有価証券報告書-第114期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

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2019/06/27 14:09
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【項目】
155項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続きました。海外経済が回復する下で、輸出や生産の持ち直しが続くとともに、雇用・所得環境の改善が続く中、個人消費の持ち直しが続き、企業収益が過去最高を記録する中で設備投資が増加するなど、経済の好循環は確実に回りつつあります。
但し、昨年6月から9月に相次いだ自然災害により、個人消費や輸出を中心に経済は一時的に押し下げられました。
このような中、当社グループの当連結会計年度の販売実績は、10,335百万円(前年同期比0.02%減)となりました。
a.財政状態
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は5,902百万円となり、前連結会計年度末に比べ173百万円減少いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が225百万円減少し、現金及び預金が57百万円増加したことによるものであります。固定資産は7,947百万円となり、前連結会計年度末に比べ203百万円増加いたしました。これは主に無形固定資産が22百万円、投資その他の資産が184百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は13,850百万円となり、前連結会計年度末に比べ30百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は4,892百万円となり、前連結会計年度末に比べ39百万円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が15百万円、未払法人税等が58百万円、設備関係支払手形が76百万円、その他流動負債が61百万円増加し、支払手形及び買掛金が112百万円、短期借入金が60百万円減少したことによるものであります。固定負債は3,517百万円となり、前連結会計年度末に比べ236百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が300百万円減少し、繰延税金負債が34百万円、退職給付に係る負債が28百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は8,409百万円となり、前連結会計年度末に比べ197百万円減少いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、5,440百万円となり、前連結会計年度末に比べ228百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益123百万円及び剰余金の配当40百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は33.4%(前連結会計年度末は32.0%)となりました。
b.経営成績
当社グループの主力製品である18L缶は低迷する需要により、前年度比1%減の出荷量となりました。
美術缶につきましては、家庭塗料の減、建築用の樹脂原料並びに塗料の減、新聞インキの減、少子高齢化・人手不足並びに在庫調整等による食缶の減少により、販売実績は、2,756百万円(前年同期比3.2%減)となりました。
上記の売上高を受け、当連結会計年度の売上総利益は1,420百万円(前年同期比3.9%増)、販売費及び一般管理費につきましては、1,359百万円(前年同期比3.8%増)となり、営業利益は61百万円(前年同期比7.5%増)、経常利益は203百万円(前年同期比25.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は123百万円(前年同期比29.5%減)となりました。
なお、当社グループは金属缶の専業メーカーとして、18L缶及び美術缶の製造、販売の単一事業を行っており、当該事業以外に事業の種類はないこと、及び本邦以外の国又は地域に所在する在外支店がないこと、によりセグメント情報の記載を省略いたします。また、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。」)は、前連結会計年度末に比べ57百万円増加し、当連結会計年度末には365百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は774百万円(前年同期比144.0%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益198百万円、減価償却費418百万円、売上債権の減少208百万円、仕入債務の減少112百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は319百万円(前年同期比11.4%減)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出269百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は397百万円(前年同期比11.6%減)となりました。これは主に長短有利子負債の減少345百万円、配当金の支払40百万円、自己株式の取得による支出16百万円等によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績を単一セグメント内の製品別に示すと次のとおりであります。
単一セグメント内製品区分当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
前年同期比(%)
18L缶 (千円)6,296,7710.1
美術缶 (千円)2,114,169△3.4
その他 (千円)329,70612.5
計 (千円)8,740,646△0.4

(注)金額は販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注状況を単一セグメント内の製品別に示すと次のとおりであります。
単一セグメント内
製品区分
受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
18L缶6,970,3500.8159,7792.6
美術缶2,689,50511.6107,81743.9
その他436,521△40.616,005△26.1
10,096,3770.4283,60212.4

(注)金額は販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績を単一セグメント内の製品別に示すと次のとおりであります。
単一セグメント内製品区分当連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
前年同期比(%)
18L缶 (千円)7,035,5091.1
美術缶 (千円)2,756,161△3.2
その他 (千円)543,5552.3
計 (千円)10,335,226△0.0

(注)1.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
金額(千円)割合(%)とよ金額(千円)割合(%)
株式会社明治1,605,01115.51,603,68015.5
西部容器株式会社1,480,98514.31,499,34314.5

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。
a.販売実績
当社グループの当連結会計年度の販売実績は、10,335百万円となりました。
主力製品である18L缶の売上は、7,035百万円となりました。
美術缶につきましても堅調に受注が推移した事から、販売実績は2,756百万円となりました。
b.損益実績
上記の販売実績を受け、当連結会計年度の売上総利益は1,420百万円(前年同期比3.9%増)、販売費及び一般管理費につきましては、1,359百万円(前年同期比3.8%増)となり、営業利益は61百万円(前年同期比7.5%増)、経常利益は203百万円(前年同期比25.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は123百万円(前年同期比29.5%減)となりました。
③資本の財源及び資金の流動性
a.キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は365百万円となり、前連結会計年度末に比べ57百万円増加いたしました。これは営業活動の結果得られた資金が774百万円、投資活動の結果使用した資金が319百万円、財務活動の結果使用した資金397百万円によるものであります。
その結果有利子負債残高は、3,336百万円となりました。
上記の他、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております
b.契約債務
2019年3月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。
年度別要支払額(千円)
契約債務合計1年以内1年超3年以内3年超5年以内5年超
短期借入金20,00020,000---
長期借入金3,312,019972,3251,534,179424,090381,425
リース債務4,1951,1982,397599-

上記の表において、連結貸借対照表の1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めており、リース債務は流動負債と固定負債のリース債務の合計です。
c.財務政策
当社グループは、運転資金及び設備資金等につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。このうち、借入につきましては、運転資金については短期借入金で、設備投資等の長期資金は長期借入金で調達することを基本としております。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
①需要動向
当社グループを取り巻く事業環境は、容器素材の多様化、少子高齢化に加え、度重なる自然災害の影響もあり、スチール缶の需要減少が継続しており、厳しい競争が続いております。
②コストアップの要因
主原料である鉄鋼薄板価格の高止まり、人手不足による人件費増、エネルギーコストの上昇、深刻な運転手不足による輸送費の増加等のコストアップ要因により、引続き収益の圧迫要因となっております。
当社グループといたしましては、引続き生産効率と輸送効率の改善に努力してまいります。
③金融情勢の動向
前述のとおり、当社グループの有利子負債は引続き高水準にあり、今後の金融情勢によっては収益の圧迫要因となる可能性を抱えております。
(4)経営戦略の現状と見通し
当社グループは、2019年度末までの3年間を実行期間とする中期経営計画を策定しております。
経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、連結売上高、株主資本利益率、負債資本倍率(デット・エクイティ・レシオ)を重要な経営指標と位置づけております。
当連結会計年度は、連結売上目標10,000百万円に対し、10,335百万円(+3.4%)となりました。
株主資本利益率は、目標5.0%に対し、4.5%(△0.5%)、負債資本倍率(デット・エクイティ・レシオ)は0.7となり、目標の1.0倍未満を達成いたしました。引き続き当該指標の改善に向けて取り組んでまいります。

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