四半期報告書-第116期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にありますが、このところ持ち直しの動きがみられてきております。
当社グループの主力品種である18L缶につきましては、主な需要分野である塗料向けが、前年対比の減少幅が縮小いたしました。また、政府によるGoToトラベルやGoToイートの需要喚起策の実施により、油糧向け出荷数量は、大きく改善しました。化学向けにつきましても、コロナ対策の消毒アルコールや軟包装材印刷インキ向けが堅調に推移し、当第3四半期は前年対比で増加いたしました。
一方、美術缶につきましては、巣籠の影響による伸びが止まりましたが、コロナ対策にもなる抗菌塗料の増加に支えられ堅調に推移しております。
このような中、当社グループ(当社及び連結子会社)の当第3四半期連結累計期間の売上高は、7,593百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益は73百万円(前年同期比4.7%増)、経常利益は113百万円(前年同期比4.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は166百万円(前年同期比181.4%増)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
①金属缶製造販売事業
製品別売上高 (単位:百万円、%)
金属缶製造販売事業の売上高は7,470百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益は7百万円(前年同期比18.4%減)となりました。
②不動産賃貸事業
不動産賃貸事業の売上高は123百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は66百万円(前年同期比7.9%増)となりました。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は6,861百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,111百万円増加いたしました。これは主に電子記録債権が659百万円、その他(主に前渡金)が359百万円増加したことによるものであります。固定資産は9,412百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,366百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が102百万円、無形固定資産が48百万円減少し、投資その他の資産が1,516百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は16,273百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,478百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は5,797百万円となり、前連結会計年度末に比べ978百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が394百万円、1年内返済予定の長期借入金が123百万円、未払法人税等が65百万円、設備関係支払手形が60百万円、その他(主に前受金)が368百万円増加し、賞与引当金が33百万円減少したことによるものであります。固定負債は3,751百万円となり、前連結会計年度末に比べ316百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が180百万円減少し、繰延税金負債が466百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は9,549百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,294百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、6,724百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,183百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が126百万円、その他有価証券評価差額金が1,033百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は36.2%(前連結会計年度末は34.2%)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、747千円であります。
また、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
①需要動向
当社グループを取り巻く事業環境は、全世界での新型コロナウイルス感染症患者の増加による影響を受けて、長期にわたる輸出の低迷や外出自粛を受けての国内産業の活動水準の低下、少子高齢化、容器素材の多様化による金属缶の需要減少に直面しております。そんな中、鉄鋼メーカーと一体となって、地球環境にやさしいLCAの優位性のある容器であるということをお客様に積極的にアピールを行い、微力ではありますが持続可能な社会構築の一助になるべく取り組んでまいります。
②コストアップ要因
主原料である鉄鋼薄板価格の高止まり、人手不足による人件費増、エネルギーコストの上昇、深刻な運転手不足による輸送費の増加等のコストアップ要因により、引続き収益の圧迫要因となっております。
当社グループといたしましては、引続き生産効率と輸送効率の改善に努めるとともに、お客様にコストアップの状況を丁寧に説明し続けてまいります。
③金融情勢の動向
当社グループの有利子負債は引続き高水準にあり、今後の金融情勢によっては収益の圧迫要因となる可能性を抱えております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にありますが、このところ持ち直しの動きがみられてきております。
当社グループの主力品種である18L缶につきましては、主な需要分野である塗料向けが、前年対比の減少幅が縮小いたしました。また、政府によるGoToトラベルやGoToイートの需要喚起策の実施により、油糧向け出荷数量は、大きく改善しました。化学向けにつきましても、コロナ対策の消毒アルコールや軟包装材印刷インキ向けが堅調に推移し、当第3四半期は前年対比で増加いたしました。
一方、美術缶につきましては、巣籠の影響による伸びが止まりましたが、コロナ対策にもなる抗菌塗料の増加に支えられ堅調に推移しております。
このような中、当社グループ(当社及び連結子会社)の当第3四半期連結累計期間の売上高は、7,593百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益は73百万円(前年同期比4.7%増)、経常利益は113百万円(前年同期比4.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は166百万円(前年同期比181.4%増)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
①金属缶製造販売事業
製品別売上高 (単位:百万円、%)
前年同四半期 | 当第3四半期 | 前年同四半期比 | ||||
金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 増減率 | |
18L缶 | 5,261 | 69.1 | 4,942 | 66.2 | △318 | △6.1 |
美術缶 | 1,982 | 26.0 | 2,093 | 28.0 | 110 | 5.6 |
その他 | 371 | 4.9 | 434 | 5.8 | 62 | 16.9 |
計 | 7,615 | 100 | 7,470 | 100 | △145 | △1.9 |
金属缶製造販売事業の売上高は7,470百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益は7百万円(前年同期比18.4%減)となりました。
②不動産賃貸事業
不動産賃貸事業の売上高は123百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は66百万円(前年同期比7.9%増)となりました。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は6,861百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,111百万円増加いたしました。これは主に電子記録債権が659百万円、その他(主に前渡金)が359百万円増加したことによるものであります。固定資産は9,412百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,366百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が102百万円、無形固定資産が48百万円減少し、投資その他の資産が1,516百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は16,273百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,478百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は5,797百万円となり、前連結会計年度末に比べ978百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が394百万円、1年内返済予定の長期借入金が123百万円、未払法人税等が65百万円、設備関係支払手形が60百万円、その他(主に前受金)が368百万円増加し、賞与引当金が33百万円減少したことによるものであります。固定負債は3,751百万円となり、前連結会計年度末に比べ316百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が180百万円減少し、繰延税金負債が466百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は9,549百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,294百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、6,724百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,183百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が126百万円、その他有価証券評価差額金が1,033百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は36.2%(前連結会計年度末は34.2%)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、747千円であります。
また、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
①需要動向
当社グループを取り巻く事業環境は、全世界での新型コロナウイルス感染症患者の増加による影響を受けて、長期にわたる輸出の低迷や外出自粛を受けての国内産業の活動水準の低下、少子高齢化、容器素材の多様化による金属缶の需要減少に直面しております。そんな中、鉄鋼メーカーと一体となって、地球環境にやさしいLCAの優位性のある容器であるということをお客様に積極的にアピールを行い、微力ではありますが持続可能な社会構築の一助になるべく取り組んでまいります。
②コストアップ要因
主原料である鉄鋼薄板価格の高止まり、人手不足による人件費増、エネルギーコストの上昇、深刻な運転手不足による輸送費の増加等のコストアップ要因により、引続き収益の圧迫要因となっております。
当社グループといたしましては、引続き生産効率と輸送効率の改善に努めるとともに、お客様にコストアップの状況を丁寧に説明し続けてまいります。
③金融情勢の動向
当社グループの有利子負債は引続き高水準にあり、今後の金融情勢によっては収益の圧迫要因となる可能性を抱えております。