四半期報告書-第47期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 13:11
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費は力強さに欠け、製造業では中国向けを中心とした輸出減少や生産活動の低迷が見られるなど、景気減速に対する懸念が強まりました。海外の経済情勢においても、米中通商交渉の長期化や中東情勢の不安定化、中国経済の減速など、全体的に先行き不透明な状況が続きました。
当社関連のエレクトロニクス市場は、スマートフォンなどの消費減速により、関連する輸出や設備投資に弱さが見られたものの、車載の電装化や生産設備の自動化・省人化、AI・IoTなど、次世代の成長市場に向けた高付加価値品の需要が総じて底堅く推移しました。
このような中、当社グループはこれらの成長市場に向けて、材料技術や製造技術による差別化製品の開発や拡販を推し進め、中長期的な成長に向けた活動に努めました。
以上の結果、売上高10,382百万円(前年同期比11.3%増)、営業利益2,233百万円(前年同期比8.9%増)、経常利益2,203百万円(前年同期比2.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,515百万円(前年同期比0.4%増)となりました。
当第1四半期における連結の総資産は63,899百万円となり、前期末と比較して1.1%減少しました。
負債は8,215百万円となり、前期末と比較して15.1%減少しました。これは主に未払法人税等の減少によるものであります。純資産は55,683百万円となり、前期末と比較して1.3%増加しました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントごとの業績をより適切に評価管理するため、当社の全社費用等を見直し、事業セグメントの利益又は損失の算出方法の変更を行っております。そのため、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を当該変更後の数値で比較しております。
①セラミック部品事業
当事業における市況は、米中通商交渉などの不安定な国際情勢に端を発した消費の減速や、世界経済の減速懸念による生産調整、設備投資や生産拠点の見直しなど、不透明な状況が続きました。
このような中、当社グループはさらなる企業成長に向けて、車載関連では電装化や安全対策用途、AI・IoT関連や次世代高速通信関連ではノイズ対策や小型化など、差別化製品の開発や開拓・拡販を行ってまいりました。
以上の結果、売上高8,388百万円(前年同期比9.9%増)、セグメント利益2,196百万円(前年同期比3.9%増)となりました。
②照明機器事業
当事業における市況は、省エネ性が高く環境に配慮した機器への交換需要などが堅調に推移しました。
このような中、当社グループは、高輝度性能や配光性能の技術向上、高演色光源や調光制御による豊かな光の追求など、競争力の高い差別化製品の開発に注力し、収益性の向上に取り組んでまいりました。
以上の結果、売上高1,994百万円(前年同期比17.4%増)、セグメント利益133百万円(同173.1%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、284百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
2019年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「資本の財源及び資金の流動性についての分析 財務政策」に記載した内容から重要な変更はありません。