四半期報告書-第48期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大により落ち込んだ経済活動に持ち直しの動きが見られるものの、個人消費の低迷、米中の貿易摩擦の影響により、依然として不透明な状況が続きました。
エレクトロニクス市場においては、次世代高速通信への投資やテレワークの推進による働き方の変化に伴う通信ネットワークの増強など、今後も成長が見込まれる新たな需要が喚起されましたが、自動車関連やスマートフォン関連等の需要は低迷し、市場全体としては厳しい状況が続きました。
このような状況の中、MARUWAグループにおきましては、これまで培ってきた材料技術や要素技術を融合することにより技術革新を推し進めるとともに、生産性の向上や技術開発のための設備投資、開発投資に重点を置いた経営を行っております。同時に、事業部の資産評価に関しては厳しい見方を行っており、2年前に事業譲受いたしました高純度炭化ケイ素(SiC)半導体部品事業を、本年土岐工場完成を機に移転しました。その際にたな卸資産の厳格な査定により承継時の在庫の廃棄処分を行いました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比4.0%減の19,533百万円となりました。営業利益は、戦略的な高付加価値製品の増加や生産性向上などによる利益率の改善に努めた結果、前年同期比12.9%増の4,685百万円となり、第2四半期連結累計額としては、過去最高益となりました。経常利益は前年同期比11.2%増の4,644百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比10.0%増の3,154百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の財政状態といたしましては、総資産は74,181百万円となり、前連結会計年度末と比較して5.0%増加しました。
負債は11,716百万円となり、前連結会計年度末と比較して4.4%増加しました。
純資産は62,464百万円となり、前連結会計年度末と比較して5.1%増加しました。
この結果、自己資本比率は84.2%となっております。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
①セラミック部品事業
当事業においては、今後のさらなる成長に向け収益構造の改革を図るため、厳格な査定、成長分野への積極的な投資を行っております。結果、2018年12月に承継した事業から引き継いだたな卸資産の一部183百万円の廃棄処分と一部設備廃棄を行いました。同時に、成長投資として半導体部品事業関連に大幅な設備投資を行いました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比0.1%増の15,990百万円、セグメント利益は前年同期比5.7%増の4,671百万円となりました。
②照明機器事業
当事業においては、数量を求めた収益性の低い商品から、付加価値の高い性能特性商品の変更により、当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比18.8%減の3,543百万円、セグメント利益は前年同期比121.2%増の419百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の残高は、32,568百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状態とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動から得たキャッシュは6,319百万円となり、前年同期比394百万円の増加となりました。主な要因は、売上債権やたな卸資産が減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用したキャッシュは3,391百万円となり、前年同期比1,286百万円の増加となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動から得たキャッシュは478百万円(前年四半期は358百万円の使用)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入によるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、616百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大により落ち込んだ経済活動に持ち直しの動きが見られるものの、個人消費の低迷、米中の貿易摩擦の影響により、依然として不透明な状況が続きました。
エレクトロニクス市場においては、次世代高速通信への投資やテレワークの推進による働き方の変化に伴う通信ネットワークの増強など、今後も成長が見込まれる新たな需要が喚起されましたが、自動車関連やスマートフォン関連等の需要は低迷し、市場全体としては厳しい状況が続きました。
このような状況の中、MARUWAグループにおきましては、これまで培ってきた材料技術や要素技術を融合することにより技術革新を推し進めるとともに、生産性の向上や技術開発のための設備投資、開発投資に重点を置いた経営を行っております。同時に、事業部の資産評価に関しては厳しい見方を行っており、2年前に事業譲受いたしました高純度炭化ケイ素(SiC)半導体部品事業を、本年土岐工場完成を機に移転しました。その際にたな卸資産の厳格な査定により承継時の在庫の廃棄処分を行いました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比4.0%減の19,533百万円となりました。営業利益は、戦略的な高付加価値製品の増加や生産性向上などによる利益率の改善に努めた結果、前年同期比12.9%増の4,685百万円となり、第2四半期連結累計額としては、過去最高益となりました。経常利益は前年同期比11.2%増の4,644百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比10.0%増の3,154百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の財政状態といたしましては、総資産は74,181百万円となり、前連結会計年度末と比較して5.0%増加しました。
負債は11,716百万円となり、前連結会計年度末と比較して4.4%増加しました。
純資産は62,464百万円となり、前連結会計年度末と比較して5.1%増加しました。
この結果、自己資本比率は84.2%となっております。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
①セラミック部品事業
当事業においては、今後のさらなる成長に向け収益構造の改革を図るため、厳格な査定、成長分野への積極的な投資を行っております。結果、2018年12月に承継した事業から引き継いだたな卸資産の一部183百万円の廃棄処分と一部設備廃棄を行いました。同時に、成長投資として半導体部品事業関連に大幅な設備投資を行いました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比0.1%増の15,990百万円、セグメント利益は前年同期比5.7%増の4,671百万円となりました。
②照明機器事業
当事業においては、数量を求めた収益性の低い商品から、付加価値の高い性能特性商品の変更により、当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比18.8%減の3,543百万円、セグメント利益は前年同期比121.2%増の419百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の残高は、32,568百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状態とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動から得たキャッシュは6,319百万円となり、前年同期比394百万円の増加となりました。主な要因は、売上債権やたな卸資産が減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用したキャッシュは3,391百万円となり、前年同期比1,286百万円の増加となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動から得たキャッシュは478百万円(前年四半期は358百万円の使用)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入によるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、616百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。