有価証券報告書-第75期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
当連結会計年度における当グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績
売上高につきましては、全体で63,234百万円(前連結会計年度比12.5%減)となりました。そのうち大半を占める当グループの中核をなす医薬品事業では、主力製品における積極的な医薬情報活動を推進いたしましたことなどにより、過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」、高リン血症治療薬「ピートルチュアブル錠」及び「ピートル顆粒分包」、糖尿病治療薬「グルベス配合錠」及び昨年6月に新発売いたしました「グルベス配合OD錠」(剤形追加)などの売上が増加いたしました一方、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「ユリーフ錠」及び「ユリーフOD錠」の後発品の発売による売上の減少などにより、減収となりました。また、JCRファーマ株式会社と共同開発を行いました腎性貧血治療薬「ダルベポエチン アルファBS注JCR」を昨年11月より発売いたしております。これらにより、医薬品事業の売上高は前連結会計年度に比べ10,212百万円(16.6%)減少し、51,308百万円となりました。
情報サービス事業の売上高は6,631百万円(前連結会計年度比19.9%増)、建設請負事業の売上高は3,610百万円(前連結会計年度比6.5%減)、物品販売事業の売上高は1,684百万円(前連結会計年度比21.9%増)となりました。
売上原価につきましては、売上原価率が7.8ポイント上昇いたしました。この結果、売上総利益は前連結会計年度に比べ10,661百万円(23.4%)減少し、34,905百万円となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、主に研究開発費が減少いたしましたことなどにより、営業利益は前連結会計年度に比べ4,345百万円(70.1%)減少し、1,857百万円となりました。
営業外損益では、有価証券評価損を計上いたしましたことなどにより、前連結会計年度に比べ395百万円の費用の増加となり、経常利益は前連結会計年度に比べ4,740百万円(66.1%)減少し2,429百万円となりました。
特別損益では、投資有価証券売却益が増加いたしましたことなどにより、前連結会計年度に比べ利益が2,249百万円増加いたしました。
以上により、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ2,491百万円(35.0%)減少の4,630百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ2,663百万円(48.6%)減少の2,817百万円となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりです。
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は、販売価格によっております。
② 商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は、仕入価格によっております。
3.当連結会計年度において、仕入実績に著しい変動がありました。これは、物品販売事業におきまして、一部商品を仕入品に切り替えたこと、及び建設請負事業におきまして、前連結会計年度に分譲住宅販売用土地を購入したことによるものであります。
③ 受注状況
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.医薬品事業は販売計画に基づく生産計画により生産しております。
④ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.医薬品事業における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりです。
(2)財政状態
・総資産
当連結会計年度末の総資産は231,794百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,272百万円増加いたしました。流動資産は受取手形及び売掛金、たな卸資産が減少いたしましたが、現金及び預金、有価証券などが増加いたしましたことなどにより、894百万円増加し96,677百万円となりました。固定資産は投資有価証券の増加などにより、17,378百万円増加し135,117百万円となりました。
・負債
当連結会計年度末の負債は38,824百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,009百万円増加いたしました。流動負債は、「その他」に含まれる未払金、支払手形及び買掛金などが増加いたしましたことなどにより、3,222百万円増加し17,024百万円となりました。固定負債は繰延税金負債、退職給付に係る負債などが増加いたしましたことなどにより、4,787百万円増加し、21,800百万円となりました。
・純資産
当連結会計年度末の純資産は192,970百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,262百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金、その他有価証券評価差額金が増加いたしましたことなどによります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の85.4%から83.0%となりました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より10,004百万円増加し、当連結会計年度末では59,319百万円(前連結会計年度末比20.3%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前当期純利益の減少、たな卸資産の増加など資金の減少要因がありましたが、売上債権の減少、法人税の支払額の減少などが資金の増加要因となり、前連結会計年度に比べ7,588百万円増の13,934百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、投資有価証券の売却による収入の増加などにより、前連結会計年度に比べ2,577百万円増の490百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ2,113百万円支出増の4,419百万円の支出となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出の増加です。
なお、2021年3月期における重要な資本的支出の予定はありません。
(4)新型コロナウイルスの影響
当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況につきまして、新型コロナウイルスの感染拡大による重要な影響はありませんでした。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果と異なる可能性があります。
なお、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定における新型コロナウイルスの感染拡大による影響につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績
売上高につきましては、全体で63,234百万円(前連結会計年度比12.5%減)となりました。そのうち大半を占める当グループの中核をなす医薬品事業では、主力製品における積極的な医薬情報活動を推進いたしましたことなどにより、過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」、高リン血症治療薬「ピートルチュアブル錠」及び「ピートル顆粒分包」、糖尿病治療薬「グルベス配合錠」及び昨年6月に新発売いたしました「グルベス配合OD錠」(剤形追加)などの売上が増加いたしました一方、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「ユリーフ錠」及び「ユリーフOD錠」の後発品の発売による売上の減少などにより、減収となりました。また、JCRファーマ株式会社と共同開発を行いました腎性貧血治療薬「ダルベポエチン アルファBS注JCR」を昨年11月より発売いたしております。これらにより、医薬品事業の売上高は前連結会計年度に比べ10,212百万円(16.6%)減少し、51,308百万円となりました。
情報サービス事業の売上高は6,631百万円(前連結会計年度比19.9%増)、建設請負事業の売上高は3,610百万円(前連結会計年度比6.5%減)、物品販売事業の売上高は1,684百万円(前連結会計年度比21.9%増)となりました。
