四半期報告書-第118期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/09 9:11
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスワクチン接種の進展に伴い、経済活動が正常化に向かう中で、欧米、中国等を中心に景気回復が継続しており、当社グループの主力であるポンプ事業を取り巻く環境も、主要顧客である化学業界において、特に海外での設備投資が再開し始めるなど明るい兆しが見えつつあります。一方、世界的な半導体不足に加え、東南アジアでの変異株による新型コロナウイルス感染再拡大によって生じた部品供給不足が各国の生産活動に影響を及ぼしつつあり、当社グループにおいては、特に自動車の減産により、電子部品事業が影響を受けております。
このような経済情勢の中、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は25,962百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,077百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が1,217百万円増加したことによるものであります。固定資産は10,797百万円となり、前連結会計年度末に比べ51百万円増加いたしました。
この結果、総資産は、36,760百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,128百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は6,319百万円となり、前連結会計年度末に比べ602百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が473百万円増加したことによるものであります。固定負債は1,188百万円となり、前連結会計年度末に比べ108百万円増加いたしました。
この結果、負債合計は、7,508百万円となり、前連結会計年度末に比べ711百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は29,252百万円となり、前連結会計年度末に比べ417百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が487百万円、為替換算調整勘定が516百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は79.1%(前連結会計年度末は80.5%)となりました。
②経営成績
当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は、10,179百万円(前期比6.1%増)となりました。利益面につきましては、主にポンプ事業の中国市場における売上の増加により、営業利益は1,063百万円(同15.1%増)、為替差益17百万円の発生等により、経常利益は1,237百万円(同24.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は802百万円(同4.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ポンプ事業)
ポンプ事業は、日本市場、東南アジア市場等が減少したものの、中国市場において主にケミカル機器モータポンプが増加したこと等から、堅調に推移しました。
その結果、売上高は9,168百万円(前年同期比4.9%増)、連結売上高に占める割合は90.1%となりました。また、営業利益は、人件費、研究開発費、輸送費等の販売費及び一般管理費の増加により、1,026百万円(同1.0%減)となりました。
(電子部品事業)
電子部品事業は、売上高は761百万円(前年同期比17.9%増)、連結売上高に占める割合は7.5%となりました。
また、営業利益は、当第2四半期連結会計期間において、自動車の減産による影響を受けたことから、3百万円(前年同期は158百万円の営業損失)となりました。
(その他)
その他は、売上高は248百万円(前年同期比16.5%増)、連結売上高に占める割合は2.4%となりました。
また、営業利益は、売上は増加したものの、粗利率の悪化、販売費及び一般管理費の増加により、32百万円(同28.1%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動によるキャッシュ・フロー439百万円及び財務活動によるキャッシュ・フロー1,069百万円の資金支出があったものの、営業活動によるキャッシュ・フロー2,388百万円の資金獲得により、前連結会計年度末に比べ1,162百万円増加し、12,973百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、2,388百万円(前年同四半期は1,580百万円の獲得)となりました。これは、主として税金等調整前四半期純利益1,224百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は、439百万円(前年同四半期は195百万円の使用)となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出411百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、1,069百万円(前年同四半期は588百万円の使用)となりました。これは、主として自己株式の取得による支出643百万円によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、238百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。