中させ、オンラインセールを積極的に展開した結果、巣ごもり需要と相まって、売上高は前期比大幅増となりました。
新規事業のフォトスタジオ事業は、既存店においても新型コロナウイルス感染症の影響から順調に回復しているため、1店舗を新たに出店しました。 第2四半期累計期間における出退店の状況は、百貨店15店舗・ショッピングセンター4店舗・アウトレット1店舗を出店し、百貨店150店舗(注)、ショッピングセンター1店舗退店しました。また、前述の連結子会社株式会社ハートフィールのボーイズブランド「GRAZOS」の直営店舗4店舗とフォトスタジオ1店舗を出店しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高11,953百万円(前年同期比21.4%減)、営業損失690百万円(前年同四半期は営業利益402百万円)、経常損失688百万円(前年同四半期は経常利益368百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失679百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益172百万円)となりました。
また、当社グループはベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の経営成績に関する記載は省略しております。
(注)百貨店の店舗数は、売場数×ブランド数で計算するため、出退店店舗数が多くなる傾向があります。なお、当第2四半期連結累計期間における百貨店の退店のほとんどは、8月に実施したジュニア向け3ブランドの休止によるものであります。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産は14,797百万円となり、前連結会計年度末に比べて513百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金が313百万円増加、受取手形及び売掛金が390百万円減少、商品が491百万円減少、のれんが111百万円減少、繰延税金資産が212百万円増加したことによります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は11,483百万円となり、前連結会計年度末に比べて507百万円の増加となりました。これは主に、買掛金が532百万円減少、短期借入金が1,500百万円増加、未払金が161百万円減少、長期借入金が310百万円減少したことによります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は3,314百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,020百万円の減少となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純損失679百万円の計上及び配当金の支払により344百万円減少したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて313百万円増加し、2,801百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、254百万円(前年同四半期連結累計期間は445百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失875百万円の計上、減価償却費225百万円、売上債権の減少額386百万円、たな卸資産の減少額492百万円、仕入債務の減少額532百万円によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、98百万円(前年同四半期連結累計期間は519百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出28百万円、無形固定資産の取得による支出19百万円及び差入保証金の差入による支出47百万円によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、666百万円(前年同四半期連結累計期間は284百万円の使用)となりました。これは、短期借入金の純増加額1,500百万円、長期借入金の返済による支出285百万円、リース債務の返済による支出203百万円及び配当金の支払額344百万円によります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、急速な悪化が続いております。今後の先行きについては、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていく局面でありますが、当面の間は、極めて厳しい状況が続くと見込まれます。
当社が属するアパレル業界におきましても、店舗の臨時休業や営業時間の短縮、インバウンド需要の急減及び外出自粛による消費マインドの減退等により、極めて厳しい状況となりました。また、子供服業界においては、夏休みの短縮や冠婚葬祭・イベント等の中止による影響を受けました。
このような環境の中、当社グループは、コロナ禍における感染症対策として、店舗における除菌・感染防止シートの設置、日々の従業員の体調確認など適切な感染拡大防止対策を実施し、お客様と従業員の安全と健康を最優先としたうえで、営業を継続してまいりました。一方で、販売戦略として、ショッピングセンターにおいてボーイズブランド「GRAZOS」(グラソス)4店舗を展開し、「petit main」(プティマイン)のコンセプトを継承したジュニアブランド「Lycée mine.」(リセマイン)を投入しました。また、百貨店においては、ジュニア向け3ブランドを休止し、外資系ライセンスブランドの「Paul Smith JUNIOR」(ポールスミスジュニア)を投入しました。しかしながら、第1四半期における店舗の臨時休業や営業時間の短縮に加え、第2四半期は、7月から8月にかけての感染拡大第2波による外出自粛と異常気象等により、直営店販売は前期比マイナスとなりました。
eコマースについては、緊急事態宣言下の直営店舗から在庫移動や人的資源の異動に加え、クリックアンドコレクトやチャット接客による顧客満足度向上のための仕組みを導入するなど経営資源を集中させ、オンラインセールを積極的に展開した結果、巣ごもり需要と相まって、売上高は前期比大幅増となりました。
新規事業のフォトスタジオ事業は、既存店においても新型コロナウイルス感染症の影響から順調に回復しているため、1店舗を新たに出店しました。 第2四半期累計期間における出退店の状況は、百貨店15店舗・ショッピングセンター4店舗・アウトレット1店舗を出店し、百貨店150店舗(注)、ショッピングセンター1店舗退店しました。また、前述の連結子会社株式会社ハートフィールのボーイズブランド「GRAZOS」の直営店舗4店舗とフォトスタジオ1店舗を出店しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高11,953百万円(前年同期比21.4%減)、営業損失690百万円(前年同四半期は営業利益402百万円)、経常損失688百万円(前年同四半期は経常利益368百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失679百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益172百万円)となりました。
また、当社グループはベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の経営成績に関する記載は省略しております。
(注)百貨店の店舗数は、売場数×ブランド数で計算するため、出退店店舗数が多くなる傾向があります。なお、当第2四半期連結累計期間における百貨店の退店のほとんどは、8月に実施したジュニア向け3ブランドの休止によるものであります。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産は14,797百万円となり、前連結会計年度末に比べて513百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金が313百万円増加、受取手形及び売掛金が390百万円減少、商品が491百万円減少、のれんが111百万円減少、繰延税金資産が212百万円増加したことによります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は11,483百万円となり、前連結会計年度末に比べて507百万円の増加となりました。これは主に、買掛金が532百万円減少、短期借入金が1,500百万円増加、未払金が161百万円減少、長期借入金が310百万円減少したことによります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は3,314百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,020百万円の減少となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純損失679百万円の計上及び配当金の支払により344百万円減少したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて313百万円増加し、2,801百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、254百万円(前年同四半期連結累計期間は445百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失875百万円の計上、減価償却費225百万円、売上債権の減少額386百万円、たな卸資産の減少額492百万円、仕入債務の減少額532百万円によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、98百万円(前年同四半期連結累計期間は519百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出28百万円、無形固定資産の取得による支出19百万円及び差入保証金の差入による支出47百万円によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、666百万円(前年同四半期連結累計期間は284百万円の使用)となりました。これは、短期借入金の純増加額1,500百万円、長期借入金の返済による支出285百万円、リース債務の返済による支出203百万円及び配当金の支払額344百万円によります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。