売上原価につきましては、売上原価率が7.8ポイント上昇いたしました。この結果、売上総利益は前連結会計年度に比べ10,661百万円(23.4%)減少し、34,905百万円となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、主に研究開発費が減少いたしましたことなどにより、営業利益は前連結会計年度に比べ4,345百万円(70.1%)減少し、1,857百万円となりました。
営業外損益では、有価証券評価損を計上いたしましたことなどにより、前連結会計年度に比べ395百万円の費用の増加となり、経常利益は前連結会計年度に比べ4,740百万円(66.1%)減少し2,429百万円となりました。
特別損益では、投資有価証券売却益が増加いたしましたことなどにより、前連結会計年度に比べ利益が2,249百万円増加いたしました。
以上により、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ2,491百万円(35.0%)減少の4,630百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ2,663百万円(48.6%)減少の2,817百万円となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりです。
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 医薬品事業 | 23,931 | △48.7 |
| 情報サービス事業 | 2,072 | 16.9 |
| 物品販売事業 | 671 | △13.9 |
| 合計 | 26,674 | △45.8 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は、販売価格によっております。
② 商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
| セグメントの名称 | 仕入高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 医薬品事業 | 11,166 | 22.4 |
| 情報サービス事業 | 2,000 | 37.6 |
| 物品販売事業 | 1,145 | 60.1 |
| 建設請負事業 | 0 | △99.4 |
| 合計 | 14,312 | 26.2 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は、仕入価格によっております。
3.当連結会計年度において、仕入実績に著しい変動がありました。これは、物品販売事業におきまして、一部商品を仕入品に切り替えたこと、及び建設請負事業におきまして、前連結会計年度に分譲住宅販売用土地を購入したことによるものであります。
③ 受注状況
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
| セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前年同期比(%) | 受注残高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 情報サービス事業 | 5,774 | 23.5 | 469 | 36.4 |
| 建設請負事業 | 3,148 | △30.0 | 2,882 | △12.2 |
| 合計 | 8,922 | △2.7 | 3,351 | △7.6 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.医薬品事業は販売計画に基づく生産計画により生産しております。
④ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) | |
| 医薬品事業 | 51,308 | △16.6 | |
| 泌尿器科用薬剤 | 9,381 | △50.3 | |
| 腎・透析科用薬剤 | 12,820 | 10.8 | |
| 代謝内分泌科用薬剤 | 7,272 | △7.0 | |
| 産婦人科用薬剤 | 1,522 | △16.8 | |
| 眼科用薬剤 | 937 | △22.5 | |
| その他の薬剤 | 9,463 | △1.9 | |
| ヘルスケア食品 | 3,840 | 1.3 | |
| その他 | 6,070 | △10.4 | |
| 情報サービス事業 | 6,631 | 19.9 | |
| 建設請負事業 | 3,610 | △6.5 | |
| 物品販売事業 | 1,684 | 21.9 | |
| 合計 | 63,234 | △12.5 | |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.医薬品事業における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりです。
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 販売高(百万円) | 割合(%) | 販売高(百万円) | 割合(%) | |
| アルフレッサ㈱ | 11,612 | 16.1 | 9,714 | 15.4 |
| ㈱スズケン | 10,053 | 13.9 | 7,655 | 12.1 |
| ㈱メディセオ | 7,737 | 10.7 | 6,569 | 10.4 |
(2)財政状態
・総資産
当連結会計年度末の総資産は231,794百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,272百万円増加いたしました。流動資産は受取手形及び売掛金、たな卸資産が減少いたしましたが、現金及び預金、有価証券などが増加いたしましたことなどにより、894百万円増加し96,677百万円となりました。固定資産は投資有価証券の増加などにより、17,378百万円増加し135,117百万円となりました。
・負債
当連結会計年度末の負債は38,824百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,009百万円増加いたしました。流動負債は、「その他」に含まれる未払金、支払手形及び買掛金などが増加いたしましたことなどにより、3,222百万円増加し17,024百万円となりました。固定負債は繰延税金負債、退職給付に係る負債などが増加いたしましたことなどにより、4,787百万円増加し、21,800百万円となりました。
・純資産
当連結会計年度末の純資産は192,970百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,262百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金、その他有価証券評価差額金が増加いたしましたことなどによります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の85.4%から83.0%となりました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より10,004百万円増加し、当連結会計年度末では59,319百万円(前連結会計年度末比20.3%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前当期純利益の減少、たな卸資産の増加など資金の減少要因がありましたが、売上債権の減少、法人税の支払額の減少などが資金の増加要因となり、前連結会計年度に比べ7,588百万円増の13,934百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、投資有価証券の売却による収入の増加などにより、前連結会計年度に比べ2,577百万円増の490百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ2,113百万円支出増の4,419百万円の支出となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出の増加です。
なお、2021年3月期における重要な資本的支出の予定はありません。
(4)新型コロナウイルスの影響
当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況につきまして、新型コロナウイルスの感染拡大による重要な影響はありませんでした。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果と異なる可能性があります。
なお、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定における新型コロナウイルスの感染拡大による影響につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載しております。