四半期報告書-第48期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/10 16:13
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症により落ち込んだ経済活動が回復する動きが見られましたが、感染症が再拡大するなど、先行きは不透明な状況となりました。
エレクトロニクス市場においては、通信速度の高速化や通信ネットワークの増強、情報通信技術の用途の拡がりに伴い、半導体関連市場の需要は高まりました。また、各国が掲げる脱炭素の実現に向けた取り組みが、材料や電子部品の小型化・高性能化などの要求を高め、中長期的に成長する市場となってきました。
このような状況の中、MARUWAグループにおきましてはこれまで培ってきた材料技術や要素技術を融合することにより技術革新を推し進め、将来を見据えたEVなどへの技術開発のための設備投資、開発投資に重点を置いた経営を行っております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比0.8%減の30,569百万円となりました。営業利益は、前年同期比13.1%増の7,573百万円となりました。経常利益は前年同期比9.2%増の7,413百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比24.3%増の5,078百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、75,751百万円となり、前連結会計年度末と比較して7.2%増加しました。
負債は11,594百万円となり、前連結会計年度末と比較して3.3%増加しました。純資産は64,157百万円となり、前連結会計年度末と比較して7.9%増加しました。
この結果、自己資本比率は84.7%となっております。
セグメントの業績は次のとおりです。
①セラミック部品事業
当事業においては、今後のさらなる成長に向けて収益構造の改革を図るため、成長分野への積極的な投資や改善活動、拡販活動を進めてまいりました。
このような結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比3.8%増の24,704百万円、セグメント利益は前年同期比10.5%増の7,386百万円となりました。
②照明機器事業
当事業においては、数量を求めた収益性の低い製品から、付加価値の高い高性能製品への変更や生産性の改善などの活動を行ってまいりました。
このような結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比16.5%減の5,865百万円となりましたが、セグメント利益は前年同期比13.0%増の804百万円となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、942百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「資本の財源及び資金の流動性についての分析 財務政策」に記載した内容から重要な変更はありません。