四半期報告書-第77期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
(1)経営成績の概況と分析
当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から同年6月30日)の概況
当社グループの主要な需要業界の動向といたしましては、半導体市場は、引き続きデジタル化の進展によるインフラやデバイス需要の拡大により好調でした。フラットパネルディスプレイ市場もパネル生産が堅調に推移しました。又、バイオ医薬品関連市場は引き続き好調でした。自動車生産及びタイヤ生産については、需要の回復基調が継続し、前年を大きく上回りました。
このような状況のもと当社グループにおきましては、グローバル市場での成長性が大きく、当社の強みである技術革新力をより発揮できるデジタルソリューション事業とライフサイエンス事業の事業拡大に注力しました。エラストマー事業につきましては、高い技術力を持ち、国際的な信頼を獲得しておりますが、グローバル競争が激化するなど、事業環境は厳しさを増している状況でした。そのような環境下で、収益改善策と事業構造改革に取り組みつつ、戦略的アプローチの見直しを進めてきた結果、エラストマー事業の今後の成長のために、当社の子会社として新たに設立する日本合成ゴム分割準備株式会社に当社のエラストマー事業を吸収分割の方法により承継させた上で、日本合成ゴム分割準備株式会社の全株式をENEOS株式会社に譲渡することを決定いたしました。国内外の競争法その他の法令等に基づき必要なクリアランス・許認可等の取得をした上で、2022年4月に株式譲渡をする予定です。
これに伴い、当第1四半期連結会計期間より、エラストマー事業を非継続事業に分類しております。この結果、当第1四半期連結累計期間の表示形式に合わせ、前第1四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び関連する要約四半期連結財務諸表注記を一部組み替えて表示しております。
デジタルソリューション事業では、半導体材料事業においては最先端技術に対応した製品の拡販を、ディスプレイ材料事業では引き続き成長が期待される中国市場において競争力のある製品を中心に拡販を進めました。
ライフサイエンス事業では、米国の統括会社が当該事業全体の戦略を主導し、バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO事業)、医薬品の開発受託(CRO事業)を中心に拡大に努め売上収益が大幅に増加しました。
合成樹脂事業では、需要の回復を取り込み売上収益を大きく伸ばし、さらに戦略製品の拡販を進めました。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上収益は823億10百万円(前年同期比21.9%増)、コア営業利益125億51百万円(同56.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益81億63百万円(同623.8%増)となりました。
(単位:百万円)
① デジタルソリューション事業部門
デジタルソリューション事業につきましては、好調な半導体市場を背景とした販売拡大により売上収益は前年同期を上回りました。コア営業利益は、半導体材料の売上収益の増加に伴う利益の増加により、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のデジタルソリューション事業部門の売上収益は前年同期比8.1%増の392億72百万円、コア営業利益は前年同期比34.3%増の104億42百万円となりました。
② ライフサイエンス事業部門
ライフサイエンス事業につきましては、主にCDMO事業、CRO事業及びバイオプロセス材料の販売拡大により売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、成長投資による費用の増加はあったものの、売上収益の増加により前年同期を上回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のライフサイエンス事業部門の売上収益は前年同期比29.6%増の163億34百万円、コア営業利益は前年同期比44.1%増の11億84百万円となりました。
③ 合成樹脂事業部門
合成樹脂事業につきましては、昨年度低迷していた自動車生産の回復を背景に、販売数量を大きく伸ばしたことにより、売上収益は前年同期を上回りました。コア営業利益は、売上収益の増加に伴う利益の増加により、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の合成樹脂事業部門の売上収益は前年同期比46.6%増の237億54百万円、コア営業利益は前年同期比272.2%増の18億61百万円となりました。
(2)財政状態の概況と分析
①資産
当第1四半期連結会計期間の総資産は、エラストマー事業も含めた棚卸資産の増加等により、前期比112億22百万円増の6,839億95百万円となりました。
②負債
当第1四半期連結会計期間の負債は、エラストマー事業も含めた営業債務等の増加等により、前期比75億57百万円増の3,095億93百万円となりました。
③資本
当第1四半期連結会計期間の資本は、利益剰余金の増加等により、前期比36億65百万円増の3,744億1百万円となりました。
