四半期報告書-第78期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日から同年12月31日)の概況
当社グループの主要な需要業界の動向は、半導体市場はデータセンターや自動車向けをはじめとした需要により堅調に推移してきましたが、当第3四半期連結会計期間に入り顧客での生産調整の動きが顕著となり需要が減少しております。フラットパネルディスプレイ市場は新型コロナウィルス感染拡大による巣ごもり需要等からの反動でパネル市況の低迷が続いておりましたが、在庫水準適正化に伴い第2四半期連結会計期間を底に緩やかに回復の傾向が見られます。バイオ医薬品市場は引き続き高い成長となりました。
このような中、デジタルソリューション事業では、半導体材料事業において最先端技術に対応した製品の拡販を、ディスプレイ材料事業では引き続き成長が期待される中国市場において競争力のある製品を中心に拡販を進めました。ライフサイエンス事業では、米国の統括会社が当該事業全体の戦略を主導し、バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO事業)、医薬品の開発受託(CRO事業)を中心に拡大に努め売上収益が増加しました。合成樹脂事業では、引き続き戦略製品の拡販を進めました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益は3,129億56百万円(前年同期比22.0%増)、コア営業利益315億11百万円(同25.5%減)となりました。
① デジタルソリューション事業部門
デジタルソリューション事業につきましては、堅調な半導体市場を背景とした販売拡大及び為替が円安に推移したことにより売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、フラットパネルディスプレイ市場の停滞、先行投資の増加、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を契機とする原油価格の高騰による原料代や輸送費の高騰、前年同期に発生したInpria Corporationの完全子会社化による再評価益の剥落等により、前年同期を下回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のデジタルソリューション事業部門の売上収益は前年同期比9.6%増の1,350億75百万円、コア営業利益は前年同期比26.5%減の266億92百万円となりました。
② ライフサイエンス事業部門
ライフサイエンス事業につきましては、主にCDMO事業、CRO事業の販売拡大、診断薬事業の好調及び為替が円安に推移したことにより売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、CDMO事業を行う当社グループのKBI Biopharma, Inc.での新工場の立ち上げに伴う費用の増加等はあるものの、株式会社医学生物学研究所(MBL)での新型コロナウィルス抗原検査キットの販売が好調に推移し、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のライフサイエンス事業部門の売上収益は前年同期比74.5%増の930億47百万円、コア営業利益は前年同期比74.2%増の営業利益66億89百万円となりました。
③ 合成樹脂事業部門
合成樹脂事業につきましては、主な対面市場である自動車市場が回復傾向にあり、販売価格の改定も寄与し、売上収益は前年同期をやや上回りました。
コア営業利益は、原料価格の上昇に伴う売買スプレッドの悪化により、前年同期を下回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の合成樹脂事業部門の売上収益は前年同期比2.2%増の722億50百万円、コア営業利益は前年同期比74.6%減の12億81百万円となりました。
(2)財政状態の概況と分析
① 資産
当第3四半期連結会計期間の総資産は、主にエラストマー事業の譲渡に伴う売却目的保有に分類される処分グループに係る資産の減少により、前期比1,136億56百万円減少し、6,957億14百万円となりました。
② 負債
当第3四半期連結会計期間の負債は、主にエラストマー事業の譲渡に伴う売却目的保有に分類される処分グループに係る負債の減少により、前期比859億57百万円減少し、3,086億74百万円となりました。
③ 資本
当第3四半期連結会計期間の資本は、主に自己株式の取得及び配当金の支払等により、前期比276億99百万円減少し、3,870億40百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間の現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前期比249億26百万円増加し、704億93百万円となりました。
営業活動による資金収支は90億50百万円の収入(前年同期は284億24百万円の収入)となりました。主な科目は税引前四半期利益332億86百万円、法人税等の支払額238億66百万円であります。
投資活動による資金収支は274億52百万円の収入(前年同期は500億7百万円の支出)となりました。主な科目は連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入508億80百万円であります。
財務活動による資金収支は277億90百万円の支出(前年同期は26億33百万円の支出)となりました。主な科目は自己株式の取得による支出301億36百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は仕入品に係る受託研究費を含めて179億79百万円であります。
当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日から同年12月31日)の概況
当社グループの主要な需要業界の動向は、半導体市場はデータセンターや自動車向けをはじめとした需要により堅調に推移してきましたが、当第3四半期連結会計期間に入り顧客での生産調整の動きが顕著となり需要が減少しております。フラットパネルディスプレイ市場は新型コロナウィルス感染拡大による巣ごもり需要等からの反動でパネル市況の低迷が続いておりましたが、在庫水準適正化に伴い第2四半期連結会計期間を底に緩やかに回復の傾向が見られます。バイオ医薬品市場は引き続き高い成長となりました。
