四半期報告書-第78期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における医薬品業界は、薬価制度改革をはじめとする医療費抑制策の一環として、一昨年4月の薬価の中間年改定に続き、昨年4月にも薬価改定が実施され、新薬創出・適応外薬解消等促進加算の加算要件が拡充されるものの、後発品への置換え率に基づく長期収載医薬品の薬価引下げがより厳格化されるなど、引き続き厳しい経営環境のもとに推移しております。また、情報サービス業界におきまして旺盛なICT需要が継続する一方、建設請負業界、物品販売業界におきましては設備投資意欲に持ち直しの動きが見られるものの、円安の影響により足元の個人消費が押し下げられるなど、依然として厳しい競争環境下にありました。
このような状況下、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
・売上高の状況
医薬品事業の売上高は、43,641百万円(前年同期比4.1%増)となりました。コロナ禍の中、従来からのリアル面談と各種デジタルコンテンツを効果的に活用したハイブリッド型の医薬情報活動を推進いたしましたことなどにより、過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」、腎性貧血治療薬「ダルベポエチン アルファBS注JCR」などの売上が増加しましたことに加え、技術料売上、輸出売上、コ・プロモーションフィーなどが増加したことにより、増収となりました。なお、EAファーマ株式会社と共同開発を行いました潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ錠」を昨年5月に、顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症治療薬「タブネオスカプセル」を昨年6月に、それぞれ新発売いたしました。
情報サービス事業の売上高は5,717百万円(前年同期比1.8%増)、建設請負事業の売上高は1,773百万円(前年同期比14.9%減)、物品販売事業の売上高は502百万円(前年同期比12.7%増)となりました。
・利益の状況
利益面では、販売費及び一般管理費の増加がありましたものの、増収に加え、売上原価率が改善しましたことなどにより、営業利益、経常利益は増益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益の計上がありましたものの、減益となりました。
・資産の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は230,398百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,689百万円減少しました。流動資産は現金及び預金が減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産、棚卸資産などが増加しましたことにより、2,442百万円増加し101,785百万円となりました。固定資産は投資有価証券の減少などにより、10,132百万円減少し128,613百万円となりました。
・負債の状況
当第3四半期連結会計期間末の負債は33,696百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,211百万円減少しました。流動負債は、未払法人税等が減少しましたが、支払手形及び買掛金、「その他」に含まれる未払金が増加しましたことなどにより、586百万円増加し19,330百万円となりました。固定負債は繰延税金負債の減少などにより2,797百万円減少し、14,365百万円となりました。
・純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末の純資産は196,701百万円となり、前連結会計年度に比べ5,478百万円減少しました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が減少しましたことによります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の84.6%から85.0%となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当グループ全体の研究開発費の総額は、7,643百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況のセグメントごとの変更内容は、次のとおりです。
医薬品事業の研究開発活動として、丸石製薬株式会社と共同開発を行っております透析患者におけるそう痒症治療薬ジフェリケファリン(一般名、開発番号:MR13A9)につきましては、同社より昨年9月に承認申請が行われました。また、昨年4月に承認申請を行いました、ライジェルファーマシューティカルズ社(米国)より技術導入いたしました慢性特発性血小板減少性紫斑病治療薬ホスタマチニブ(一般名、開発番号:R788)の製造販売承認を昨年12月に取得いたしましたことから、薬価基準収載後の発売に向けて製品名「タバリス錠100㎎/150㎎」として、希少疾病領域のマーケティングを専門に担当するレアディジーズプロジェクトを中心に医薬情報活動を展開しております。
当社の創製品であります、子宮筋腫・子宮内膜症治療薬リンザゴリクス(一般名、開発番号:KLH-2109)につきましては、子宮筋腫を適応症として国内第Ⅲ相臨床試験を継続実施しております。
海外におきましては、当社がオブシーバ社(スイス)との間で締結したリンザゴリクスの日本などアジアの一部を除く全世界における独占的な開発権及び販売権を許諾したライセンス契約は、昨年11月末日付にて終結しました。なお、同契約に従い、終結と同時に、オブシーバ社がセラメックス社(英国)と締結していた本剤の北米、アジア以外における商業化に関するサブライセンス契約の一部は、当社に自動承継されています。現在、セラメックス社と、2023年度中の欧州における本剤の発売に向け、新たなライセンス契約の諸条件について協議を行っております。また、オブシーバ社が米国食品医薬品局(FDA)に承認申請していた、本剤の子宮筋腫を適応症とする新薬承認申請(NDA)を昨年8月に取り下げたことを受け、当社は現在、米国での申請に用いたデータ等の精査を進めており、その結果をもって開発方針を決定します。
リンザゴリクスのアジア地域における技術導出につきましては、一昨年9月に中国においてバイオジェニュイン社(中国)に独占的な開発権及び販売権を許諾したことに続き、昨年11月、シンモサバイオファーマ社(台湾)に台湾における独占的権利を許諾しました。