なお、当社は、当第1四半期連結会計期間において、当社の子会社として新たに設立する日本合成ゴム分割準備株式会社に当社のエラストマー事業を吸収分割の方法により承継させた上で、日本合成ゴム分割準備株式会社の全株式をENEOS株式会社に譲渡することを決定し、2021年5月11日付で、ENEOS株式会社との間で株式譲渡契約書を締結いたしました。これにより当第1四半期連結会計期間より当社のエラストマー事業に関する資産及び負債を売却目的保有に分類される処分グループに分類しております。本影響等により、売却目的で保有する資産が1,618億83百万円増加、売却目的で保有する資産に直接関連する負債が1,064億52百万円増加しております。
(3)キャッシュ・フローの概況と分析
当第1四半期連結累計期間の現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前年同期比251億50百万円減少し、705億10百万円となりました。
営業活動による資金収支は、150億39百万円の収入(前年同期比7億61百万円の収入減)となりました。主な科目は、税引前四半期利益110億53百万円であります。
投資活動による資金収支は、139億63百万円の支出(前年同期比3億49百万円の支出減)となりました。主な科目は、有形固定資産等の取得による支出134億76百万円であります。
財務活動による資金収支は、79億93百万円の支出(前年同期は318億42百万円の収入)となりました。主な科目は、配当金の支払額64億46百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は仕入品に係る受託研究費を含めて57億77百万円であります。
当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から同年6月30日)の概況
当社グループの主要な需要業界の動向といたしましては、半導体市場は、引き続きデジタル化の進展によるインフラやデバイス需要の拡大により好調でした。フラットパネルディスプレイ市場もパネル生産が堅調に推移しました。又、バイオ医薬品関連市場は引き続き好調でした。自動車生産及びタイヤ生産については、需要の回復基調が継続し、前年を大きく上回りました。
このような状況のもと当社グループにおきましては、グローバル市場での成長性が大きく、当社の強みである技術革新力をより発揮できるデジタルソリューション事業とライフサイエンス事業の事業拡大に注力しました。エラストマー事業につきましては、高い技術力を持ち、国際的な信頼を獲得しておりますが、グローバル競争が激化するなど、事業環境は厳しさを増している状況でした。そのような環境下で、収益改善策と事業構造改革に取り組みつつ、戦略的アプローチの見直しを進めてきた結果、エラストマー事業の今後の成長のために、当社の子会社として新たに設立する日本合成ゴム分割準備株式会社に当社のエラストマー事業を吸収分割の方法により承継させた上で、日本合成ゴム分割準備株式会社の全株式をENEOS株式会社に譲渡することを決定いたしました。国内外の競争法その他の法令等に基づき必要なクリアランス・許認可等の取得をした上で、2022年4月に株式譲渡をする予定です。
これに伴い、当第1四半期連結会計期間より、エラストマー事業を非継続事業に分類しております。この結果、当第1四半期連結累計期間の表示形式に合わせ、前第1四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び関連する要約四半期連結財務諸表注記を一部組み替えて表示しております。
デジタルソリューション事業では、半導体材料事業においては最先端技術に対応した製品の拡販を、ディスプレイ材料事業では引き続き成長が期待される中国市場において競争力のある製品を中心に拡販を進めました。
ライフサイエンス事業では、米国の統括会社が当該事業全体の戦略を主導し、バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO事業)、医薬品の開発受託(CRO事業)を中心に拡大に努め売上収益が大幅に増加しました。
合成樹脂事業では、需要の回復を取り込み売上収益を大きく伸ばし、さらに戦略製品の拡販を進めました。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上収益は823億10百万円(前年同期比21.9%増)、コア営業利益125億51百万円(同56.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益81億63百万円(同623.8%増)となりました。
| (単位:百万円) | |||||||
| 区分 | 前第1四半期 連結累計期間 | 当第1四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
| 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 比率 | ||
| 売上収益 | |||||||
| デジタルソリューション事業 | 36,341 | 53.8% | 39,272 | 47.7% | 2,931 | 8.1% | |
| ライフサイエンス事業 | 12,606 | 18.7% | 16,334 | 19.9% | 3,729 | 29.6% | |
