四半期報告書-第95期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/05 13:02
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、国内では、企業収益は高い水準で底堅く推移し、景気は緩やかな回復基調で推移しているものの、海外通商問題を巡る不確実性等から輸出や生産の一部に弱さが見られる等、今後の先行きについては不透明な部分もあります。一方、当社グループが事業展開している東南アジアにおいては、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、中国は緩やかな減速が続いており、米中間の通商問題を巡る動向及び影響等により、景気の下振れリスクを含んだ状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは、2016年度よりスタートした中期経営計画「Vision19」(2016~2019年度:4ヵ年計画)に基づき、更なる質の追求と社会・市場環境の変化に対応するため、「個人力の向上」と「総合力の発揮」を柱とする重点施策にグループ一体となって取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、以下のとおりとなりました。
受 注 高 1,279億72百万円(前年同期比11.1%増)
売 上 高 1,187億29百万円(前年同期比 6.7%増)
営 業 利 益 92億57百万円(前年同期比11.4%増)
経 常 利 益 97億63百万円(前年同期比11.0%増)
親会社株主に帰属する四半期純利益 63億63百万円(前年同期比10.3%増)
受注高につきましては、情報通信工事・一般電気工事が堅調に推移した結果、前年同期より増加となりました。売上高につきましては、大型手持案件が堅調に進捗したこと等により、前年同期より増加となりました。利益面では、売上高の増加に加え工事採算の改善等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益とも前年同期より増加となりました。
セグメント別では、設備工事業の受注高は121,300百万円(前年同期比11.2%増)、売上高は112,057百万円(同6.6%増)、セグメント利益は8,783百万円(同9.1%増)となり、機器販売を中心とするその他のセグメントでは、受注高及び売上高は6,671百万円(同8.7%増)、セグメント利益は471百万円(同86.1%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の資産の部は、工事の進捗に伴い未成工事支出金等が増加した一方で、工事代金回収の進展により受取手形・完成工事未収入金等が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ363百万円減少の129,793百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の負債の部は、主に工事代金の支払等により支払手形・工事未払金等が減少したことや法人税等の納付により未払法人税等が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ5,071百万円減少の53,641百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産の部は、主に利益剰余金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ4,707百万円増加の76,151百万円となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに発生した課題はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は255百万円であります。