情報サービス事業、建設請負事業及び物品販売事業における研究開発活動に重要な変更はありません。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果と異なる可能性があります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における医薬品業界は、薬価制度改革をはじめとする医療費抑制策の一環として、一昨年4月の薬価の中間年改定に続き、昨年4月にも薬価改定が実施され、新薬創出・適応外薬解消等促進加算の加算要件が拡充されるものの、後発品への置換え率に基づく長期収載医薬品の薬価引下げがより厳格化されるなど、引き続き厳しい経営環境のもとに推移しております。また、情報サービス業界におきまして旺盛なICT需要が継続する一方、建設請負業界、物品販売業界におきましては設備投資意欲に持ち直しの動きが見られるものの、円安の影響により足元の個人消費が押し下げられるなど、依然として厳しい競争環境下にありました。
このような状況下、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日) | 増減率 (%) | |
| 売上高(百万円) | 50,085 | 51,635 | 3.1 |
| 営業利益又は損失(△)(百万円) | △294 | 492 | - |
| 経常利益(百万円) | 1,350 | 2,113 | 56.5 |
| 親会社株主に帰属する 四半期純利益(百万円) | 6,819 | 6,667 | △2.2 |
・売上高の状況
医薬品事業の売上高は、43,641百万円(前年同期比4.1%増)となりました。コロナ禍の中、従来からのリアル面談と各種デジタルコンテンツを効果的に活用したハイブリッド型の医薬情報活動を推進いたしましたことなどにより、過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」、腎性貧血治療薬「ダルベポエチン アルファBS注JCR」などの売上が増加しましたことに加え、技術料売上、輸出売上、コ・プロモーションフィーなどが増加したことにより、増収となりました。なお、EAファーマ株式会社と共同開発を行いました潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ錠」を昨年5月に、顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症治療薬「タブネオスカプセル」を昨年6月に、それぞれ新発売いたしました。
情報サービス事業の売上高は5,717百万円(前年同期比1.8%増)、建設請負事業の売上高は1,773百万円(前年同期比14.9%減)、物品販売事業の売上高は502百万円(前年同期比12.7%増)となりました。
・利益の状況
利益面では、販売費及び一般管理費の増加がありましたものの、増収に加え、売上原価率が改善しましたことなどにより、営業利益、経常利益は増益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益の計上がありましたものの、減益となりました。
・資産の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は230,398百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,689百万円減少しました。流動資産は現金及び預金が減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産、棚卸資産などが増加しましたことにより、2,442百万円増加し101,785百万円となりました。固定資産は投資有価証券の減少などにより、10,132百万円減少し128,613百万円となりました。
・負債の状況
当第3四半期連結会計期間末の負債は33,696百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,211百万円減少しました。流動負債は、未払法人税等が減少しましたが、支払手形及び買掛金、「その他」に含まれる未払金が増加しましたことなどにより、586百万円増加し19,330百万円となりました。固定負債は繰延税金負債の減少などにより2,797百万円減少し、14,365百万円となりました。
・純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末の純資産は196,701百万円となり、前連結会計年度に比べ5,478百万円減少しました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が減少しましたことによります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の84.6%から85.0%となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当グループ全体の研究開発費の総額は、7,643百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況のセグメントごとの変更内容は、次のとおりです。
医薬品事業の研究開発活動として、丸石製薬株式会社と共同開発を行っております透析患者におけるそう痒症治療薬ジフェリケファリン(一般名、開発番号:MR13A9)につきましては、同社より昨年9月に承認申請が行われました。また、昨年4月に承認申請を行いました、ライジェルファーマシューティカルズ社(米国)より技術導入いたしました慢性特発性血小板減少性紫斑病治療薬ホスタマチニブ(一般名、開発番号:R788)の製造販売承認を昨年12月に取得いたしましたことから、薬価基準収載後の発売に向けて製品名「タバリス錠100㎎/150㎎」として、希少疾病領域のマーケティングを専門に担当するレアディジーズプロジェクトを中心に医薬情報活動を展開しております。
当社の創製品であります、子宮筋腫・子宮内膜症治療薬リンザゴリクス(一般名、開発番号:KLH-2109)につきましては、子宮筋腫を適応症として国内第Ⅲ相臨床試験を継続実施しております。
海外におきましては、当社がオブシーバ社(スイス)との間で締結したリンザゴリクスの日本などアジアの一部を除く全世界における独占的な開発権及び販売権を許諾したライセンス契約は、昨年11月末日付にて終結しました。なお、同契約に従い、終結と同時に、オブシーバ社がセラメックス社(英国)と締結していた本剤の北米、アジア以外における商業化に関するサブライセンス契約の一部は、当社に自動承継されています。現在、セラメックス社と、2023年度中の欧州における本剤の発売に向け、新たなライセンス契約の諸条件について協議を行っております。また、オブシーバ社が米国食品医薬品局(FDA)に承認申請していた、本剤の子宮筋腫を適応症とする新薬承認申請(NDA)を昨年8月に取り下げたことを受け、当社は現在、米国での申請に用いたデータ等の精査を進めており、その結果をもって開発方針を決定します。
リンザゴリクスのアジア地域における技術導出につきましては、一昨年9月に中国においてバイオジェニュイン社(中国)に独占的な開発権及び販売権を許諾したことに続き、昨年11月、シンモサバイオファーマ社(台湾)に台湾における独占的権利を許諾しました。
情報サービス事業、建設請負事業及び物品販売事業における研究開発活動に重要な変更はありません。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果と異なる可能性があります。