| 合成樹脂事業 | 16,206 | 24.0% | 23,754 | 28.9% | 7,548 | 46.6% | |
| その他事業 | 2,390 | 3.5% | 2,950 | 3.5% | 560 | 23.4% | |
| 調整額 | 0 | 0.0% | △0 | △0.0% | △0 | △200.0% | |
| 合計 | 67,542 | 100.0% | 82,310 | 100.0% | 14,768 | 21.9% | |
| 国内売上収益 | 21,076 | 31.2% | 27,502 | 33.4% | 6,426 | 30.5% | |
| 海外売上収益 | 46,466 | 68.8% | 54,808 | 66.6% | 8,342 | 18.0% | |
(単位:百万円)
| 区分 | 前第1四半期 連結累計期間 | 当第1四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
| 金額 | 売上 収益比 | 金額 | 売上 収益比 | 金額 | 比率 | ||
| コア営業利益 | 8,020 | 11.9% | 12,551 | 15.2% | 4,530 | 56.5% | |
| 親会社の所有者に帰属する 四半期利益 | 1,128 | 1.7% | 8,163 | 9.9% | 7,035 | 623.8% | |
① デジタルソリューション事業部門
デジタルソリューション事業につきましては、好調な半導体市場を背景とした販売拡大により売上収益は前年同期を上回りました。コア営業利益は、半導体材料の売上収益の増加に伴う利益の増加により、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のデジタルソリューション事業部門の売上収益は前年同期比8.1%増の392億72百万円、コア営業利益は前年同期比34.3%増の104億42百万円となりました。
② ライフサイエンス事業部門
ライフサイエンス事業につきましては、主にCDMO事業、CRO事業及びバイオプロセス材料の販売拡大により売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、成長投資による費用の増加はあったものの、売上収益の増加により前年同期を上回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のライフサイエンス事業部門の売上収益は前年同期比29.6%増の163億34百万円、コア営業利益は前年同期比44.1%増の11億84百万円となりました。
③ 合成樹脂事業部門
合成樹脂事業につきましては、昨年度低迷していた自動車生産の回復を背景に、販売数量を大きく伸ばしたことにより、売上収益は前年同期を上回りました。コア営業利益は、売上収益の増加に伴う利益の増加により、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の合成樹脂事業部門の売上収益は前年同期比46.6%増の237億54百万円、コア営業利益は前年同期比272.2%増の18億61百万円となりました。
(2)財政状態の概況と分析
①資産
当第1四半期連結会計期間の総資産は、エラストマー事業も含めた棚卸資産の増加等により、前期比112億22百万円増の6,839億95百万円となりました。
②負債
当第1四半期連結会計期間の負債は、エラストマー事業も含めた営業債務等の増加等により、前期比75億57百万円増の3,095億93百万円となりました。
③資本
当第1四半期連結会計期間の資本は、利益剰余金の増加等により、前期比36億65百万円増の3,744億1百万円となりました。
なお、当社は、当第1四半期連結会計期間において、当社の子会社として新たに設立する日本合成ゴム分割準備株式会社に当社のエラストマー事業を吸収分割の方法により承継させた上で、日本合成ゴム分割準備株式会社の全株式をENEOS株式会社に譲渡することを決定し、2021年5月11日付で、ENEOS株式会社との間で株式譲渡契約書を締結いたしました。これにより当第1四半期連結会計期間より当社のエラストマー事業に関する資産及び負債を売却目的保有に分類される処分グループに分類しております。本影響等により、売却目的で保有する資産が1,618億83百万円増加、売却目的で保有する資産に直接関連する負債が1,064億52百万円増加しております。
(3)キャッシュ・フローの概況と分析
当第1四半期連結累計期間の現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前年同期比251億50百万円減少し、705億10百万円となりました。
営業活動による資金収支は、150億39百万円の収入(前年同期比7億61百万円の収入減)となりました。主な科目は、税引前四半期利益110億53百万円であります。
投資活動による資金収支は、139億63百万円の支出(前年同期比3億49百万円の支出減)となりました。主な科目は、有形固定資産等の取得による支出134億76百万円であります。
財務活動による資金収支は、79億93百万円の支出(前年同期は318億42百万円の収入)となりました。主な科目は、配当金の支払額64億46百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は仕入品に係る受託研究費を含めて57億77百万円であります。