このような中、デジタルソリューション事業では、半導体材料事業において最先端技術に対応した製品の拡販を、ディスプレイ材料事業では引き続き成長が期待される中国市場において競争力のある製品を中心に拡販を進めました。ライフサイエンス事業では、米国の統括会社が当該事業全体の戦略を主導し、バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO事業)、医薬品の開発受託(CRO事業)を中心に拡大に努め売上収益が増加しました。合成樹脂事業では、引き続き戦略製品の拡販を進めました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益は3,129億56百万円(前年同期比22.0%増)、コア営業利益315億11百万円(同25.5%減)となりました。
| (単位:百万円) | |||||||
| 区分 | 前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
| 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 比率 | ||
| 売上収益 | |||||||
| デジタルソリューション事業 | 123,289 | 48.0% | 135,075 | 43.2% | 11,786 | 9.6% | |
| ライフサイエンス事業 | 53,320 | 20.8% | 93,047 | 29.7% | 39,728 | 74.5% | |
| 合成樹脂事業 | 70,664 | 27.6% | 72,250 | 23.1% | 1,586 | 2.2% | |
| その他事業 | 9,322 | 3.6% | 12,583 | 4.0% | 3,262 | 35.0% | |
| 調整額 | △0 | △0.0% | - | -% | 0 | -% | |
| 合計 | 256,594 | 100.0% | 312,956 | 100.0% | 56,362 | 22.0% | |
| 国内売上収益 | 84,987 | 33.1% | 112,701 | 36.0% | 27,714 | 32.6% | |
| 海外売上収益 | 171,607 | 66.9% | 200,255 | 64.0% | 28,648 | 16.7% | |
| 区分 | 前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
| 金額 | 売上収益比 | 金額 | 売上収益比 | 金額 | 比率 | ||
| コア営業利益 | 42,289 | 16.5% | 31,511 | 10.1% | △10,778 | △25.5% | |
| 親会社の所有者に帰属する 四半期利益 | 35,372 | 13.8% | 19,619 | 6.3% | △15,753 | △44.5% | |
① デジタルソリューション事業部門
デジタルソリューション事業につきましては、堅調な半導体市場を背景とした販売拡大及び為替が円安に推移したことにより売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、フラットパネルディスプレイ市場の停滞、先行投資の増加、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を契機とする原油価格の高騰による原料代や輸送費の高騰、前年同期に発生したInpria Corporationの完全子会社化による再評価益の剥落等により、前年同期を下回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のデジタルソリューション事業部門の売上収益は前年同期比9.6%増の1,350億75百万円、コア営業利益は前年同期比26.5%減の266億92百万円となりました。
② ライフサイエンス事業部門
ライフサイエンス事業につきましては、主にCDMO事業、CRO事業の販売拡大、診断薬事業の好調及び為替が円安に推移したことにより売上収益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、CDMO事業を行う当社グループのKBI Biopharma, Inc.での新工場の立ち上げに伴う費用の増加等はあるものの、株式会社医学生物学研究所(MBL)での新型コロナウィルス抗原検査キットの販売が好調に推移し、前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のライフサイエンス事業部門の売上収益は前年同期比74.5%増の930億47百万円、コア営業利益は前年同期比74.2%増の営業利益66億89百万円となりました。
③ 合成樹脂事業部門
合成樹脂事業につきましては、主な対面市場である自動車市場が回復傾向にあり、販売価格の改定も寄与し、売上収益は前年同期をやや上回りました。
コア営業利益は、原料価格の上昇に伴う売買スプレッドの悪化により、前年同期を下回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の合成樹脂事業部門の売上収益は前年同期比2.2%増の722億50百万円、コア営業利益は前年同期比74.6%減の12億81百万円となりました。
(2)財政状態の概況と分析
① 資産
当第3四半期連結会計期間の総資産は、主にエラストマー事業の譲渡に伴う売却目的保有に分類される処分グループに係る資産の減少により、前期比1,136億56百万円減少し、6,957億14百万円となりました。
② 負債
当第3四半期連結会計期間の負債は、主にエラストマー事業の譲渡に伴う売却目的保有に分類される処分グループに係る負債の減少により、前期比859億57百万円減少し、3,086億74百万円となりました。
③ 資本
当第3四半期連結会計期間の資本は、主に自己株式の取得及び配当金の支払等により、前期比276億99百万円減少し、3,870億40百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間の現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前期比249億26百万円増加し、704億93百万円となりました。
営業活動による資金収支は90億50百万円の収入(前年同期は284億24百万円の収入)となりました。主な科目は税引前四半期利益332億86百万円、法人税等の支払額238億66百万円であります。
投資活動による資金収支は274億52百万円の収入(前年同期は500億7百万円の支出)となりました。主な科目は連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入508億80百万円であります。
財務活動による資金収支は277億90百万円の支出(前年同期は26億33百万円の支出)となりました。主な科目は自己株式の取得による支出301億36百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は仕入品に係る受託研究費を含めて179億79百万円であります。