四半期報告書-第77期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日から同年12月31日)の概況
当社グループの主要な需要業界の動向といたしましては、半導体市場はデジタル化の進展によるインフラやデバイス需要の拡大により好調でした。バイオ医薬品関連市場も好調に推移いたしました。
デジタルソリューション事業では、半導体材料事業においては最先端技術に対応した製品の拡販をすすめ、さらに、先端リソグラフィー分野におけるリーダーとしてのポジションを強化するために、米国の次世代EUV用メタルレジストメーカーであるInpria Corporationを子会社化することで、フォトレジストの製品ポートフォリオに将来技術となるメタルレジストを加えました。また、ディスプレイ材料事業では引き続き成長が期待される中国市場において競争力のある製品を中心に拡販を進めました。
ライフサイエンス事業では、米国の統括会社が当該事業全体の戦略を主導し、バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO事業)、医薬品の開発受託(CRO事業)を中心に拡大に努め売上収益が大幅に増加しました。
合成樹脂事業では、主に自動車業界の需要回復を取り込み売上収益を伸ばしました。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益は2,565億94百万円(前年同期比14.7%増)、コア営業利益422億89百万円(同45.0%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益353億72百万円(同430.0%増)となりました。
2021年5月11日開催の取締役会において、当社のエラストマー事業を当社の子会社として新たに設立する日本合成ゴム分割準備株式会社に吸収分割の方法により承継させた上で、2022年4月に当該承継会社の全株式をENEOS株式会社に譲渡することを決定し、ENEOS株式会社との間で株式譲渡契約書を締結いたしました。
これに伴い、第1四半期連結会計期間より、エラストマー事業を非継続事業に分類しております。この結果、当第3四半期連結累計期間の表示形式に合わせ、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間の要約四半期連結損益計算書、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び関連する要約四半期連結財務諸表注記を一部組み替えて表示しております。
① デジタルソリューション事業部門
デジタルソリューション事業につきましては、半導体材料は好調な半導体市場を背景に販売を伸ばし、ディスプレイ材料は中国での拡販を進め、売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、半導体材料の売上収益の増加に伴う利益の増加及びInpria Corporation株式の追加取得による再評価益により、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のデジタルソリューション事業部門の売上収益は前年同期比9.9%増の1,232億89百万円、コア営業利益は前年同期比36.2%増の363億34百万円となりました。
② ライフサイエンス事業部門
ライフサイエンス事業につきましては、主にCDMO事業、CRO事業及びバイオプロセス材料の販売拡大により売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、成長投資による費用の増加はあったものの、売上収益の増加により前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のライフサイエンス事業部門の売上収益は前年同期比32.1%増の533億20百万円、コア営業利益は前年同期比30.4%増の38億40百万円となりました。
③ 合成樹脂事業部門
合成樹脂事業につきましては、昨年度低迷していた自動車生産の回復を背景に、販売数量を大きく伸ばしたことにより、売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、売上収益の増加に伴う利益の増加により、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の合成樹脂事業部門の売上収益は前年同期比28.4%増の706億64百万円、コア営業利益は前年同期比102.1%増の50億50百万円となりました。
(2)財政状態の概況と分析
当社は、第1四半期連結会計期間において、当社の子会社として新たに設立する日本合成ゴム分割準備株式会社に当社のエラストマー事業を吸収分割の方法により承継させた上で、日本合成ゴム分割準備株式会社の全株式をENEOS株式会社に譲渡することを決定し、2021年5月11日付で、ENEOS株式会社との間で株式譲渡契約書を締結いたしました。これにより第1四半期連結会計期間より当社のエラストマー事業に関する資産及び負債を売却目的保有に分類される処分グループに分類しております。本影響等により、当第3四半期連結会計期間末の売却目的保有に分類される処分グループに係る資産が1,737億88百万円増加、売却目的保有に分類される処分グループに係る負債が1,264億34百万円増加しております。
① 資産
当第3四半期連結会計期間の総資産は、エラストマー事業も含めた棚卸資産の増加等により、前期比884億90百万円増加し、7,612億62百万円となりました。
