半期報告書-第9期(2024/03/01-2024/08/31)
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかに回復傾向にある一方、原材料価格の高騰や円安による物価上昇の継続と、それに伴う消費者マインドの低下懸念など、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが属するアパレル業界においては、堅調なファッション消費意欲やインバウンド需要の拡大が寄与し、総じて回復基調ではある一方、アパレル販売員の人材不足や仕入価格・物流費の上昇など、原材料高や円安の進行が懸念されており、厳しい経営環境が続いております。
このような環境の下、当社グループは、2025年2月期から2027年2月期までの中期経営計画(連結)を策定し、「マルチ・ブランドの進化」としてブランドポートフォリオ経営、「マルチ・チャネルの深化」としてチャネル間の融合・新ロケーションの開拓、「CRM(カスタマーリレーションマネジメント)の強化」として単一ブランドから複数ブランドへのファン拡大・LTV(ライフタイムバリュー)の最大化を目指しております。安定した事業基盤の構築として、主力ブランドの新規出店やブランド価値向上を目的とした、店頭の接客やVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を強化し、オケージョンなどの商品企画を促進することで、販売機会の提案を行ってまいりました。
業績につきましては、コラボ商品や水着、浴衣、甚平などのオケージョン商品の需要が増加傾向にある中で、平成女児ブームを牽引したナルミヤキャラクターズの限定新アイテムを百貨店及びeコマースの自社店舗にて販売するなどの施策を行い、売上は堅調に推移いたしました。また、デジタル戦略として自社EC『ナルミヤオンライン』とリアルを連動させたプロモーション施策や、オンラインとオフラインの統合を目指したOMO(オンラインマージズウィズオフライン)施策なども積極的に行っていった結果、売上高は17,602百万円(前年同期比104.1%)となりました。
一方で、コスト面につきましては、主に売上連動する経費の増加や処遇改善を中心とする人的資本投資に伴う人件費の増加があった結果、販売費及び一般管理費が9,807百万円(前年同期比103.5%)となりました。
また、前中間連結会計期間において、連結子会社である株式会社ハートフィールの事業計画見直しに伴うのれんの一時償却額166百万円を特別損失に計上していたこともあり、親会社株主に帰属する中間純利益は前年を大きく上回る結果となっております。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は17,602百万円(前年同期比104.1%)、営業利益708百万円(同110.9%)、経常利益697百万円(同112.3%)、親会社株主に帰属する中間純利益420百万円(同223.0%)となりました。
また、当社グループはベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の経営成績に関する記載は省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当中間連結会計期間末における資産は13,229百万円となり、前連結会計年度末に比べて931百万円の減少となりました。これは主に、建物及び構築物が215百万円増加し、現金及び預金が1,003百万円及び受取手形及び売掛金が170百万円それぞれ減少したことによります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債は7,204百万円となり、前連結会計年度末に比べて948百万円の減少となりました。これは主に、未払金が307百万円、未払法人税等が348百万円及び長期借入金が358百万円それぞれ減少したことによります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は6,025百万円となり、前連結会計年度末に比べて17百万円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益420百万円の計上及び配当金の支払402百万円により利益剰余金が17百万円増加したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて1,003百万円減少し、1,735百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、451百万円(前年同期は587百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益691百万円の計上、減価償却費232百万円、のれん償却額92百万円、売上債権の減少額163百万円、未払金の減少額321百万円及び法人税等の支払額504百万円等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、593百万円(前年同期は163百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出353百万円、無形固定資産の取得による支出98百万円及び差入保証金の差入による支出133百万円等によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、874百万円(前年同期は1,109百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出358百万円及び配当金の支払額402百万円等によります。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかに回復傾向にある一方、原材料価格の高騰や円安による物価上昇の継続と、それに伴う消費者マインドの低下懸念など、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが属するアパレル業界においては、堅調なファッション消費意欲やインバウンド需要の拡大が寄与し、総じて回復基調ではある一方、アパレル販売員の人材不足や仕入価格・物流費の上昇など、原材料高や円安の進行が懸念されており、厳しい経営環境が続いております。
このような環境の下、当社グループは、2025年2月期から2027年2月期までの中期経営計画(連結)を策定し、「マルチ・ブランドの進化」としてブランドポートフォリオ経営、「マルチ・チャネルの深化」としてチャネル間の融合・新ロケーションの開拓、「CRM(カスタマーリレーションマネジメント)の強化」として単一ブランドから複数ブランドへのファン拡大・LTV(ライフタイムバリュー)の最大化を目指しております。安定した事業基盤の構築として、主力ブランドの新規出店やブランド価値向上を目的とした、店頭の接客やVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を強化し、オケージョンなどの商品企画を促進することで、販売機会の提案を行ってまいりました。
業績につきましては、コラボ商品や水着、浴衣、甚平などのオケージョン商品の需要が増加傾向にある中で、平成女児ブームを牽引したナルミヤキャラクターズの限定新アイテムを百貨店及びeコマースの自社店舗にて販売するなどの施策を行い、売上は堅調に推移いたしました。また、デジタル戦略として自社EC『ナルミヤオンライン』とリアルを連動させたプロモーション施策や、オンラインとオフラインの統合を目指したOMO(オンラインマージズウィズオフライン)施策なども積極的に行っていった結果、売上高は17,602百万円(前年同期比104.1%)となりました。
一方で、コスト面につきましては、主に売上連動する経費の増加や処遇改善を中心とする人的資本投資に伴う人件費の増加があった結果、販売費及び一般管理費が9,807百万円(前年同期比103.5%)となりました。
また、前中間連結会計期間において、連結子会社である株式会社ハートフィールの事業計画見直しに伴うのれんの一時償却額166百万円を特別損失に計上していたこともあり、親会社株主に帰属する中間純利益は前年を大きく上回る結果となっております。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は17,602百万円(前年同期比104.1%)、営業利益708百万円(同110.9%)、経常利益697百万円(同112.3%)、親会社株主に帰属する中間純利益420百万円(同223.0%)となりました。
また、当社グループはベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の経営成績に関する記載は省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当中間連結会計期間末における資産は13,229百万円となり、前連結会計年度末に比べて931百万円の減少となりました。これは主に、建物及び構築物が215百万円増加し、現金及び預金が1,003百万円及び受取手形及び売掛金が170百万円それぞれ減少したことによります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債は7,204百万円となり、前連結会計年度末に比べて948百万円の減少となりました。これは主に、未払金が307百万円、未払法人税等が348百万円及び長期借入金が358百万円それぞれ減少したことによります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は6,025百万円となり、前連結会計年度末に比べて17百万円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益420百万円の計上及び配当金の支払402百万円により利益剰余金が17百万円増加したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて1,003百万円減少し、1,735百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、451百万円(前年同期は587百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益691百万円の計上、減価償却費232百万円、のれん償却額92百万円、売上債権の減少額163百万円、未払金の減少額321百万円及び法人税等の支払額504百万円等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、593百万円(前年同期は163百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出353百万円、無形固定資産の取得による支出98百万円及び差入保証金の差入による支出133百万円等によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、874百万円(前年同期は1,109百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出358百万円及び配当金の支払額402百万円等によります。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。