② 負債
当第3四半期連結会計期間の負債は、エラストマー事業も含めた営業債務の増加等により、負債合計で前期比573億77百万円増加し、3,594億13百万円となりました。
③ 資本
当第3四半期連結会計期間の資本は、利益剰余金の増加等により、前期比311億13百万円増加し、4,018億49百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間の現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前年同期比337億2百万円減少し、519億52百万円となりました。
営業活動による資金収支は284億24百万円の収入(前年同期は497億83百万円の収入)となりました。主な科目は税引前四半期利益431億39百万円、減価償却費及び償却費159億83百万円、営業債権及びその他の債権の増加額191億64百万円、法人税等の支払額又は還付額111億9百万円(支出)であります。
投資活動による資金収支は500億7百万円の支出(前年同期は379億91百万円の支出)となりました。主な科目は連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出473億48百万円であります。
財務活動による資金収支は26億33百万円の支出(前年同期は115億59百万円の収入)となりました。主な科目は短期借入金の純増減額222億8百万円(収入)、長期借入金の返済による支出135億44百万円、配当金の支払額139億71百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は185億46百万円であります。
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日から同年12月31日)の概況
当社グループの主要な需要業界の動向といたしましては、半導体市場はデジタル化の進展によるインフラやデバイス需要の拡大により好調でした。バイオ医薬品関連市場も好調に推移いたしました。
デジタルソリューション事業では、半導体材料事業においては最先端技術に対応した製品の拡販をすすめ、さらに、先端リソグラフィー分野におけるリーダーとしてのポジションを強化するために、米国の次世代EUV用メタルレジストメーカーであるInpria Corporationを子会社化することで、フォトレジストの製品ポートフォリオに将来技術となるメタルレジストを加えました。また、ディスプレイ材料事業では引き続き成長が期待される中国市場において競争力のある製品を中心に拡販を進めました。
ライフサイエンス事業では、米国の統括会社が当該事業全体の戦略を主導し、バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO事業)、医薬品の開発受託(CRO事業)を中心に拡大に努め売上収益が大幅に増加しました。
合成樹脂事業では、主に自動車業界の需要回復を取り込み売上収益を伸ばしました。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益は2,565億94百万円(前年同期比14.7%増)、コア営業利益422億89百万円(同45.0%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益353億72百万円(同430.0%増)となりました。
2021年5月11日開催の取締役会において、当社のエラストマー事業を当社の子会社として新たに設立する日本合成ゴム分割準備株式会社に吸収分割の方法により承継させた上で、2022年4月に当該承継会社の全株式をENEOS株式会社に譲渡することを決定し、ENEOS株式会社との間で株式譲渡契約書を締結いたしました。
これに伴い、第1四半期連結会計期間より、エラストマー事業を非継続事業に分類しております。この結果、当第3四半期連結累計期間の表示形式に合わせ、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間の要約四半期連結損益計算書、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び関連する要約四半期連結財務諸表注記を一部組み替えて表示しております。
| (単位:百万円) | |||||||
| 区分 | 前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
| 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 比率 | ||
| 売上収益 | |||||||
| デジタルソリューション事業 | 112,135 | 50.1% | 123,289 | 48.0% | 11,154 | 9.9% | |
| ライフサイエンス事業 | 40,360 | 18.1% | 53,320 | 20.8% | 12,960 | 32.1% | |
| 合成樹脂事業 | 55,054 | 24.6% | 70,664 | 27.6% | 15,610 | 28.4% | |
| その他事業 | 16,179 | 7.2% | 9,322 | 3.6% | △6,857 | △42.4% | |
| 調整額 | 0 | 0.0% | △0 | △0.0% | △0 | -% | |
| 合計 | 223,728 | 100.0% | 256,594 | 100.0% | 32,867 | 14.7% | |
| 国内売上収益 | 76,394 | 34.1% | 84,987 | 33.1% | 8,593 | 11.2% | |
| 海外売上収益 | 147,333 | 65.9% | 171,607 | 66.9% | 24,274 | 16.5% | |
| 区分 | 前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
| 金額 | 売上収益比 | 金額 | 売上収益比 | 金額 | 比率 | ||
| コア営業利益 | 29,163 | 13.0% | 42,289 | 16.5% | 13,126 | 45.0% | |
| 親会社の所有者に帰属する 四半期利益 | 6,674 | 3.0% | 35,372 | 13.8% | 28,698 | 430.0% | |
① デジタルソリューション事業部門
デジタルソリューション事業につきましては、半導体材料は好調な半導体市場を背景に販売を伸ばし、ディスプレイ材料は中国での拡販を進め、売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、半導体材料の売上収益の増加に伴う利益の増加及びInpria Corporation株式の追加取得による再評価益により、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のデジタルソリューション事業部門の売上収益は前年同期比9.9%増の1,232億89百万円、コア営業利益は前年同期比36.2%増の363億34百万円となりました。
② ライフサイエンス事業部門
ライフサイエンス事業につきましては、主にCDMO事業、CRO事業及びバイオプロセス材料の販売拡大により売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、成長投資による費用の増加はあったものの、売上収益の増加により前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のライフサイエンス事業部門の売上収益は前年同期比32.1%増の533億20百万円、コア営業利益は前年同期比30.4%増の38億40百万円となりました。
③ 合成樹脂事業部門
合成樹脂事業につきましては、昨年度低迷していた自動車生産の回復を背景に、販売数量を大きく伸ばしたことにより、売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、売上収益の増加に伴う利益の増加により、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の合成樹脂事業部門の売上収益は前年同期比28.4%増の706億64百万円、コア営業利益は前年同期比102.1%増の50億50百万円となりました。
(2)財政状態の概況と分析
当社は、第1四半期連結会計期間において、当社の子会社として新たに設立する日本合成ゴム分割準備株式会社に当社のエラストマー事業を吸収分割の方法により承継させた上で、日本合成ゴム分割準備株式会社の全株式をENEOS株式会社に譲渡することを決定し、2021年5月11日付で、ENEOS株式会社との間で株式譲渡契約書を締結いたしました。これにより第1四半期連結会計期間より当社のエラストマー事業に関する資産及び負債を売却目的保有に分類される処分グループに分類しております。本影響等により、当第3四半期連結会計期間末の売却目的保有に分類される処分グループに係る資産が1,737億88百万円増加、売却目的保有に分類される処分グループに係る負債が1,264億34百万円増加しております。
① 資産
当第3四半期連結会計期間の総資産は、エラストマー事業も含めた棚卸資産の増加等により、前期比884億90百万円増加し、7,612億62百万円となりました。
② 負債
当第3四半期連結会計期間の負債は、エラストマー事業も含めた営業債務の増加等により、負債合計で前期比573億77百万円増加し、3,594億13百万円となりました。
③ 資本
当第3四半期連結会計期間の資本は、利益剰余金の増加等により、前期比311億13百万円増加し、4,018億49百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間の現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前年同期比337億2百万円減少し、519億52百万円となりました。
営業活動による資金収支は284億24百万円の収入(前年同期は497億83百万円の収入)となりました。主な科目は税引前四半期利益431億39百万円、減価償却費及び償却費159億83百万円、営業債権及びその他の債権の増加額191億64百万円、法人税等の支払額又は還付額111億9百万円(支出)であります。
投資活動による資金収支は500億7百万円の支出(前年同期は379億91百万円の支出)となりました。主な科目は連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出473億48百万円であります。
財務活動による資金収支は26億33百万円の支出(前年同期は115億59百万円の収入)となりました。主な科目は短期借入金の純増減額222億8百万円(収入)、長期借入金の返済による支出135億44百万円、配当金の支払額139億71百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は185億46百万円であります。